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_2018.01.27  集合イラストをGALLERYに移動しました
_2017.02.21  GALLERYを更新しました(シオン)
_2016.11.11  GALLERYを更新しました(綾)

こちらの続きです。
間が開いてしまい申し訳ありません。
ラフの状態で読みにくいと思いますが、製本の段階で清書します。


 美樹の突進に蓮斗は一瞬早く反応し、久留美のシャツの襟をつかで真横に跳んだ。蓮斗の異様な素早さに美樹は少しだけ目を見開いた。美樹の手甲をはめた拳が鋭い音を立てて空を切る。視界の隅で蓮斗と目が合った。蓮斗は軽く口角を上げると、久留美の背中を押す。自分の胸に飛び込んできた久留美を美樹はとっさに受け止める。
「久留美!」と、美樹が久留美の顔を覗き込みながら叫んだ。
「えっ? あ……? は、蓮斗さん、なんで……?」
 久留美は熱病に冒された様なぼうっとした視線で蓮斗を追う。
「時間だ……」と、美樹を見ながら蓮斗が言った。口だけで笑っている様な表情をしている。「ようやく、夢が叶うんだ……」
 蓮斗は美樹の方を向いたままジリジリと扉の方へ移動しながら、ポケットから茶色い瓶を取り出して静かに床に置いた。
「……チャームの解毒剤だ。久留美ちゃんに使ってあげてくれ」
「なっ? そんなもの誰が信じるか!」と、美樹が吠える。
「だったらそのまま放っておけよ……。久留美ちゃんが今後まともな人生を送れなくなってもいいならな」と、蓮斗が言った。「俺は俺を好きになってくれるものが好きなんだ……。こいつは経口摂取で大丈夫だ。すぐに効く」
 蓮斗は薬瓶を蹴って美樹の方に転がすと、扉から素早く出ていった。部屋には美樹と久留美だけが忘れ物の様に残された。
「久留美! しっかりしろ!」
 美樹はハッと気がつき、久留美に再度声をかける。
「あ……先輩?」と、久留美がゆっくりと美樹の顔を見ながら言った。定まらなかった瞳の焦点がようやく美樹の顔で定まる。「先輩……蓮斗さんは……? もっとお腹……苦しくしてほしいんです。先輩でもいいです……私のお腹……ぐぽぐぽして虐めて下さい……」
 さっと顔に寒気が走った美樹の太ももに、かつん……と薬瓶が当たった。ラベルが貼られていない栄養ドリンクの様な茶色い小瓶。
 美樹は迷ったが、意を決して瓶を手に取った。
「久留美……これを飲め……」と、美樹は瓶のキャップを開けて久留美に差し出した。もう迷ってはいられなかった。今まで人妖に敗北した戦闘員やオペレーターが後遺症に苦しむ様子を何人も見てきた。後遺症は薬物である程度は抑えられるとはいえ、対症療法でしかなく、身体への負担も少なくはない。久留美にあの様な辛い思いはさせられないし、仮にもしこの解毒剤が本物であれば、分析すれば後遺症に苦しんでいる人々も助かるかもしれない。
 美樹はキャップに少しだけ中身を移し、瓶を久留美に差し出した。久留美は素直にこくこくと中身を少しずつ飲み込んでゆく。飲み終えたところで美樹は瓶の口を拭き、キャップに注いだ薬液をビンに戻して蓋を閉めた。
「……あ」
 久留美の瞳に光が戻ってくる。寝ぼけた子供の目が完全に醒める様に、不思議そうに美樹の姿を見た。
「久留美?」と美樹が聞いた。
「あ……先輩? 私……何を……? 私……病院で……それから……私……先輩……先輩!」
 久留美が美樹の首に腕を回す。胸に顔を付けて泣いている久留美の頭を、美樹がゆっくりと撫でた。
「大丈夫だ……落ち着け……」
「私……何してたんですか……? 怖い……」
「説明は後だ……とにかく今は避難するぞ」と、美樹が言いながら久留美の手を引いて二人で立ち上がる。久留美がぎょっとした様に美樹の全身……正確には戦闘服姿の美樹を見た。
「……先輩……あの……何ですかその格好?」
「……その説明も後だ」
「いえ、かっこいいです……なんだかすごく強そうで……」
 久留美がうっとりと溜息をつきながら言った。どうやら本心から言っているらしい。どうやって状況や戦闘服について説明しようかと悩みのタネは増えたが、少なくとも戦闘服のシオンがここにいなくて良かったと美樹は思った。
 久留美の手を引いて地下室を出て一階に上がる。
 玄関ホールに蓮斗の姿は見えない。
 開けっ放しの玄関からは雪が吹き込んでいた。
 二階に人の気配がして、美樹は身を屈めながら壁伝いに出入り口の扉へと向かった。久留美を連れて再び戦闘になるのはまずい。滑り込ませる様にして出入り口を出て、石畳を走った。正面には背の高い剣先の様な門が見える。
 ふと、門の外に小さな灯りが見えた。
 車のポジションランプだ。
 警戒しながら近づくと、黒塗りのレクサスから初老の男性が降りてきた。
「鷹宮様?」
 初老の男性は驚いた様に声をかけた。美樹も知った顔で、シオンの運転手をしている男性だ。
「……山岡さん? なぜここに?」と、美樹が聞いた。
「お嬢様をここまでお送りしたのです。ちょうど二時間ほど前になりますが……お嬢様からは帰るように言われたのですが、心配で居ても立っても居られず……」
「シオンも……」来ている、と美樹は思った。自分がここに来ることは伝えてはいないが、シオンの異様に鋭い勘はごまかせなかったらしい。美樹が建物を振り返る。この中のどこかにシオンもいるのだ。
「山岡さん……すみませんが、久留美を預かっていただけませんか? あと、これを……」美樹は久留美に飲ませた薬瓶を山岡に手渡した。「もし私が戻らなかったら、組織の人間に渡してください。その際に『チャームの解毒剤』と伝えていただければ」
「……承知しました。さ、こちらに……」
 山岡が後部座席のドアを開けて久留美を促す。久留美は戸惑いながらも「先輩」と美樹を振り返って声をかけた。「あの……私、何もわからないですけど……先輩たちのこと、本当に好きですから! シオン会長も、美樹先輩も!」
 久留美は泣いていた。
 強いな……と美樹は思った。訳のわからない事件に巻き込まれ、本来であれば全てを恨んでもいいはずなのに。いつの間にか後輩は大きく成長していたらしい。美樹はポケットからショートホープとジッポーライターを取り出して一本に火をつけた。
「預かっておいてくれ……」と、美樹はタバコの箱とライターを久留美に渡して、二人に煙がかからない様に雪の降る空を見上げて煙を吐き出した。「戻ったら吸う」と言って、美樹は建物に向かって走った。

DL.siteさんでも [ERROR CODE: AYA -ASPHYXIA-] _006が 発売開始されました。
内容はBOOTHさんのものと同じになります。
よろしくお願いいたします。

※過去に発売したものの再販になります


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↓↓↓DL.siteさん販売ページ↓↓↓
[ERROR CODE: AYA -ASPHYXIA-] _006

↓↓↓BOOTHさん販売ページ↓↓↓

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現在発売中の[DOPE]にウニコーンさんがゲスト原稿を描いてくださいました!
購入されている方はお手数ですが再ダウンロードをお願いいたします。

ゲスト



↓↓↓作品ページ↓↓↓

[DOPE] _017

DL販売第2弾として、総集編 [GHØSTS] が登録されました。
これを機に製本版(完売)の時はモノクロだった挿絵をフルカラー版に差し替えております。
※価格は据え置いております

興味のある方はよろしくお願い致します。

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↓↓↓作品ページはこちらから↓↓↓

[GHØSTS] _011

本日は天候が悪い中、スペースまで来ていただきありがとうございました。
久し振りの腹パンオンリーイベントでしたが、リョナケットとは違うゆったりとした雰囲気の中で楽しむことができました。
よろしければまた次回のイベントでもよろしくお願いいたします。

本日配布した新刊のイラスト16枚、および既刊のイラストについては下記の手順でDLをお願いいたします。


_(DOPE)
こちらからDLして下さい。


_ [CASE:YUKA_2]
こちらからDLして下さい。


_ Lest we Forget : short stories
この記事の「続きを読む」からご覧ください。


sample


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パスワードは下記、例の通り【あとがきの段落の頭3文字をローマ字に直したもの】を入力して下さい。
※大文字で入力して下さい

【例】
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続きを読む

以前からご要望をいただいていたDL販売を開始させていただきます。
取り急ぎ前回の「りょなけっと」で配布した新刊を登録しました。
既刊も随時登録していく予定ですので、興味のある方はよろしくお願い致します。

名称未設定-1



↓↓↓作品ページはこちらから↓↓↓


[DOPE] _017

5月3日(木/祝)に開催される都産祭2018IN台東館内の腹パンチオンリーイベント「HARA☆Pa!10」に参加させていただきます。
思えばHARA☆Pa!10は自分が初めて参加させていただいた同人イベントであり、自分と同じ様な性癖や悩みを抱えている人が他にもいるんだと実感できた思い出深いイベントですので、また参加させていただけることになりとても嬉しく思います。
開催概要は下記の通りとなりますので、もし興味があればよろしくお願いいたします。

_スペースNo.
 「腹2」

_新刊
 COLLECTION_018
 [ Lest we Forget : short stories ]

_内容 / 収録作品
 B5サイズ、44ページ(文章上下2段組)

 今まで書いた短編の中で、個人的に気に入っている下記作品を加筆修正した短編集となります。
 COLLECTION_007: [PARTY_PILLS]
 COLLECTION_008: CARBON COPY SYNDROME/DAHLIA
 PERSONA ※寄稿作品

_イラスト
 フルカラー16枚(差分込み)
 ・ [PARTY_PILLS]
  10枚
 ・CARBON COPY SYNDROME/DAHLIA
  4枚
 ・ゲスト原稿(スガレオン様 新規描き下ろし作品)
  2枚

 ※事情により、本にイラストは収録しておりません。
  購入していただいた方限定で、こちらのHPにてダウンロードしていただく形式となります。

_価格
 1,000円前後を予定


sample


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本日はりょなけっとの弊サークルスペースまでお越し下さり、ありがとうございました。
十分に刷ったつもりだったのですが、最後には数部を残すのみでほぼ完売のような状況で、本当に嬉しく思います。
何人かの方には本を手渡す時にお伝えしたのですが、今回本に収録した挿絵のカラーイラストをお求めいただいた方のみの特典として添付致しますので、よろしければお楽しみ下さい。
では、本日はありがとうございました!


お手数ですがパスワードとして
「1ページ目2段目の1〜3行目の最初の文字をローマ字にしたもの」を入力して下さい。

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本日無事に印刷所から受注完了の連絡が来ましたので、トラブルがなければ無事に本が出せそうです。
当日お越しいただける方はよろしくお願いいたします。


_日時
 2018年2月25日(日)

_スペース
 りょなけっと_O3
 
_新刊タイトル
 COLLECTION_017: [DOPE]

_仕様
 B5サイズ
 モノクロ22ページ(表紙4ページ含)

_内容
 先日投稿したサンプルをご覧ください

_文章
 上下2段組み

_イラスト
 5シーン(モノクロ)
 イラストレーター:スガレオン
 ※今回は印刷の関係でモノクロですが、カラー版はなんらかの形でお届けできればと思います
 
_配布価格
 800円(予定)

sampleのコピー

短いですが、りょなけっと新刊サンプルのラストです。
この後延々腹責めパートが続きますので、興味がありましたらよろしくお願い致します。
金額や詳細などは印刷所さんから入稿OKが出ましたら紹介させていただきます。





「被害者がいないわけないでしょ! 養分を吸収したり、そんな怪しい薬を使ったりなんかしたら影響があるに決まってるじゃない!」と、綾が叫ぶ。アリスは鼻で笑いながら、バカにしたように首を振る。
「だからそれも了承済みだって言ってんの。もちろん私が養分を吸収したらこいつらの活力や生命力は無くなっていく。薬だって必要以上の男性機能を無理やり引き出しているんだから、反動も副作用もある。でもそれも含めて私は説明したし、全部こいつらは理解しているってわけ」
「その通りさ」と、りっぴーが笑顔を貼り付けた顔で言った。「さっきも言ったけど、僕達は全てを了承している。月に一度のこのオフ会の後は一週間はベッドから起き上がれないし、それが過ぎた後もやる気や活力は戻らない。肌は荒れて髪は抜けて、一日の大半は寝て、起きていても頭がぼーっとして何も考えられなくなる。ようやく体調が戻ってきた頃にはまたこのオフ会だ。そんな状態だから僕は大学を退学になったし、一匹蛙さんは教師の、紅の探求者さんは大手企業で研究の職を失った。でも、それの何が問題だっていうんだい? こんなに素晴らしい体験が月に一度約束されていることに比べれば、仕事や家族を失ったり家を追い出されたりすることなんて些細な問題じゃないか。そうですよね?」
 りっぴーが振り返りながら聞くと、他の男二人が頷いた。狂っている、と綾は思った。一時の欲望や快楽を満足させるために一生を台無しにするなんて考えられない。この男達に他の選択肢は無かったのだろうか。
「ま、そう言うわけだから。これ以上痛い目を見ないうちに帰った方が身のためだと思うけど?」
「アリス! それは無いだろう」一匹蛙がアリスの話を遮った。「帰すわけないじゃないか。女子高生はストライクゾーンだ。それにこんな上玉なかなかおらんぞ。心配せんでも、アリスは真っ先に犯してやる。だがこの娘ともやらせてほしい。薬を二本三本と打てば、一日と言わず、二日でも三日でも動けるだろう? その後に死んだって儂は満足だ」
 他の二人から賛同の声が上がる。
「……別にいいけど、これ以上は無理だから。上限は二本。三本以上の量を吸収したら効果が切れなくなって、何が起こるかわからないわよ」と、アリスは呆れた顔をしながら三本の注射器を取り出して手渡した。
 綾が反射的に飛び出す。背後の入り口から逃げる手もあったが、人妖を前にして逃亡することは自分自身が許さなかった。せめて注射器を破壊してから組織に通報して応援を呼びたい。飛び出した綾に対して、りっぴーと紅の探求者が覆いかぶさるように襲いかかる。多勢に無勢とは言うが、綾はなんとか二人の腕をかいくぐり、りっぴーと紅の探求者の注射器を奪って壁に叩きつけて破壊した。まだ筋弛緩剤の効果が残っているが、即効性なだけあって抜けも早いらしく、先ほどに比べて身体はかなり動くようになった。男達へのダメージも通るようになり、りっぴーと紅の探求者の顎先を狙って殴り倒す。
「ぶっふ!?」と、綾に鳩尾を突かれた一匹蛙が呻いて、膝を折って崩れた。その隙に最後の注射器を奪って床に叩きつけた。
 綾はふらふらと襲いかかってきた紅の探求者を後ろ蹴りで蹴り飛ばし、立ち上がろうとしたりっぴーの顎にフックを放った。アリスをどうしようか迷ったが、感情のない表情で睨んでいるだけで襲ってくる様子は無い。綾はうずくまる男達に背中を向けて入り口まで走り、気合いと共にドアノブを殴ってひしゃげさせた。これでドアは壊さなければ開かない。自分も一緒に閉じ込められることになるが、今の状態であれば救援が来るまでもつだろう。綾がリビングに戻る。男達は殴られた苦痛からか、呻きながらのたうっている。りっぴーと紅の探求者は殴られた箇所を押さえながら部屋の中心あたりで仰向きに、一匹蛙は自分の腹を抱えて土下座をする様に壁際に倒れていた。アリスは相変わらずベッドルームの中に立ったまま綾を睨みつけている。
「こちら綾、人妖と戦闘中──」と、綾がイヤホンを耳にはめて話す。相手からの返事を待たずに用件を言う。「ちょっと複雑な状況で、人妖が一体と、一般人の協力者が三人。応援を要請し……」
 綾が目を見開き、言葉が詰まった。
 壁際にうずくまっていた一匹蛙の身体が、更に膨らんだのだ。
「……え?」
 綾が呟くと同時に、一匹蛙が体を起こす。
 手と口の周りが血で汚れている。
 ぶふっ、と一匹蛙が咳をすると、鮮血が壁に散った。ぱらぱらと音がして、ガラス片が床に落ちる。
 綾の顔が青くなった。一匹蛙が何をしたのか気がついたのだ。床と壁に血の跡がある。
 飲んだのだ。
 おそらく舐め啜る様にして。
 あの薬液を。
 破壊された注射器ごと。
 三人分も──。
 ズンッ! と、自動車と衝突した様な衝撃が綾の体に走った。
「──えっ?」
 何が起きたかわからなかった。
 目の前が暗い。視界を一匹蛙の膨れ上がった巨体が塞いでいた。一瞬のうちに距離を詰められ、綾の鼻が一匹蛙の胸に付くくらいまで接近を許していた。綾は目だけを動かして、衝撃のあった自分の腹部を見下ろした。
 一匹蛙の太い腕が、自分の剥き出しの腹に手首まで埋まっていた。
「──え? あ……ぐぷッ……ゔッ……ぶぐッ?! ぐぇあぁぁぁぁああッ!!」
 自分の体に何が起きたのかを理解した瞬間、凄まじい苦痛が綾の脳の中で弾けた。内臓を吐き出してしまいそうな苦痛に綾は濁った悲鳴をあげながらえずく。
「ぶふふふふ……か、帰さんと言っただろう?」
 崩れ落ちる綾の身体を、一匹蛙がセーラー服の奥襟を掴んで支える。がくんと綾の頭が振れた衝撃で、イヤホンが耳から外れて落ちた。イヤホンの中からオペレーターが何かを言った気がしたが、今の綾にはそれを理解するほどの余裕が無い。一匹蛙が目ざとくそれを見つけて踏み潰した。
「ゔぁッ……がはっ……」
 ガクガクと痙攣する綾の身体を満足そうに見下ろしながら、一匹蛙が綾の腹を露出させるようにセーラー服の裾を掴んでまくり上げた。綾は強引に身体を起こされ、頭ががくんと後ろに倒れる。綾はくの字から一気に仰け反る様な姿勢にされ、腹部から胸までが大きく露出して滑らかな肌色が一匹蛙に曝された。
「ほほぅ……やはり美味そうな身体をしているな。年増女が君みたいな身体をしていても下品なだけだが、若い娘のそれはギャップがあって堪らん。そんないやらしい身体で大人を誑かしおって実にけしからん。先生がたっぷりと個人指導をしてやらんといかんな……」
 顔や身体の大部分に血管が浮き出た一匹蛙が歯を見せて笑う様はまさに怪物だった。
 ぼぢゅん! と湿った音が部屋に響いた。

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