update_information

_2017.02.21  GALLERYを更新しました(シオン1枚)
_2016.11.11  GALLERYを更新しました(綾2枚)
_2016.11.06  いただいたイラストを公開しました
_2016.10.03  新作の短編を公開しました

冬コミを目指して制作していた本が、無事に印刷できる状態になりました。
何かトラブルが起きなければ当日に新刊が出せますので、興味がありましたらよろしくお願いいたします。

_イベント
 コミックマーケット91

_日時
 2016年12月31日(3日目)

_場所
 東京ビックサイト 東ホール タ56b

_新刊タイトル
【Mezzanine】

_内容
 B5サイズ フルカラー28ページ(文章部分9ページおよび奥付1ページはモノクロ)
 イラストは7シーン差分含め13枚(綾3シーン、美樹2シーン、シオン2シーン)
 キャラ紹介1枚(カラー)

_配布価格
 1,000円前後を予定

_注意
 今回の新刊はリョナはほとんど無く、当サークルのオリジナルキャラクターを使った二次創作的な内容になりますので、当サークルのキャラクターやストーリーと直接的な関係はありません
 また、ストレートな性描写が苦手な方はご注意ください。
※名義も二次創作用の「basement」を使用しております。

_サンプル(表紙)
サンプル2


_サンプル(綾)

 神崎綾はふらふらと階段を登ると、屋上に通じるドアのある踊り場に腰を降ろした。太ももに片肘をついて手の平に額を乗せると、肩に触れるか触れないか程度の長さの明るめの茶髪が重力で垂れて手の甲に触れる。
 ドアの前には使われなくなった机や椅子がバリケードの様に乱雑に置かれている。
 屋上は立ち入り禁止のため、わざとそうしているのだろう。
 人が来ることはほとんど無いから、綾は悩み事がある時は決まってここを訪れた。
 はぁ……と綾は長い溜息を吐いた。
 濃紺のダブルのブレザーに包まれた背中が微かに震えている。
「なんで……」綾が自分にしか聞こえない声量で呟いた声は、遠くから流れる部活動の声にすぐにかき消された。自分の髪から微かに香るシャンプーの香り。綾は顔を上げて右手に握りしめている写真を見ると、震える様なため息を吐いた。「……どうしよう」
 今朝、自分の靴箱の中で写真の入った茶封筒を見つけた。茶封筒は所々がヨレて古ぼけており、差出人も宛名も書かれていない。
 中に入っていた数枚の写真には、埠頭の倉庫群に佇む自分の姿が写っていた。
 覚えている。
 四日前の深夜に任務をこなした時のものだ。もちろん写真の中の自分は、いま身につけている母校の制服とは違う、組織から支給された戦闘服を着ている。戦闘服と言ってもショート丈になったセーラー服の様なもので、様々な機能はあるが一見して普通の服に見える。デザインも自由で、セーラー服を着たことが無い自分の憧れもあってこのデザインをリクエストしたものだ。写真は時系列になっていて、自分が大柄な男数人と対峙し、男の攻撃を難なく躱しながら打撃数発で全員をノックアウトする一部始終がはっきりと映っていた。

(明日の二十二時。この格好をして一人で体育倉庫に来い。来なければこの写真を個人情報付きでネットに流す)

 写真の裏には汚い字でそう書かれていた。
 ぐしゃり……と綾は写真を握る。歯を食いしばりすぎて折れそうだ。これは組織の存在が明るみに出る危機だと綾は思った。綾の所属する組織は人類を養分とする生物、「人妖」の発見と処分を目的としている。人妖は見た目は人と全く変わらないため、すでに多くが社会に紛れていると考えられている。一般に知れ渡ったらパニックが避けられないため、人妖や組織の存在は徹底した秘密主義が取られているのだ。もし自分の写真がきっかけで組織の存在が明るみになればと考えるとゾッとする。
「行くしか……ないよね」
 綾は頭を振りながら呟いた。組織の存在を知られるわけにはいかない。おそらく相手は一般人だ。隙を見て対処するしかない……。

 体育館の中は真っ暗だったが、よく見ると壁から一筋の光が漏れていた。壁に埋め込まれるように設計された体育倉庫の灯りが点いている。
 ごくり……と綾の喉が鳴る。
 母校の制服とは違う、短く茶色いプリーツスカートの裾を握ると、革の手袋が泣く様な音を立てて軋んだ。
 時刻は二十二時ちょうど。
 綾がなるべく音を立てないようにノックをすると、中からくぐもった声で「おう、入れ」という声が帰ってきた。思いつめた気持ちで鉄製の重い扉を開ける。
「おぉ……誰にも見られていないだろうなぁ?」
 積み上げられた白いマットの上には、灰色のツナギを着た男が座っていた。胸元に紺色の糸で「野崎」と刺繍されている。歳は四十代そこそこに見えるが、でっぷりと突き出た腹が怠惰な生活を思い起こさせた。
「……野崎……さん」
「まさか本当にその格好で来るとはな……。よくわからんが、止むに止まれぬ事情があるんだろう? それにしても、実際に見ると本当にエロい格好だなぁ」
 語尾を伸ばすしまりの無い声で野崎が言った。よりによってこの男か……と思い、綾は下唇を噛んだ。野崎はこの学校に体育教師として籍を置いているが、素行が悪く現在は授業や担当を受け持ってはいない。たまに用務員の様な雑用をしているところは目にするが、ほとんどは巡回と称して学園内を徘徊しているだけだ。盗撮用のカメラを仕掛けているとか、女子の持ち物を盗んでいるとか、悪い噂には事欠かない。
「いやぁ驚いたぜ神崎……最初は変な趣味でもあるのかと思ったぞ?」野崎が嫌らしい笑みを浮かべたままのっそりと立ち上がると、綾の背後に回り込む様にゆっくりと近づく。耳元に顔を近づけて、匂いを嗅ぐように鼻をすんすんと鳴らした。「まさか神崎がコスプレみてぇなセーラー服着て、ゴロツキ相手に大立ち回りとはな……度肝を抜かれたぜ」
「……写真」
「あぁ?」
「写真……返してくれませんか?」
 綾が背後の野崎を振り返り、出来るだけ低い声で言った。部屋の中を沈黙が包み、耳の奥がきぃんと鳴る。気圧されながらも至近距離で綾の整った顔を見た野崎は泣き笑いの様な曖昧な表情を浮かべていた。ヤニで汚れた歯と黄色い斑点のある白目が目に入り、綾は本能的に顔を逸らした。
「へへ、なんだよずいぶん思いつめてんな……ただならぬ事情ってやつか? 正体がバレるとまずい正義の味方でもしてんのかよ?」
「……言う必要は無いです」
「ふん……ま、俺は別に神崎が何をしていようが興味は無いんだがなぁ……」いきなり野崎の両手が背後から綾の胸を鷲掴みにした。ぐにゅぐにゅと捏ねる様に動かすと、張りのある肌と弾力が野崎の芋虫の様な指を押し返す。「この身体には滅茶苦茶興味があるんだよなぁ。それにこのエロいセーラー服……前から目をつけていたが、この写真を手に入れてからは何回も抜かせてもらったぜ」
「いッ?! や……このッ!」
「暴れんじゃねぇ! 自分の立場わかってんのかぁ? 変な気起こしてみろ。もうクリック一つで拡散する準備は出来てるんだぜ? 何なら今すぐやってやるぞ」
 野崎が画面の割れたスマートフォンを取り出す。どこかのSNSの画面が見えた。
「ぐっ……や、やめ……」
「やめてほしいんだろ? だったらそれなりの態度をしろや……」
「くっ……」
 野崎に背中から抱きかかえられる様な体勢で抵抗していた綾の動きが弱まる。振り返る様にして憎々しげに野崎を睨みつけるが、野崎は意に介さずにべとつく様な笑みを浮かべている。
「へへ……そういや何回もズリネタにはさせてもらったが、お前と実際に話すのはこれが初めてだなぁ。まずは挨拶代わりにキスでもしようや」
 綾の顎に手を当てて顔を動かせないように強引に固定すると、野崎は蛇が獲物に噛み付く様な素早さで綾の唇を吸った。
「んぅっ?! んんんッ!」
「んふふふ……ぢゅる……」
 野崎は左手で綾の胸をこね回しながら、右手で抱え込む様に綾の顔を押さえて唇と舌をねぶる。キスとはとても呼べない様な暴力に綾の目からは自然に涙が溢れた。粘度の高い体液にまみれたナメクジの様な舌の蹂躙は数分間続き、ようやく野崎は何本も糸を引きながら綾の唇を解放した。
「ぶはぁっ……へへ、どうだ? 気持ち良かっただろ?」
「うぁッ……はぁ……はぁ……」
「……何を泣いてるんだ? まさか初めてだったのかぁ? ひひ……気に入ったぜ。抵抗したらわかってるな?」
 ぶちゅっ……と音を立てて、再び野崎が綾の唇を吸う。放心状態で半開きだった口に強引に舌をねじ込まれ、綾は大きく目を見開いた。唇を奪われたと同時に錠剤の様なものが綾の口内に放り込まれたらしく、野崎の舌によって奥まで押し込まれた。一瞬のことに綾は考える間も無く反射的にそれを嚥下する。
「ぷはっ……はぁ……な、何……?」
「へへ……まったく至れり尽くせりだぜ。写真に加えて即効性の催淫剤まで用意してくれるなんてなぁ……今夜は楽しもうや」
「さ、催……淫……? う、うそ……んあぁッ?!」
 野崎が胸を揉みながら綾の首筋に舌を這わせ、右手をスカートの中に入れる。舌が首筋に触れた瞬間、綾の体がビクッと跳ねた。
「ん? なんだブラつけてねぇのか? へへ、満更でもねぇじゃねぇか……高校生だったら、これから自分が何をされるかわかるだろ? なぁ、神崎?」
 下水が泡立つような声で野崎が言った。ぞくりと綾の背中に鳥肌が立つ。だが、同時に血液が沸騰する様なゾクゾクとした感覚が太ももの辺りから湧き上がってきた。先ほど飲まされた催淫剤がもう効いてきたのだろうか。嫌だ。こんな男に体を触られて、反応するわけにはいかない。綾は必死に歯を食いしばって湧き上がる感覚に耐えた。
「や……やだ……お願い……」
「へへ……ま、初日だからな。今日は軽めのやつで勘弁してやるよ。そうだな……フェラチオで勘弁してやる。フェラは知ってるか? お前が俺のチンポを舐めたり、しゃぶったりして俺を気持ちよくさせるんだ。俺が満足できたら、今日だけは写真をばら撒くのを勘弁してやるよ」
「そ、そんなこと……できるわけ……」
「俺は別にどっちでもいいんだぜ? どうしてもってお願いするんなら、考えてやるって話だ……」
 野崎はスカートに手を入れて、焦らすように綾の太ももの内側を撫でさすりながら耳元で囁く。綾はふるふると首をふると、俯きながら目をぎゅっと閉じた。下腹部から湧き上がる感覚は既にドクドクと脈打つようになっており、全身が汗ばんでくる。まりの屈辱感に涙が溢れ、綾の視界がぼやける。おそらく野崎は勝ち誇った様な笑みを浮かべているだろう。
「う……す、すればいいんでしょ……この変態……」
「ひひ……なんとでも言えよ。俺も教師だからな、俺好みに奉仕できるように指導してやる」
 野崎はすごい勢いでツナギと下着を脱ぐと、弛みきった身体を晒してマットに仰向けに寝転んだ。綾は喉の奥でぐっと悲鳴を飲み込む。想像していたよりもかなり太い男根が、野崎の股間から天井に向かって隆起している。先端から溢れた先走りが蛍光灯の光を反射してぬらぬらと光り、まるで別の生物が野崎の股間を食い破って出てきた様に思えた。経験が無い自分にこんなものを挿れられたらと考えると、背中に冷たい汗が流れた。なんとか口だけで満足してもらわなければ……最悪の事態だけは避けなければならない。
「うぷっ……はぁ……んっ……んぐっ……んっ……」
「へへ……おっ……おおっ、神崎が……俺のを……ッ!」
 綾は憎々しげに野崎を睨みつけると、野崎の足の間に跪く様にして股間に顔を埋めた。嗅いだことの無いような臭いにむせそうになりながら、野崎の男根を咥える。強がってはみたもののどうしていいのかわからず、男根の先端を舌でちろちろとくすぐった。予想外の動きだったのか、野崎の身体がびくりと跳ねた。
「ぐうっ?! へへ……いきなり尿道責めとはな、お前才能あるぜ? よし、まずは舌で円を描く様に舐めまわしてみろ。ひひ……太くて大変だとは思うがな」
「んぐっ……ん……んぅっ……んっ……んふっ……」綾は難儀しながら舌を動かし、ゆっくりと舌を動かして言われた通り亀頭を舐め回した。指示通りに出来ているのかのかわからず、綾は上目遣いで野崎を見る。野崎もこちらを凝視しており、目が合った。位置的に野崎に見下されているようで情けない気持ちになったが、少なくとも痛がっている様子は無い。不本意だが早めに満足させて、一刻も早くこの行為を終わらせたかった。
「ぐぅっ……おおぉ……いいぜ。口の中に唾が溜まってるだろ? 俺に聞こえるように音を立てて飲み込め」
「ん……ごきゅ……ごくっ……ん、んふぅっ」
 男根の臭いが鼻に抜け、綾は溜息を漏らした。催淫剤の効果なのか、嫌悪感が徐々に薄れてくる。頭に霧がかかるようにぼうっとしてきた。まるで男根の熱が口内を通じて、脳を徐々に溶かしているみたいだ。
「いいぜ……次は上下運動だ。唇を窄めて、竿全体をしごく様に動いてみろ」
「んぅっ……んっ……んっ……んぐっ……」
「もっと唇を締めろ。さっきみたいにこっちを見ながらしゃぶれ。上目遣いでな」
「んふぅっ……んぅっ……んっ……」
「もっと奥まで咥えろ。チッ、仕方ねぇ……手伝ってやるよ」
 不意に綾の頭を撫でる様に野崎の手が添えられる。綾が不思議に思って野崎をちらりと見た瞬間、強引に頭を野崎の体に引き寄せられた。喉奥まで男根を突き込まれ、予想外の出来事に綾の目が大きく見開かれる。
「ぐぼぉッ?! ごっ! ぐぅッ! おおッ!」
「へへへ……これがイラマチオってやつだ。男が主導権を握って、女の口をオナホールにするやり方さ。お前をズリネタにする時は毎回させてもらったぜ……」野崎は綾の頭を両手で押さえたまま、自分の腹に綾の鼻を打ち付けるようにして揺り動かした。綾は呼吸もままならず、必死に野崎の太ももの付け根を押さえて少しでも抽送が浅くなるように抵抗する。涙を流しながら苦しそうな表情を浮かべる綾を見下すと、ゾクゾクとした征服感が野崎の背中を駆け上がった。「おおぉ……へへ、オナニーの鉄板ネタだからな……もう出ちまいそうだ。男がこの後どうなるか知ってんだろ? じっくり味わってから飲めよ?」
「んぅ? ん、んうぅッ?! んんんッ!」
 一瞬遅れて野崎の言葉の意味を理解し、綾が必死に首をふる。男の性的快感が高まると射精することは知識として知ってはいたが、まさかこのまま自分の口の中に出されるなんて聞いていない。精液自体もどんなものかよく分からないのに、ましてや「味わってから飲む」なんて出来るわけがない。百歩譲って将来できるかもしれない恋人の出したものならともかく、相手は嫌悪感すら抱いている野崎だ。その野崎の精液を……。
 綾は野崎の腹を押して必死に男根を引き抜こうとするが、体制的に頭をがっしりと押さえられて抜くことが出来ず、むしろそれが上下運動となって野崎の射精感を高める助けになっていた。野崎の腰がビクビクと痙攣し始める。
「うおぉぉッ! 出るッ! 神崎に……おほッ!? おおおッ!」
「んぅッ! んんんッ! んぅっ……ゔッ?! んぶぅッ?! んんんんんッ!!」
 男根がブルッと震えると、口の中で水道の蛇口を開けられた様に、野崎の男根から大量の粘液が綾の口内にぶちまけられた。射精の勢いと熱さに驚いて綾は大きく目を見開く。綾がパニックになって思考が飛んでいる間にも、ゴムのポンプから断続的に押し出される様に射精は続き、口の端からドボドボと溢れた。
「飲め! こぼしてんじゃねぇぞ。お前が出させたんだからな……責任持ってありがたく受け止めろ」
「んっ……んあぁ……うぅぅッ」
 ここまでしたのに、満足してもらえずに写真をばら撒かれたらたまらない。あまりのことに綾は涙を流しながら、しがみ付く様にして必死に野崎の男根を咥え続けた。まさか射精がこんなにも暴力的なものだったなんて……そしてその射精自体が自分のフェラチオによってもたらされた結果だなんてと考えると、無性に切なさと虚しさが湧き上がってきた。だが、同時に下腹部のあたりが熱を持っているのも感じる。女性としての本能が催淫剤で増幅させられっているのかもしれない。精液の熱が。脳に。
「ぐぅぅっ……よし……そのまま口の中に溜めてろ」ちゅぽん……と音を立てて野崎の男根が綾の口から抜かれる。綾は鈍った思考のまま、風船のように膨らんだ頬に精液を溜めて涙目で野崎を見た。「へへ……エロいな。そのままじっくり味わえ。舌で転がすようにして味わったら、口をゆすぐみてぇにグチュグチュしてみろ」
「んうっ……んっ……んっ……うぷっ……んぐっ」
「ひひひ……すげぇ征服感だぜ。どうだ? わざわざお前のために出してやった精液の味は?」
「うぷっ……んぶぅっ」
 綾が泣きそうな顔をして首を横に振る。
「へへ……そうか、そんなに美味いか。そろそろ飲んでもいいぞ」
「んっ……ごきゅッ……ごくッ……ごく……ぷはぁッ! はぁ……おぇっ……はぁ……はぁ……」
 仰向けに寝そべった野崎に土下座をする様な体勢で、綾はマットに両手を着いたまま肩で息をした。嘔吐感を必死に堪えているのだろう、額には脂汗で前髪が貼り付き、思いつめた様な表情をしている。射精したばかりの野崎は、一度引きかけた情欲が睾丸のあたりから再び湧き上がってくるのを感じた。


サンプル1


※文章、画像は全て縮小、切り取り処理をしております。また、修正は意図的に大きくしています。

冬コミに当選しました。
今まで依頼を受けたサークルさんの手伝い等で参加したことはあるのですが、自サークルでは初となります。
コミケ独自のスケジュールでいつも以上に〆切が恐ろしいですが、なんとか落とさないように鋭意製作中です。
内容は相変わらずオリキャラ中心ですが、今回はリョナや腹パンシーンがほとんど無い18禁描写が中心のため、直接的な表現が苦手の方はご注意ください。
※内容的にもセルフ二次創作のような扱いになります。オリジナルのストーリーとは関係ありません。

今回は簡単なご連絡のみとなりますが、詳細やサンプルが出来次第こちらで告知しますので、よろしくお願い致します。

日時:12月31日(3日目)
場所:東京ビックサイト 東ホール タ56b

10

ありがたいことに、最近多くの方がご好意でウチのキャラクターを描いて下さいまして……。
どれも素晴らしいイラストのため、掲載の許可をいただいて紹介させていただきます。

※リョナや腹パンチとは別ジャンルで活躍されている方が多いため、無理なリクエストや依頼等はご遠慮ください

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LOLICEPT

イケメン!
微かに憂いを帯びた凛とした表情に筋肉質な身体。
髪の毛や身体のラインも本当に綺麗で見た瞬間叫びました(笑
それにしても良いおっぱい。。。
後ろから抱きついて殴られたいですね(笑
この方の雰囲気のある背景や、独特でトロリとした色使いが本当に好きです。




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サントス

腹パンされまくってグロッキーになっている綾ちゃんです。
限界で落ちる寸前の表情なのに、両腕を拘束されているので倒れるに倒れられないという絶妙な瞬間を切り取っています。
普段は女子格闘やボクシングを多く描かれている方です。筋肉質で格好良い女性のイラストはぜひTwitterで。




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オリゼー

ご奉仕強要させらている美樹ちゃん。
最初の強気な表情から、ズゴッと突っ込まれて涙目になっている表情が最高です!
絵も描けて文章も書けるというマルチプレーヤーのオリゼーさんは憧れです。女子プロや女子格闘のジャンルで長く活躍されているので、詳しくはTwitterをご覧ください。




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yoru

シオンさんリンチ!
シオンさんは本当に複数から不条理な目に遭うのが似合いますね(笑
衝撃で浮き上がる髪や肌や胸が衝撃の強さを物語っています……。
このジャンルでyoruさんを知らない人はいないのではないでしょうか? 本当に長く活躍されているのに尽きない創作意欲。見習いたいです。

りょなけっとスタッフでありプライベートでもお世話になっているあおさんが、シオンさんの二次創作を書いて下さいました!
パンやワインといったアイテムや感情描写を効果的に使われ、重苦しい雰囲気や宗教的なテーマを見事に描ききっておられますので、ぜひご覧ください。

↓こちらからどうぞ
Atonement

こんばんは。
今回はリクエスト消化になりますので、本編との時系列などは考えずにお楽しみいただければと思います。

リクエスト:シオンと子助(一撃さんのオリジナルキャラクター)のバトル


「厳しいね……これは」ハーフ丈のカーゴパンツに野球帽を目深に被った男の子が、数枚の写真とコピー用紙をテーブルの上に投げながら言った。その声は年相応にやや高く、薄暗いバーのボックス席にはとても不釣り合いに響いた。「軽く調べたけどさ、住んでいるマンションや通ってる学校のセキュリティがものすごく厳重。移動はほぼ送迎かタクシーで公共の交通機関はほとんど使っていないし、家にいる時以外は常に周りに人がいるし、おまけに何日かおきに数時間くらい忽然と消える。かなり難しいと思うよ?」
「そこをなんとか頼みますよ……子助(ねすけ)さん」対面に座る肥満体の男が手を擦り合わせながら言った。緊張しているのか、寒いくらいの室温にも関わらず大量の汗をかいている。黒縁メガネのレンズが曇り、ブランド物らしいブルーのシャツの襟の色が変わっていた。「こっちとしても、もう後には引けないんですよ……時間も限られているし……。なぁ、そうだろ?」
 黒縁メガネが、隣に座るスキンヘッドの男の顔を助けを請うように覗き込んだ。
「我々は期待されているんだ……」スキンヘッドが腕組みをしながら言った。「我々のクライアントは、氷河期の真っ只中に不幸にも足を骨折してしまったライオンの様に飢えた連中さ。みんな目を血走らせて、我々が獲物が持って来るのを待っているんだ。今更獲物を捕まえることが出来ませんでした、そのまま飢えて死んで下さいとは言えないんだよ」
「だったら自分達でやればいいじゃないか?」
 子助が両手を広げながら言うと、黒縁メガネが身を乗り出した。
「自分達で出来ないからこうして頼んでいるんですよ!」汗の飛沫が飛び、子助は本能的に体を引く。「この筋じゃあ有名な『何でも屋』でしょう!? 噂だと、特殊な訓練を積んでいるらしいじゃないですか? 自分に出来ないことを、出来る人に頼むことは何ら悪いことじゃない! むしろそれがビジネスの基本であり根本だ。もちろんそれなりの対価は支払う。あなた以外に頼める人がいないんだ。どうかお願いしますよ……」
「我々のような稼業にとって、技術や経験よりも大切なものは信頼だ。あなたもよく知っているように、依頼を受けてからの失敗は絶対に許されない。一度でも失敗したら、たちまち路頭に迷ってしまう。恥を忍んで外注に出したとしても、失敗するよりはマシだ」
「そうねぇ……」
 子助が写真とコピー用紙を手に取って眺めた。口の端を歪めて笑う。男達からは書類の陰に隠れて、子助の表情は見えない。男達の必死な様相を見るに、まだ依頼料を上乗せできそうだ。
「攫(さら)い屋」だと、目の前の男達は自己紹介した。
 恨みを買いすぎたり、莫大な借金をこさえて失踪したりした人間を見つけ出し、攫い、す巻にしてクライアントに届ける。依頼の動機や攫った人間がその後どうなるかは興味がないと男達は言った。そんなくだらない仕事をわざわざ専門に扱うなど、とんだ小物もいたものだと子助は思う。それに、一度の失敗ごときで失う信頼など、初めから無いに等しい。後処理が無く、依頼主に受け渡すだけの誘拐はむしろ手間がかからず楽な部類だ。それを専門に扱うと吹聴することは、自分たちは無能ですと宣伝して回っているようなものだ。
 子助は視線をコピー用紙と写真に戻した。
 コピー用紙にはターゲットの簡単なプロフィールが書かれていた。ロシア連邦サンクトペテルブルク出身。十八歳。近しい家族はロシアで暮らす母親と妹が一人。父親とは幼少の頃に死別。実家は有数の資産家。単身来日した後、現在は都内の名門校、アナスタシア聖書学院に首席、特待生として在籍中。
 写真には長いブロンドの髪に緑の目をした女が写っていた。どこかの病院の入り口で、タクシーから降りているところを遠目から望遠レンズを使って盗撮したものらしい。連続写真のため、コマ送りのように女の挙動が切り取られている。女は作り物のような見た目に反して愛想が良いらしく、運転手に対して笑顔で精算を済ませ、車から降りるとわざわざ振り向いて手まで振っている。ぽかんとした運転手の顔が間抜けで面白い。そして病院の入り口に向かって数歩歩いた後、女は突然足を止めて真っ直ぐにカメラを覗き込んだ。自分が撮影されていることに気がついたのかもしれない。カメラマンもファインダー越しに目が合ったのだろう。驚いて退散したのか、その後の写真は無い。
 簡単な仕事だと、子助は思った。
 いくらセキュリティが厳重とはいえ、人間が作ったものである限り壊すことは可能だ。裸にしてしまえば、残るのは箱入りのお嬢様一人。必ず一人になる時間があるはずだから、そこを突けばあとは目を瞑っていてもできるだろう。
「ま、やってみるよ」
 子助が紙ナプキンに数字を書いて男達に渡した。男達はそれを見ると顔を見合わせる。スキンヘッドが肩を落とした。
「……わかった。この金額でいい」
「まいどあり」
「……とんだ赤字だ」黒縁メガネが歯を食いしばりながら、小切手にナプキンに書かれた数字を書き移す。「……本当に大丈夫なんでしょうな?」
「まぁね。幸いこの『なり』だから怪しまれることは少ないんだ。『変な小学生がいる』って少し噂になるかもしれないけど」

 カチリと時計の音が鳴り、彼女はハッとして顔を上げた。
 部屋の照明は点いておらず、マッキントッシュのディスプレイだけが部屋に青白い光を放っていた。机の上にはコピー用紙に印刷されたドイツ語の論文と独英辞書、カップに残った冷え切った紅茶と、皿に盛られたイチジクのジャムあった。青白い光に照らされると、彼女の長い金髪はほとんど真っ白に見える。
 窓の外は真っ暗だ。反対側の建物の窓越しに、非常ベルの赤いランプがぽつりぽつりと灯っていた。
 はぁ……と溜息を吐いて、シオンは椅子の背もたれに体重を預けた。
 目頭を揉みながら、薄く横目を開けて壁にかかった時計を見る。二十一時。作業に集中しすぎて、いつの間にか眠ってしまったのだろう。最後に時間を認識していた時は、時刻は夕方だったはずだ。
「やだ……電気も点けずに……」
 シオンは身体を伸ばすと、立ち上がって部屋の照明を点けた。
 同時に、部屋のドアが遠慮がちにノックされた。返事をする。桃色の髪をショートカットにした女子生徒が緊張した面持ちで入ってきた。
「あ、あのっ! 私……水橋久留美って言います……今日はその……ご報告したいことがありまして……。あ、遅くにすみません!」
「いえいえ、大丈夫ですよ。すぐにお茶を淹れますので、少し座って待っていただけますか?」
 もしかしたら冷たく退室を促されるのではないかと考えていた久留美に対し、シオンはにっこりと笑いながら入り口から遠いソファを勧めた。予想外のふんわりした対応に給湯室に入っていくシオンの背中を見送りながら、久留美は「……あれ?」とつぶやいた。
 久留美が言われた通りモケット生地のソファに座ると、部屋の奥からマスカットの様な爽やかな香りが漂ってくる。今まで嗅いだことが無いような紅茶の香りだ。シオンが銀のトレーを持って部屋に戻ると、青い花の描かれた品の良いカップと紅茶の入ったポット、イチジクのジャムをテーブルの上に並べた。
「すみません……お仕事中に……」
「とんでもないです。この書類は趣味みたいなものですし、実は居眠りをしていたんですよ。ふふ……起こしていただいて、逆に助かりました」
「趣味ってその、コピー用紙の山がですか?」
「ええ、論文や小説の翻訳を引き受けているんです。半分趣味とはいえお給料もいただいているので、ちゃんと学校に許可ももらっているんですよ。本当は帰宅してから作業しなければいけないのですが、家だとつい他のことに気が向いてしまうので……内緒にして下さいね」
 シオンが唇に人差し指を当てて片目を閉じる。
 久留美は「はぁ……」と言いながらぼうっとシオンを眺めた。見とれた、という方が近いかもしれない。シオンの学院内での評判は、決して良いものばかりではない。外国の良家のお嬢様で、語学や勉学が堪能。仕事もそつなくこなし、全く隙が無いというのが一般的な評判だが、中には完璧過ぎて気持ち悪い。人形の様で現実感が無く、何を考えているのかわからないという印象を抱く者もいる。こうして近くで見ると、確かに怖いくらい整っている。だが、意外なほど柔らかい態度は演技らしいところは無く、むしろもっと会話をしたいという親しみさえ覚える。悪く言う生徒は、おそらく彼女と一度も会話をしたことが無いのだろう。
「仕上がりはいかがですか? タイムが順調に縮まっているとうかがっているのですが」
「……え? 私ですか?」
「はい。遅くまでお疲れさまです」
 シオンが自分の膝を覗き込むように丁寧に頭を下げた。つられて久留美も軽く頭を下げる。
「あの……私が水泳部だって言いましたっけ?」
「いいえ。美樹さんがいつも楽しそうに話をしているものですから。記憶違いでなければいいのですが……」
 シオンは少し申し訳なさそうな顔をしながらカップに口を付けた。久留美は間違っていない旨を伝えると、溜め息をつきながら教えられた通りジャムを口に含み、紅茶を飲んだ。生徒全員の顔を記憶しているのだろうか。
「それで……今日はどうなさったのですか?」シオンがカップを持ったまま視線を合わせると、久留美は本能的に目を伏せた。「何かお困りごとでも?」
「いえ、それが……変な小学生がいるって噂になっていまして……」
「声をかけたら忽然と消えるという噂の……ですか?」
「そ、そうです! やっぱり、噂になっているんですね」
「私の所へ『変な小学生』の件で相談に来たのは、久留美さんで四人目です。先生方と警備会社へ報告をして対応を協議していただいておりますが、警察への通報はまだだそうです。久留美さんで何か気がついたことはありますか?」
「いえ、特には……。身長は私よりも少し低いくらいなんですけど、顔は帽子に隠れてよくわからなくて……」
「ふぅん……」シオンが顎に指を添えて宙を見上げた。「美樹さんには相談されたのでしょうか? 何かおっしゃっていましたか?」
「今日の練習中に相談したのですが、気をつけてと……。あと、如月会長にも後日相談すると言っていました」
「なるほど……お茶のおかわりをお持ちしますね」
 シオンはしばらく目を閉じて考えるとゆっくりとソファから立ち上がり、久留美の脇を抜けて給湯室に入っていった。三分ほど経過すると、久留美の鼻腔にふわりと柔らかく甘い香りが流れ込んだ。

 紅茶の香りではなかった。

「久留美さん……なぜ嘘を吐くんです?」
 不意に耳元でシオンの柔らかい声がした。
 ソファの背もたれ越しに、久留美の右肩に手を置く。
 シオンは久留美の左の首筋を舐めるように顔を近付けると、すうっと長く息を吸い込んでから耳元で囁いた。
「塩素の香りがしませんね……今日はプールに入っていないのでしょう?」
 ぞくり。
 久留美の背中に冷たい汗が流れた。
「なぜ練習してきたなどと、嘘を吐かれたのですか?」
 久留美が油の切れたゼンマイの様にゆっくりと振り返る。人形の様に整った顔がすぐ近くにあった。
 優しく笑うように細くなった瞼には、長い金色の睫毛が揺れている。
「なんですか……その格好……?」
 久留美が聞いた。
「仕立てていただきました……。動きやすくて可愛いので、とても気に入っているんですよ」
 シオンはいつの間にか、制服から黒地に白いフリルが控えめにあしらわれたゴシック調の衣装に着替えていた。肩や胸元や腹部が大胆に露出している。短いスカートにはフリルのついたエプロンが付いており、ストレートだった長い金髪もツインテールにまとめている。シオンの表情は穏やかだが、緑色の瞳は一ミリたりとも久留美の目から逸れない。
「失礼ですが、あなたは水橋久留美さんではありませんね? どのような仕掛けかはわかりませんが……お名前を伺ってもよろしいですか?」
 久留美の身体が、どろりと溶ける様にソファに沈んだ。
 ソファの上には深紅のブレザーと深緑スカートの抜け殻が、まるで子供がろくろで作った歪な花瓶の様に崩れていた。
 とん、という軽い着地音。
「なるほど……変な小学生、ですか」
 シオンが首をかしげる。十代前半に見える男の子が執務机の上に片膝をついていた。活発そうな子供だ。Tシャツにショートパンツという格好に野球帽を目深にかぶり、いたずらっぽく片目を閉じている。
「すごいね。いつから気付いていたの?」
「ほぼ最初から……でしょうか。生徒の皆さんが私に抱いている第一印象は知っていますが、それでも必要以上に目を合わせてくれませんでしたし……その割には緊張している様な喋り方が妙に演技じみていましたし。決め手は塩素の香りと、美樹さんがこの時間に久留美さんを独りで帰すはずがありませんので……」
「なるほどね……。久留美って子は俺と背格好が似ているから目をつけていたんだけど、なかなか一人にならなくてね。今日ももう少しで襲えそうだったんだけど、美樹って子がバイクに乗せて一緒に帰っちゃったよ」
「こうして見事に変装できているのですから、なにも久留美さんを襲うことはなかったのでは?」
「オリジナルが別行動していると、とても面倒臭いんだ。罪をかぶせることが出来なくなっちゃうからね。計画通りなら久留美って子を襲って、あんたを誘拐したら、久留美って子は死体が出ないように処理するつもりだった。あんたの失踪事件は犯人も失踪したまま迷宮入りさ」
「……最低ですね」
「よく言われるよ」
 風を切る音がして、少年の身体が消える。
「ばぁ!」
 目の前。
 鼻と鼻が触れ合いそうな距離に、舌を出した少年の顔が飛び出してきた。
 長い八重歯。
 鳩尾に向かう少年の膝。
 ゴツリ。
「へぇ……やるじゃん?」
 シオンはとっさに両腕を構えて膝蹴りを防ぐ。
 少年は頭をがくんと下げると、口から霧状のものを吐き出した。
 紅茶だ。いつの間に口に含んだのだろう。
「なっ?! んぐッ!」予想外の攻撃にシオンが一瞬怯む。少年は隙を逃さず拳を突き上げた。ずぷん……とシオンの鳩尾に埋まる。その拳は小さいが石の様に硬い。少年はどうすれば相手が苦しむのか熟知しているのか、鳩尾に深くめり込んだままの拳を九十度捻った。「えっ……?! うぐッ?! ぐあぁぁッ!?」
 自分自身を抱くようにシオンの身体が折れる。そしてそのままぐるりと少年に背中を向けるように反転した。
 シオンは歯を食いしばった必死の形相で、少年に対して後ろ蹴りを放つ。
「は? おごぉッ?!」
「くはッ……! はぁ……はぁ……」
 少年は背中を壁に強打し、シオンは止めていた息を吐き出した。腹部に手を当てたまま、ソファの背もたれに手をついて身体を支える。
「痛ってぇ……なんだよその動き? ただのお嬢様じゃないのかよ?」
「うくっ……貴方こそ……何者なんですか……? その身のこなしは?」
「……似たようなもんだろ? 俺もあんたも、仕事が少し特殊なだけさ」子助は足元に落ちた帽子を拾い上げて、目深に被り直した。「名乗り忘れたけど、俺は子助っていうんだ。子供を助けるって書いて子助。いい名前だろ?」
「ええ……とても。漢字を説明する際の言い方は再考の余地があると思いますが」
「あんたが勝ったら、一緒に考えてくれよ」
 子助が地を這うようにしてシオンと一気に距離を詰める。低い。そして速い。顎が床に着きそうな姿勢で、なぜあのような速さが出るのか。子助がシオンの足の間から上目遣いで見上げる。
「おっ……白だ」
「……くッ」
 バックステップで距離を取るが、子助はすぐさま距離を詰める。子助が飛び、独楽のように回転。そのままシオンの右頬を狙った後ろ回し蹴りを放つ。シオンが足を開いて上体を落とし、蹴りを躱す。子助の身体は空中で止まったままだ。
「やべ……」
 子助の口がかすかに動く。
 伏せた体勢のシオンがバネのように起き上がり、空中の子助の背中に右手を回り込ませる。子助の身体を引き寄せると同時に起き上がる勢いを利用して、子助の鳩尾を左膝で正確に射抜いた──つもりだった。
「……え?」
 シオンの瞳が大きく見開かれる。
 自分の右手が感じたのは、自分の左膝の感触。それと、子助が着ていたTシャツだけ。久留美の変装を解いた時と同じ、変わり身……。
「変わり身を実戦で使うなんて……」シオンが視線を下に落とすと、上半身裸の子助がゴムの様に腰を捻りながら、ギリギリと拳を引き絞っていた。「何年振りだろうなッ!」
 捩れたゴムが戻る様に、残像を残しながら子助の身体が回る。同時に、拳が、前に。
 ずぐん……!
「ゔぐッ?! んぐあぁぁッ!?」
 鳩尾に小さな拳を深く突き込まれ、シオンの身体が感電した様に跳ねる。
 拳骨の先で、子助はシオンの心臓の鼓動を感じた。
 子助が力任せに奥深くめり込んだままの拳を捻ると、シオンは白目を剥いたまま声にならない悲鳴をあげながら大きく仰け反った。
「…………ッッ?!」
「……しぶてぇなッ!」
 どんッ……という、まるで交通事故の様な音が室内に響いた。
 子助は歯を食いしばりながら、渾身の一撃をシオンの臍の位置にぶち込む。横隔膜を揺さぶるため一瞬で拳を抜くと、腹部の中央は子助の拳の形そそのまま残したクレーターが出来た。
「おゔぅッ!? くッ……! ぐ……ぅ……」
 膝から崩れ落ちるように、シオンの身体が前のめりに倒れた。失神する瞬間まで、シオンの目は子助を見続けていた。もしかしたら失神したことにすら気付いていないのかもしれない。
「……ぷはッ! はぁ……はぁ……何者だよこいつ? この俺が一撃で仕留められないなんて」
 子助は膝に手を着きながら息を整えるが、ふらついて厚手の絨毯に尻餅をついた。落ちていた自分のTシャツで汗を拭う。喉がひゅうひゅうと鳴り、咳き込む。気道の粘膜が貼り着きそうだ。何か水分は……。探すと、テーブルの上に飲み残しの紅茶を見つけた。ポットの蓋を開け、口の端から零しながらもそのまま飲む。冷え切っていたが、鼻を抜ける香りが清々しく、涙が出そうなほど美味い。
「はぁ……はぁ……あいつらには、もったいないな」子助がうつぶせに倒れているシオンを見ながら言った。携帯電話を取り出し、電話をかける。「もしもし? ああ、例の依頼の件、失敗しちゃった。小切手は返すよ…………え? 知らないよ。あとはそっちでどうにかしてよ。とにかくもう諦めて欲しいな…………あのさぁ、もう少し考えて喋ったほうがいいよ。ターゲットを君達二人に変えてもいいんだから……うん。そうそう。じゃあ、もう会うこともないと思うけど」
 シオンはまだ動かないが、一定のリズムで背中が上下している。手加減はほとんどできなかったが、無事のようだ。子助は倒れているシオンを見ながら、窓の桟に腰をかける。背後の景色は真っ暗だ。
「そういや白鬼衆にくノ一は居なかったな。いつかスカウトしてみるか。メイドでくノ一ってのもなかなか……」
 ぐらり……と子助の身体が後方に倒れた。
 建物の五階の窓から、子助の身体は闇に溶けるように消えた。

9月25日(日)に開催される「りょなけっと6」について、本日無事に配布物が揃いました。

当日はどうぞよろしくお願いいたします。


◆イベント概要
 日時:2016/09/25(日) 11:30〜15:00(終了後アフターイベント有り)
 会場:東京卸商センター3F展示場
    ※詳細や注意事項等はイベント公式HPをご参照下さい。

◆登録サークル名
 Яoom ИumbeR_55


◆スペースナンバー
 地5

◆配布物
 新刊:[ ANOTHER ONE ]
 ページ数:6枚(モノクロ3枚、フルカラー3枚)
 イラスト:フルカラー腹パンチイラスト2枚、モノクロ腹パンチ下描き2枚、導入部1枚
 印刷:印刷会社によるオンデマンド印刷
 内容:次回以降配布する冊子に掲載予定のイラスト集(一部下描きあり)とプロローグ
    オリジナルキャラクターのシオンの腹責めがメイン
    ※直接的な性表現、失禁などの描写はありません
 価格:300円(6枚セット価格)

※今回イラストに添える文章は数パターン作成したのですが、未熟ゆえにどうしてもバランスをとることが出来ず、文章は導入部分のみとなります。文章サークルを名乗っておきながらとても情けない思いですが、どうぞご了承ください。
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サンプル1

サンプル3

サンプル4

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また、同スペースにて普段仲良くしていただいているすがれや商店様の委託配布を請け負っております。
当日はスガレオンさんご本人もスペースにおりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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先日紹介させていただいた「お仕事情報」について、サンプルを追加いたします。
※ラストシーンのため、文章は途中で切ってあります。



表紙
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サンプル「不知火、輪姦」
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「おい雌豚。こっちに来い」
 ガチャガチャと乱暴に独居房のドアを開けると同時に、元上官はベッドの隅に座っている不知火を呼びつけた。不知火は一瞬だけ元上官を睨みつけた後、目を伏せて元上官の元に歩み寄る。
 豚に処女を奪われ、この男に自分は性奴隷以下の雌豚であると認めてから、何日が経過しただろう。
 地下の独房に監禁されてから、元上官は毎晩のように訪れては明け方まで不知火を犯し、その度に性奴隷の誓いと雌豚としての認知を求めた。改造による異常快楽のため、犯されている最中は不知火はまともな思考が出来ず、連日それらを全てを認めるセリフを絶叫した。
 元上官は近づいた不知火に対し卑屈そうな笑みを浮かべると、黒い軍服の上から自分の股間を指差した。
「しゃぶれ」
「なっ……?!」
「なんだその顔は? 疲れた主人を労うのが奴隷の役目だろうが。おっと、豚らしく手は使うなよ。全部口でしろ」
 不知火は怒りと屈辱感で歯を食いしばり、耳まで真っ赤にしながらもおずおずと仁王立ちする元上官の前に跪いた。
(なんで不知火がこんなことを……。でも、言う通りにすれば……気持ち良くしてもらえる……)
 不知火はもはや体から湧き上がる淫欲を抑えることができなかった。独房に放り込まれてから、何回か自分でしたこともある。だが、元上官に犯されている時のような頭が弾けるような快楽には程遠かっただけではなく、豚とした時の方がはるかに身体の熱が収まった。改造により自分は性欲ではなく、雄を求めるようになってしまったのだと不知火は悟り、自分一人ではどうしようもない情欲を抱えて絶望した。
 勝ち誇ったように不知火を見下ろしている元上官と目が合う。
 そういえば、まだ口は使ったことが無かったと不知火は思った。自分は豚に処女を奪われた上に、この男に口の初めてを奪われるのか……。
「は……早く……出して……」
「あぁ? 奴隷が主人の手を煩わせるな。全部お前がやるに決まっているだろうが?」
「な……くっ……」
 不知火が下唇を噛みながら元上官の股間に伸ばそうとした時、元上官は不知火の頬を張った。乾いた音と共に、不知火の上体がぐらつく。
「お前は知能まで豚並か? え? 全部口でしろと言っただろうが?」
 不知火は頬を押さえながら一瞬キョトンとした顔をしたが、すぐに意味を察し、悔しさに目に涙を浮かべながら元上官の股間に口を近づけた。難儀してファスナーの先端を噛み、頬を染めながらゆっくりと下ろす。下着の前合わせから唇を突っ込んで包皮の一部を咥えて引き摺り出すと、ペニスがぶるんと跳ね上がった。ペニスに半分隠れた元上官のニヤついた顔が、天井の灯りを背後にシルエットになっている。
「早くこいつをしゃぶれ。何度も言うが、手は使うなよ」
「ぐっ……わ、わかっている……。んっ……ずちゅっ……じゅるっ……んくっ……んッ?! んふぅッ!?」
 憎々しげに元上官を見ながらペニスを口に含むと、一分も経たないうちにぞわぞわとした快感が脳を満たした。まるでペニスが軟口蓋を突き破り、脳を直接犯されているみたいだ。咥える前はいっそ噛みちぎってやろうかとも考えたが、既に不知火は軽く達し、膣から暖かい液体がとろとろと流れてくるのを感じていた。
「おいおいなんだ? まさかチンポ咥えただけでイッたたのか? え? ひひひ……ここまで色狂いだとは思わなかったぜ」
「んっ……んふっ……んむぁ……ぷはッ! はぁ……はぁ……はむっ……んっ……んっ! んっ! んふっ! んんんっ!」
 不知火は湧き上がる快楽に身を任せ、鼻を鳴らしながら頭を前後に激しく振り、無我夢中で奉仕を続けた。瞳はとろんと蕩け、うっとりと愛おしそうに男のペニスを味わっている。じゅっぽじゅっぽと言うリブミカルな水音が独房を満たし、元上官の射精感を高める。
「おい、自分が何をしているかわかっているのか? 情けなく必死に頭を降って、俺にザーメンを恵んでくれっておねだりしてるんだぜ? 今のお前を、お前の姉妹が見たらどんな顔をするか想像しただけで笑えてくるぜ」
 元上官の意地の悪い声が届いていないのか、不知火は一心不乱にフェラチオを続けた。蔑む声も耳に入らないほど、必死に唇を窄めて夢中で敵である男のペニスをしゃぶっている。両手を元上官の腰に回して、頭を前後に揺すったままぎゅっと抱きつく。時折上目遣いで口内に溜まった唾液と先走り汁をごくごくと音を立てて嚥下しながら、熱のこもった奉仕を続けた。元上官が達するのにそう時間はかからなかった。
「チッ……初めてのくせに上手いじゃねぇか…………まさか練習でもしてたのか? ひひ……よし……ご褒美にたっぷりと男の味を教えてやるよ……」
 元上官は両手で不知火の桃色の髪を掴むと、奥まで咥え込まれていたペニスをずるりと不知火の口元まで引き抜いた。一瞬不知火が不思議そうな顔をする。元上官はペニスを完全には抜かず、鈴口を不知火の舌先に付けると、何の躊躇いも無く白濁をぶちまけた。
「ん……んぶぅッ?! んぐぅぅぅぅッ!?」
 元上官の吐き出した精液は不知火の舌を先端から根元まで舐める様に流れ、唾液と混ざった濁流となって喉奥に当たった。不知火は強制的に舌全体で精液を味わわされる。あまりの量に窒息しそうになり不知火は喉を鳴らしながら嚥下するが、それでも飲み込みきれない精液は口の端から溢れた。
「んぐっ!? ごきゅ………ごくっ! ごくっ! ぐぷっ……! ぷはッ! はぁ……はぁ……あ……あぁ……」
「ひひひ……すげぇ征服感だ……。どうだ? 俺のザーメンの味は?」
 普段はキツそうな不知火が口の周りに白濁した残滓をこびり付かせながら、肩で息をして許しを請う様な視上目遣いを送っている。その様子を見た元上官のペニスはすぐさま硬度を増し、反り返っていった。
「声も出ねぇか……まぁいい。これを着て付いて来い。楽しいところに連れて行ってやる」
 元上官が黒い布を不知火の足元に投げる。
 不知火が着ていた対魔艦スーツだった。

 四方に赤黒い緞帳が降りた豪奢な室内には二十人ほどの男がいた。中央の白いクロスの掛かった大きなテーブルには豪勢な食事と酒が並んでいる。それらを摘みながら談笑している男達は全員青白い顔をして、胸に階級章の付いた黒い軍服を着ている。深海棲艦化した提督達だった。
「お集まりの皆様、お忙しい中よくぞお越しくださいました」
 元上官が注意を引くように手を叩きながらステージで慇懃に頭を下げると、会場内から拍手が起こった。
「本日は私主催のパーティーにご足労いただき感謝しております。立食なうえ粗酒粗餐ではございますが、どうぞ御堪能いただければ幸いです。さて、このたび不肖私がこのような酒宴を設けさせていただきましたのも、私事で大変恐縮ではございますが、先日より奴隷を一匹飼いはじめました。ようやく躾も終わりが近づいてまいりましたので、ぜひ皆様にご紹介ができればと……」
 おお……と会場からどよめきが上がる。
 元上官がリードを引くと、対魔艦スーツに首輪を付けた不知火がステージの袖から四つん這いで姿を現した。屈辱と羞恥に頬を染め、悔しそうに歯を食いしばっている。
「ほぉ……陽炎型か……」
「奴もやりおるわ……。プライドだけが高い卑屈な男だと思っていたが、まさか対魔艦を手懐けるとはな……」
 会場のあちこちで提督達が陰口を言い合う。それを知ってか知らずか、元上官は至極満足そうに会場全体を見回して拍手を促した。
「ではこれより、ささやかな余興を執り行わせていただきます。私の横に繋がれておりますのは人間でも、ましてや対魔艦でもございません。ここにいるのは性欲に狂った浅ましい雌豚でございます。なにせ私と初夜を過ごした後は、その行為を忘れられずに独房で独り慰めておりました。あまりにも哀れでしたので見ないふりをしましたが……こちらがその様子ございます」
 元上官の言葉に、不知火はビクリと肩を震わせた。
 錆びついたゼンマイの様に恐る恐る背後を振り返ると、ステージ上のスクリーンには独房のベッドに仰向けに寝ている自分自身が映し出されていた。
 まさか……と不知火は消え入りそうな声でいった。唇がぶるぶると震え、顔色が真っ青になる。
 スクリーンの中の不知火は熱に浮かされたようにベッドの上で悶えていたが、やがて遠慮がちに乳首と性器を愛撫し始めた。少しずつ手の動きが早くなってゆくが、求めている快感が得られないのか時折顔をしかめている。はしたない娘、慣れた手つきなどど、会場内のあちこちから失笑と揶揄する声が上がった。
「なにぶん日が浅いものでして、ご奉仕をするにあたりましては技量や作法、言葉遣いなど不十分かと思いますが、頭や身体はご覧の通りの淫乱であり男と交わることしか考えておりません。拙い奉仕になるかとは思いますが、どうぞご堪能下さい」
 元上官が恭しく頭を下げると会場内から拍手が上がった。元上官は四つん這いになっている不知火を見下ろす。不知火は羞恥で顔を真っ赤にしながら、大粒の涙を湛えて元上官を睨みつけた。
「なんだその目は? 俺のせいだとでも言いたいのか? 誰もお前に独房でオナニーをしろなどと言っていないぞ。そうだろ? え? いい加減その恥知らずな強い性欲を認めたらどうなんだ?」
「うっ……ぐッ……」
「ひひひ……いい加減素直になれ。お前にとってはむしろ願ってもないチャンスじゃないか。見ろ、これだけの男がいるんだ。その気にさせたら全員がお前にぶち込んでくれるぞ? 一人二回としても四十回以上は楽しめる。悪い話ではないだろう?」
 不知火はこれ以上無いほどの屈辱に震えていた。雌豚として紹介され、自慰を公開され、自分から望んで名前も知らない男達に輪姦されろと命令される。女性としても人間としても終わっている様な扱いを受け、あまりの悔しさに涙で視界が霞んだ。しかし次の瞬間、不知火の下腹部から脳天に向けて暖かい泥の様な感覚がどろりと駆け上がった。ほんの一瞬、ここにいる大勢の男達に輪姦される自分を想像してしまった。どくどくとマグマの様な制欲が湧き上がると、自分でも信じられない言葉を口走った。
「そ、そのに気させるって……ど、どうしたらいいのか……」
「ひひ……なんだお前もその気じゃないか。そうだな……あのテーブルの上でオナニーしろ。独房でしたみたいにな。いつも通りにするだけだから簡単だろう?」
 元上官は中央の大きなテーブルを指差す。この状況を予想していたのか、すでにテーブルは給仕係の下級兵によって酒や料理が片付けられ、新しいクロスが敷かれていた。
 もはや不知火の身体は誇りやプライドよりも、湧き上がる性的衝動を優先するようになっていた。元上官の命令に従ってさえいれば、自分の火照った身体と耐えず身を焦がす性欲を一瞬でも満たしてくれる。元上官の要求を断ってもし捨てられでもしたら、いったい誰がこの熱を治めてくれるのだろうか。
 不知火はうつむき気味にテーブルに乗ると、おずおずと仰向けになって足を開いた。
 周囲からは囃し立てる声が聞こえる。
 恥ずかしさで顔を真っ赤にしながら遠慮がちに股間に手を添えると、ゆっくりと擦り始めた。

※以降は本編でお楽しみ下さい


サンプル「雪風、触手部屋監禁」
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 連日、昼夜の区別無く行われる陵辱で、雪風は既に曜日や時間の感覚が失われつつあった。
 しかし、半ば夢現の状態で犯されている状況であっても、時折尋問と称して仲間や作戦に関する聴取に対しては徹底して黙秘を続けた。機密を喋るわけにはいかない。大好きな姉妹達を同じ様な目に逢わせるわけにはいかない。
 将校の部下達はだいたい同じ時間に同じ顔ぶれで連れ立って地下室へと降りてきた。深海棲艦側とはいえ職務のスケジュールは厳密に管理されているらしい。一ヶ月が経つ頃には、定期的に雪風に入浴と僅かな休息や食事を与えるという暗黙のルールが生まれた。特に入浴に関しては、ひとつのグループが犯し終わるたびに無理矢理シャワー室に放り込まれるため、雪風は一日に何回も身体を洗うことになる。地下室の掃除もある程度当番制で行なわれているらしいが、こびりついた饐えた臭いはブラシで床や壁を擦っても完全には落ちなかった。
 その様な毎日が繰り返される中、あの男が現れた。
「なんじゃ……まだやっているのか」
 でっぷりとした男の影が、階上の光を浴びて巨大なシルエットを床に落とした。雪風の処女を奪った将校だ。将校は難儀そうに階段を降りると、地下室にこもった臭いに顔をしかめた。
「し、将校殿!? お疲れ様でございます!」
 雪風をバックから突いていたリーダー格の男がバネ仕掛けの様に直立すると、勃起し切った男根から雪風の愛液を滴らせながら慌てて敬礼した。その滑稽な様子を将校は鼻を鳴らして一瞥した。
「ふん……なかなか良い趣味をしておる。スーツを着せたままとは、儂には邪魔にしか思えんが」
「はっ……部下達の、尋問に対する士気が上がるかと思いまして……」
 将校は対魔艦スーツを着たまま床にうつ伏せで突っ伏している雪風をゴミを見る様な目で見た。視線をリーダー格の男に移す。
「それで、お前に与えた任務はどうなっておる?」
「は、はっ! 見た目に反してなかなか強情でして……お恥ずかしながら、まだ機密を聞き出すに至ってはおりません……」
「馬鹿者! お前ら揃いも揃って何をしておるか! こんな小娘の口ひとつ割らせることもできずに、大本営が潰せると思っておるのか!? よもや小娘を抱くことにうつつを抜かして、尋問の手を緩めたわけではあるまいな?」
「と……とんでもございません! 部下含め精一杯任務遂行に尽力致しましたが……私の不徳の致すところであります!」
「……まぁいい。おいそこの兵、こっちに来い」
「は……はっ!」
 将校が遠巻きに見ていた兵を指名してリーダー格の男の横に立たせる。兵が敬礼すると同時に、将校の腕が唸りを上げて横に払われた。ごきん……と言う嫌な音と共に、兵の首が真後ろを向く。リーダー格の男があっけにとられている中、首だけ真後ろを向かされた兵は敬礼の姿勢のまま倒れ、ピクリとも動かなくなった。リーダー格の男はひぃと悲鳴を上げながら、額を地面に押し付けた。
「小娘を連れて来い……肉壷に運ぶ」

 リーダー格の男に担がれながら、雪風は地下の再奥にある部屋の前に連れてこられた。ドアには「肉壷」「立入禁止」と書かれた大きなプレートが貼られている。将校が暗証番号を入力して重い扉を開けると、雪風は思わず悲鳴を上げた。
 一面の肉壁。
 巨人の腸内に通じているかの様に、部屋の中の壁という壁が剥き出しの内臓の様にぬらぬらとした粘液で濡れ、脈打つ様に蠢いていた。肉壁は雪風が連れて来られたことに気がついたのか、肉の一部をカタツムリの目の様に細く伸ばして雪風に触れようとしている。
「ひ……ひぃっ!? な……なに……これ?」
「肉壷と呼んでおるが、この基地ができた時から既にここにあってな……儂にもよくわからんのだ。わかっていることと言えば、こいつの分泌する体液には強烈な媚薬効果と催淫効果があるということと、一度女を与えると命令があるまでは干からびるまで離さんということだ。なんとも、おぞましい存在よ……」
 将校がリーダー格の男に向けて顎をしゃくると、リーダー格の男は雪風を部屋の中に投げ入れた。途端に壁という壁がうぞうぞと動き、雪風の手足を肉内に取り込んでいく。

※以降は本編でお楽しみ下さい

コミックマーケット90にてハーパー様が出版される同人誌「TAIMAKAN YUKIKAZE」へ文章を書かせていただきました。
詳細とサンプルは下記の通りとなります。
普段とは文体や表現方法などを意図的に変えております。手探りのため色々と至らない点も多いかと思いますが、イラストの魅力を少しでも高めるお手伝いが出来ていればありがたいです。
興味のある方は是非お願いいたします。


配布イベント :コミックマーケット90
日時     :2016年8月13日(土)
サークル   :ハーパー
ブース    :2日目 東 L17a


サンプル「雪風、犬プレイ」
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「ぶふぅぅ…………」
 男は本日八回目の射精を終えると、まだ硬さを保っている肉棒を雪風の膣からずりと引き抜いた。
「ひぅッ?! はあぁぁあん!」
 男の太いカリ首に膣壁を擦られ、雪風は甘い声を上げた。
 連日長時間に渡る執拗な陵辱を受け、雪風の口もアナルも性器もすっかり男の極太の形を覚ていた。心では男を拒絶していても、身体はもはや男の姿を見ただけで股が濡れるほど調教されている。今日も事の最中には、心から男に対して忠誠の誓いを叫んでしまった。快楽の濁流に飲まれて朦朧とする意識の中で、精液と自分の愛液にまみれたペニスに頬ずりしながら、犯してくださいと泣きながら懇願して、数え切れないくらい絶頂した。
 男はベッドでぐったりとしている雪風を一瞥すると雑にペニスを拭い、部屋から出て行った。雪風がまだ焦点の合わない目で男の背中を追う。ドアの外で待機していた部下数人に何か手短に指示をしているようだ。男が部屋を出ると、入れ替わりで黒い軍服を着た男が数人部屋に入ってきた。
「うぷっ……相変わらずひっでぇ臭いだ……」
「あのおっさん……年甲斐もなく毎日毎日派手にぶちまけやがって。掃除する俺達の身にもなれってんだ……」
「に、にしても……こ、今回は飽きるまでが長かったね……。い、い、いつもは三日も経てば飽きて僕達に、く、く、くれるのに」
 三人の部下達は口々に文句を言いながら、仰向けに身体投げ出している雪風を覗き込んだ。雪風からは男達の表情は逆光になってよく見えないが、口元に下卑た笑みが浮かんでいることは理解できた。
「へ、へぇ〜、君が雪風ちゃんかぁ〜。は、は、初めて見たなぁ〜」
「俺はまだ海軍に所属していた頃に見たことがあるぜ。ものすごい戦果と武勲を上げている艦娘が来るってんで、全員整列して待機してたんだよ。どんなごつい女が来るのかと思って突っ立ってたら、このちっこいのがお偉方の後ろからちょこちょこ歩いてきやがった。開いた口が塞がらなかったぜ」
「ははは……ガチでロリじゃねぇか……。艦娘じゃなかったら犯罪だろこれ?」
 雪風が不思議そうな顔をして部下達を見上げる。いつもは男に犯された後は、男の手によってシーツに包まれ、抱きかかえられながら部屋を出た。シャワー室に放り込まれると男の手で身体の隅々まで洗われ、小さい客間のような部屋に寝かされる。数時間後に男が迎えに来るまでの、しばしの休息。
「し、し、将校は、どうやら君のことが飽きちゃったみたいだからねぇ……。こ、これからは、ぼぼぼ、僕たちが相手するからね」
「ペットとして飼ってやるよ。逆らったら容赦しねぇからな……」
「とりあえず地下室に運ぶぞ。他の奴らも呼んで全員で輪姦そうぜ……」

「あんっ! あんっ! あんっ! あんっ!」
「ふっ……ふっ……ぐ……くぉッ……! おら……出すぞ!」
 湿気のこもる地下室は、雪風の嬌声と男達の獣のような息遣いで満ちていた。将校と呼ばれる男に最後に犯されてから、もう何日経っただろうか。地下室に監禁されてから、男は一度も姿を見せず、代わりに男の部下達によって昼夜なく犯され続けた。形式上は尋問ということになっているらしいが、部下達は雪風から機密を聞き出すことはほとんどせず、ただ犯すこと自体を楽しんでいるようだった。雪風が少しでも嫌がったり抵抗したりすれば、部下達はペットの躾と称して容赦なく頬を張り、足蹴にし、水を張った洗面器に雪風の顔を押し付けた。連日動物以下の扱いを受けるうちに、雪風は次第に抵抗する気力を失くしていった。抵抗さえしなければ、おとなしくペットとして犯されてさえいれば、暴力を受けることはないのだから……。
「おい雪風、今日はプレゼントをやるよ」
 部下達のリーダー各の男が、ラッピングされた小さな箱を持ってきた。ゴミを放るように、犯され終わった雪風の足元に放り投げる。
(プレ……ゼント……?)
 予想外の言葉に、雪風が戸惑う。まだ自分が艦娘だった頃、練度が上がり改造を受けた時に指令から貰ったプレゼントもこんな箱だった。その時に貰った新しい双眼鏡は、まだ自分の机の中にあるはずだ。あの頃は戦いは厳しかったが、指令や姉妹や仲間達に囲まれ、雪風の周囲は確かに幸せに包まれていた。こんな未来なんて、想像すらしていなかった……。
「その箱を口で開けろ」
 じわりと涙が湧き上がってきた雪風の頭上に、リーダーの男の声が降ってきた。
「く……口で……ですか?」
「犬が人間の言葉を喋ってんじゃねぇぞ! また蹴り上げられたいのかコラ!?」
「ひッ……! わ、わん……」
 雪風は条件反射的に四つん這いになり、手で箱を押さえながら口でリボンを解いた。周囲を囲っている部下達がその様子を見て低く笑っている。難儀しながら口で箱を開けると、プラスチックで出来た安物らしい犬の餌入れと、リードの付いた首輪が入っていた。
「…………え?」
「何でも艦娘は司令官に気に入られると、鍵のついた首輪を貰えるみたいじゃねぇか。今は俺達がお前の司令官だからな。嬉しいだろ?」
「ち、違います! あれは首輪なんかじゃありません! あれは指令からの……あぐっ?!」
 男は舌打ちをすると、うるさそうに顔を歪めて雪風の脇腹を蹴った。爪先に鉄板の入った軍靴がめり込み、雪風は呻きながらうずくまる。
「おい駄犬! てめぇ俺を舐めてんのか!? 頭でわからねぇなら身体に覚えさすぞ!」
「ひ……ひぃッ! わ、わん! わんっ!」
 男が手を振り上げると、雪風は必死に手で顔を庇おうとする。表情は怯えきっており、艦娘や対魔艦の頃の面影は消え去っていた。その様子に満足したのか、男は振り上げた手を降ろして自分の顎をさすった。
「わかりゃあいいんだよ。素直な犬は可愛がってやる……俺はやさしいだろう?」
「わ……わん……」
「わかったらその首輪を付けろ。早くしろよ」
「……わん」
 雪風は震える手で自らの首に輪をかけた。指が震えてうまくバックルを留められず、周囲から下品なヤジや笑い声が飛んでくる。自分を嘲笑する男達の中心に裸で座り込みながら、人間以下の証を自ら首に巻く。指令や姉妹達が自分の姿を見たら、どんな顔をするだろうか……。屈辱感と絶望感で涙が溢れそうだったが、それ以上に男達への恐怖感が勝っていた。逆らったら、何をされるかわからないのだから。
「なかなか似合うじゃねぇか。じゃあ、まずは『お手』だ」
 首輪につながったリードの先端を持ったまま、リーダー格の男が言った。下唇を噛みながら、雪風は男が差し出した手の平に自分の手を乗せる。『ふせ』をすると、数人の部下達が背後から自分の尻を覗き込んでいるのがわかった。
「よーし、じゃあ『チンチン』してみろ」
「……えっ」
 部下達が笑いながら囃し立てる。雪風が一瞬戸惑ったのがわかったのか、リーダー格の視線が一気に鋭くなった。それを見て雪風の肩がビクッと震える。
 殴られたくない……。
 雪風は目をぎゅっと瞑り、奥歯を噛み締めながらリーダー格の男に対して『チンチン』をした。
 和式便器にしゃがむような姿勢のまま上体を起こし、両手を犬の前足に見立てて肩の前で垂らす。
 本当にやりやがった。このバカ犬もう発情してるぜ。リーダー格の男に対して屈辱的な体勢で身体を開いている雪風に向けて、部下達は口々に笑い、嘲った。恥ずかしさと情けなさで、雪風の耳が赤く染まっている。
「よしよし……なかなか賢くなってきたじゃねぇか。うまく芸が出来たペットには、ご褒美をやらねぇとな」
 頭を軽く撫でられ、雪風は閉じていた目を開けた。雪風の鼻先に着きそうなほどの距離で、リーダー格の男の男根がいきり勃っている。
「ひ、ひぅっ?!」
「ワンちゃんの大好きなソーセージをやるよ。嬉しいだろう?」
 男が首輪につながるリードを引くと、雪風は「チンチン」の姿勢のまま強引に前に倒された。顎を地面に着けて、自然と尻を持ち上げる体勢になる。事が始まるのを察し、周囲を囲んでいた男達が息を荒げながら距離を詰めてきた。既に勃起させている者も多く、部屋の中に獣の気配が充満する。
「い……や……」
 カチカチ……と雪風の歯が小刻みに鳴った。
 部下の男達の男根は将校のそれに比べたらサイズ、技量共にはるかに劣るモノであったが、それでも機械による改造を受けた身体では快楽は通常の何十倍、何百倍にも増幅して脳を直撃する。たとえ童貞の拙い腰使いであっても、今の雪風はいとも簡単に絶頂を繰り返してしまうだろう。無理矢理麻薬を注射し続けられる様に、このままではいつしか快楽に溺れ、何もかもがどうでもよくなってしまう事に雪風は怯えていた。
 リーダー格の男はゆっくりと雪風の背後に回り、雪風の柔らかい尻たぶを掴む。愛液を塗りたくる様に亀頭の先で雪風の入り口を嬲ると、雪風の肩がビクッと震えた。位置を決め、ゆっくりと腰を前に突き出す。解かしたバターの様になった膣の柔壁をかき分けながら、男根がゆっくりと雪風の奥まで進む。
「ひッ……ふっ……あッ……ふあッ!? あぁッ! あああああぁぁぁぁあん!!」
 男根がGスポットを通過すると、ゾクゾクとした快楽が雪風の背骨を這い上がった。頭を抱えてのたうち回りたくなる様な快楽に、雪風は背中を反らして叫ぶ。
「おおぉ……すげぇ締まる。おい……まさか入れただけでイッたのか?」
「ふッ……んぐッ……わ、わん…………」
「へへへ……そうかそうか。じゃあ可愛いペットのために突きまくってやらねぇとな……俺がイクまで止めねぇから覚悟しろよ? 」
「ん……ぐっ……ふ、ふぁッ! ああんッ! ひ……ひあッ!? あああぁぁぁああッ!?」
リーダー格の男は雪風の尻を抱える様に掴むと、リズミカルに腰を打ち付けた。パンパンと肌同士がぶつかる乾いた破裂音と、グッチュグッチュという粘液が混ざる音が地下室に響く。
「んふあぁぁぁああ!? あはッ! あんッ! んあぁッ! いぎッ……! はうぅぅぅッ!!」
「おらッ! おらッ! おらッ! どうだ御主人様のご褒美は!? 美味そうに咥え込みやがって!」
「ああああッ!! や……やあッ! ぎ……ぎもぢ……ぎぼぢいぃですッ! お、おチンチンすごいですッ!!  おぐッ!? お……おほおぉぉぉおお!」
「言葉喋んなって言っただろうが! チンポ抜いちまうぞ!」
「ひ……や、やだッ! わ、わんッ! わんッ! わ、わふッ! わぅ……は……はへ……はへぇ……ん、んぉぉぉおお!」
 抽送を始めてから五分も経っていないというのに、雪風はだらしなく舌と涎を垂らしながら喘いだ。取り巻きの男達は順番待ちをしている者もいるが、我慢が出来ずに自分で始めてしまった者がほとんどだ。全員崩れまくった雪風の表情や、泡立ちながら艶かしく蠢めく結合部を凝視しながら一心不乱にしごいている。
「くぉッ……おおぉ……そうか、そんなに良いか。へへ……周り見てみろよ? 他の御主人様が餌をくれるらしいぜ?」
「ふぐッ! ふぅぅぅぅッ! んぁッ! ん……んぅ……あ……はぁぁ……」
 雪風が顔を上げる。視界のほぼ全てが自分目掛けて夢中でペニスを扱いている男達で埋まっていた。それぞれ惚けたような顔や、ニヤついた笑みを浮かべてはいるが、目だけは同様にギラギラと光らせながら犬のような格好で犯されている雪風を凝視している。
 リーダー格の男が周囲に目配せをすると、部下達が察して近くに転がっていた餌入れを雪風の顔の前に置いた。雪風は激しく喘ぎながらも不思議そうに餌入れを眺める。
「ぐひひひ……お、お腹がす、空いただろう? い、い、今すぐ出してあげるからね……」
「あ……濃いの出る……あぁ……」
「やらしい顔して喘ぎやがって……うっ……で、出るッ!」
 部下達は既に限界だったのだろう。先を争う様に雪風の顔の近くに集まり、餌入れを目掛けて射精した。入れ替わり立ち替わり、雪風に射精の瞬間を見せつける様にしながら、餌入れを精液で満たす。順番待ちをしている間に達してしまった者も数人いたが、それでも十数人が餌入れに射精し終えると、空気の循環が悪い地下室内はべっとりとまとわり付く様な重い湿気と生臭い臭気で満たされた。
「おら、みんながお前のために特製ミルクを出してくれたぞ。嬉しいだろ? ありがたく全部飲めよ」
「い、いやッ! わ、わんッ! わんッ!」
 犬の餌入れに溢れんばかりに入った、不特定多数の男達の精液を飲み干せという命令に、雪風は真っ青になりながら首を振る。
 つい数日前に処女を失ったばかりの雪風にとって、あまりにも残酷な命令だった。目の前のオモチャの様な餌入れには、どろどろに腐った粥の様な白濁汁がなみなみと溜まり、異様な臭いを放っている。見ているだけで吐き気がこみ上げ、雪風は奥歯を噛みしめながら必死に目を逸らした。
「どうした? 早く啜れよ」
「い、嫌ですッ! で……出来ませ……ひぅッ!」
 リーダー格の男が雪風の尻を張る。
「ふざけてんじゃねぇぞ! 主の用意した餌を断る犬がどこにいるんだ!?」
「ゆ、雪風には出来ません! ゆ……許してくだ……い、痛ッ?! ひぎッ! や、やだッ! やだぁッ!」
「チッ……おい! 誰か手伝ってやれ。ったく、手間かけさせやがってこの駄犬が!」
 大柄な部下の一人が、泣きながら首を振る雪風に近付いた。乱暴に雪風の頭を掴むと、力任せに餌入れに顔を押し付ける。雪風は嫌悪感で限界まで目を見開いたまま、まだ生暖かさの残る白濁にべちゃりと顔を付けられた。
「やっ……ひッ!? や、やぁッ!! んぶぅぅぅッ?! ん……んぶえぇッ! ん……んぐッ!? んごおぉぉぉっ……ごきゅっ……おぇっ……ごきゅっ……うぶっ……」
 雪風の吐き出した息で粘液が泡立ち、ぶちゅちゅちゅ……と言う粘ついた音が響いた。こみ上げる吐き気と窒息の恐怖が頭の中を駆け巡り、空気を求めて思わず大口を開けて白濁液を嚥下してしまう。
「へへへ……どうだ? 美味いか?」
「んぐっ……ごきゅ……ごくっ…………ぶはあぁぁッ! はぁ……はぁ……はへぁ……」
 窒息寸前でようやく顔を引き上げられ、雪風は激しく息を継いだ。餌入れと顔との間に何本も粘液の糸を引きながら、あまりの事態に恍惚とした表情を周囲に晒している。呼吸困難になったためか頬が赤く染まり、瞳が裏返ったままだらしなく開いた口や鼻からは泡立った精液がぼとぼととこぼれて床に垂れた。年端もゆかぬ外見の少女が、全裸で首輪を嵌めたまま、精液まみれになってアヘ顔を晒している。それを見て興奮しない男の方が少ないだろう。部下達も多分にもれず、数分前に射精したばかりだというのに既にほぼ全員が回復しているようだ。
「まだ三分の一も減ってねぇじゃねぇか……おい、やれ!」
「ふぁ……あ……? んあっ?! んぶぅぅぅッ?!」
 リーダー格の男に促され、雪風は再び精液溜まりに顔を押し付けられた。嫌がるように頭を振り、ぼこぼこと泡立てながら空気を求めるようにして大量の精液を喉を鳴らして飲み込んでゆく。呼吸困難のため、限界を超えた雪風の肩が痙攣して激しく震え出した時にようやく引き上げられた。
「ぷはあぁぁッ! お、おえぇっ……げぼッ! う……ひ、ひッ! ゆ、許、許して……ッ! じ、自分でッ! げほッ……自分で、の、飲み……飲みますから! も、もう、や……やめてください!」
 もう一度大柄の男に頭を掴まれると、雪風は激しく抵抗した。男の手から逃げる様に自分から餌入れに顔を埋め、おずおずと舌を出して半分以上残った精液を犬の様に舌で掬い、嚥下してゆく。リーダー格の男はそれを満足そうに見下ろすと、ピストンのスピードを早めた。
「う……ぴちゃ……ぴちゃ……ごくっ……んぶッ!? あ……はあぁぁん! あん! あんッ! ふあぁッ!」
「飲むのを止めんじゃねぇ! チンタラしてるとまた無理矢理飲ますぞ?!」
「ひ、ひぃッ……! んぶッ……じゅ……じゅるっ……じゅるるるっ……んふッ!? んふぅッ!! んぐっ……じゅるるっ!」
「よしよし……やれば出来るじゃねぇか。偉いぞ」
 リーダー格の男の手がそっと雪風の背中を撫でる。
 嬌声を押し殺して夢中で精液を啜りながら、雪風はその手に温かさを感じていた。絶望的な状況の中に感じた、わずかな優しさ。
 優しさ?
 いや、錯覚だ。
 その絶望的な状態を作り出している元凶が、まさにその男なのだから。
 それでも雪風は、その僅かに感じた錯覚に縋らずにはいられなかった。縋らなければ、心が壊れてしまいそうな気がした。
(え……偉い? ゆ、雪風……褒められたの……? あ……撫でてくれてる……)
「おぉ……なんだ? 急に締め付けやがって……感じてんのか?」
「ふんっ……わ……わん……ずじゅるるるっ……んふぁッ! わふんッ! じゅ……じゅるっ! じゅるるるっ! ぴちゃ……ぴちゃ……」
「よし……全部飲めたじゃねぇか……。皿まで綺麗に舐めやがって……」
「へへ……よしよし」
 リーダーの男に続き、大柄な男が雪風の頭を撫でる。ゾクゾクとした嬉しさがこみ上げてきた。精液を啜っただけで、褒めてもらえた。頭や背中を撫でてもらえた。嬉しい。嬉しい。
「おおぉッ……そろそろ下の口にも特製ミルクを飲ませてやるよ……。お前も素直になってきたしな……特別に言葉を喋ることを許可してやるよ……」
「あッ! ああんッ! あはッ……あ、ありがとう……ご、ございます……。は、激しいッ?! んあぁぁッ!」
「餌の味ははどうだったんだ? えぇ?」
「お、おほぉッ! お……おいひぐ……い、いたらきまひらぁ……あ、あひッ!? ひ、ひあッ!? あああんッ! あ……ああッ?! す、凄いッ! す……凄いの来るッ!?」
「ぐっ……また締め付けが……。へへ……これからも可愛がってやるよ……嬉しいだろう?」
「うんッ?! うあッ! あ、ありがとうございます! ありがとうございますっ! お……おほぉッ!? お、おチンチン! おチンチン凄い! 凄いのぉ! あ……い……いぐ……い……イグッ! イグイグイグゥゥゥ!!」
「ぐぅッ! 出るッ! お……おおおッ!」
「ふ……あ……ああッ!! ふ……ふひゃああぁぁぁぁぁあああ!!」
 リーダー格の男が雄叫びを上げながら射精すると、雪風も弓なりに背筋を反らしながら叫んだ。二人はしばらく時間が停止したかの様に硬直すると、男は雪風の膣からずるりと男根を抜き抜いた。雪風は崩れ落ちる様に床に倒れこみ、衝撃で餌入れがからからと遠くへ転がっていく。
「ガキのくせに派手にイキやがって……。まだまだ後がつかえてるからな。頑張って飼い主にご奉仕しろよ?」
「はぁ……はぁ……はぁ……わ……わん…………」
 リーダー格の男が去ると、すぐさま複数の腕が奪い合う様に雪風の身体に伸ばされた。ぼうっとした雪風の顔はどこか笑っている様にも見えた。


サンプル「不知火、豚姦」
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 数時間後が経過した後、再び影の様に現れた白衣の男達は不知火の拘束を解いて箱蒸し風呂の様な自動洗浄機に放り込んだ。汗と愛液にまみれた身体を手際良く整膚すると、新しい下着をつけて元上官の命令通り地下牢へと運び、拘束した。
「装置解除後も異常脳波の継続を確認。改造は無事に完了しています」
「提督も人が悪い……ここまで深く改造したら、もう元には戻れんぞ」
「戻すつもりも無いのでしょう」
「そうだろうな……この娘も、もうオシマイだ」
 不知火を見ながら一人の男が言うと、残りの三人も頷いた。不知火は両手首に鎖の付いた鉄輪をはめられ、両目をきつく閉じたまま喘いでいる。
「見ろ、目を覚ますぞ」
 男達の目の前で、不知火は薄く目を開けた。ぼうっとしているのか、軽く頭を揺すって意識の覚醒を促す。
「ぐッ……?! ふあぁッ……!?」
 目を覚ました直後、不知火の身体は突然電撃を浴びせられたように跳ねた。目の前に星が飛び、下腹部からは今まで感じたことの無いほど強い性衝動がドクドクと脳天に向けて駆け上がっている。情欲を抑えるために必死に下唇を噛み締めながら、不知火は白衣の男達を睨む。男達は関わりたく無いという様子でそそくさと部屋を出て行った。
 一人で地下牢へ残された不知火はぎりりと歯を食いしばり、湧き上がる衝動に耐えながら自分の状況を観察した。手足の拘束は改造を受けている時に比べたら軽いものであったが、多少自由度が増した程度で容易に逃げられるものではない。それよりも自分の身体から湧き上がる衝動の方が厄介だった。スーツは脱がされ、胸の先端と局部のみを覆うような面積の小さい下着を身につけていた。おそらく、元上官の趣味だろう。あの下種のことだ、おそらく尋問と称し、自分の性欲を満たすために私を……。
「んぐッ?! ふはあぁぁぁぁああ!?」
 ビクビクと不知火の身体が痙攣する。
 ほんの一瞬、元上官から陵辱される場面を想像しただけだった。それだけで不知火の身体は火照り、絶頂に近い快感が脳内で弾けた。
「ぐっ……くそっ……この不知火を……ここまで……」
「ずいぶん辛そうじゃないか? え? 大丈夫か?」
 元上官が、黒い軍服を着て現れた。自分の身体をいじった張本人に対し不知火は精一杯の憎しみを込め、嚙みつく寸前の虎の様な視線を送る。
「ふーッ……ふーッ……」
「まぁそう怖い顔をするな……。古い馴染みとして仲良くいこうじゃないか。俺はお前を助けに来たんだぜ?」
「助けに……? 寝ぼけたことを言うのも……大概にした方がよろしいかと……」
「おいおい、俺は本気だぞ。交換条件ってやつだ。敵対し合う間柄であっても、互いにメリットがあれば手を組むのは戦争の常だ。なんだったら、お前に施した改造を解除してやってもいい……」
「……条件とは?」
 不知火は必死に平静を装いながら元上官に問いかけた。嫌悪の対象である元上官ですら、改造を施された不知火の脳は「男性」と認識し、情欲が湧き上がってしまう。元上官はもったいぶるように不知火を睨めつけながら、紙巻きタバコに火をつけた。
「簡単なことだ。対魔艦としての任務を放棄し、俺の性奴隷になれ。俺がしたくなった時にいつでもできるように、常にマンコを濡らしておく性奴隷にな。悪い話ではないだろう? 必死に耐えているみたいだが、さっきから俺の股間をチラチラ見てることくらいバレてるんだよ。淫乱のお前にとっては願っても無い提案だろう?」
「ふっ……まさかここまで予想通りだと、むしろ清々しく感じますね……。ご提案には『ふざけるな、死ね』とお返しいたします……」
「……そうか。ならば交渉は決裂だな。おい! こっちに来い!」
 元上官が手を叩きながら振り返り、何者かを呼ぶ。
 荒い息遣いとともに「それ」が部屋に入ってくると、不知火の顔が一瞬で青ざめた。
 豚。
 丸々と太った黒い体毛の豚が、ふごふごと鼻を鳴らしながら不知火に近づいた。
 体長は不知火の身体よりもはるかに大きい。
 豚は不知火の胸や腹の匂いを嗅ぐと、興奮した様に甲高く鳴き、泡を噛む様に涎を垂らし始めた。
「こら、待て待て!」
 元上官が声を発すると、豚は感情のない目で不知火を睨み、元上官の近くまで下がった。
「よく慣れているだろう? こいつは人間の女しか相手にしないプレイボーイでな、どうやらお前のことを気に入ったらしい。豚のセックスは凄いぞ。何せチンポが鞭みたいに長くてな。人間みたいに膣を出し入れするだけじゃなく、子宮口をこじ開けて子宮の奥深くまでチンポをねじ込んでからぶちまけるんだ。ザーメンの量も、こいつは五百ミリリットルは出す。人間の約百七十回分だ。出された後は妊婦みたいに腹がパンパンになるぜ」
 不知火は動揺を隠せず、元上官と豚とを交互に見る。でっぷりと太った豚は黄色く濁った目をギラギラと不気味に光らせながら、不知火の肢体を凝視している。元上官の口元が、満足げに歪むのがわかった。
「条件を飲まないというのなら、この豚とセックスしてもらう。初めての相手が豚というのは、さすがのお前も本望じゃないだろう?」
 当たり前だ。冗談じゃない。一生に一度の機会を……処女を捧げる相手が……豚だと? 自分以外の姉妹は朗らかで素直な娘が多かったから、宿舎ではそのような話題でかしましくなることも多かった。興味のない振りをしながら、こっそり会話に聞き耳を立てていたことも多い。想い人はいないとはいえ、それなりに憧れは抱いているというのに、この状況はあまりにも……。
「……あなたらしい、本当に最低の提案ですね」
「まぁそう言うな。抑止力ってやつさ。俺も本気で豚をけしかけようといしているわけじゃない。素直に俺の性奴隷になると誓えば、優しく抱いてやるぞ?」
 元上官の発した猫撫で声に、不知火は強い嫌悪感を感じて背中が粟立った。何回も自分達を蔑ろにし、指令という立場でありながら真っ先に尻を捲って敵前逃亡し、挙句の果てには恥ずかしげも無く敵側に寝返った男。こんな男に、こんな男に処女を捧げるくらいなら……。
「あなたに抱かれるくらいなら、豚に抱かれた方がマシです……」
「…………おい、よく考えろよクソガキが。後悔するぞ」
「少なくとも、あなたに抱かれるよりは後悔は少ないかと……」
「……チッ、そこまで言うのなら望み通りにしてやる。せいぜい楽しむんだな」
 元上官は苦虫を噛み潰したような顔で豚に命令すると、豚は糸の切れた凧の様に不知火に向かって突進した。
「うっ……ひッ!? ああッ!!」
 豚が力任せに不知火の身体にのし掛かると、天井と不知火の手首を繋ぐ鎖がガシャンと大きな音を立てて揺れた。自分が対魔艦でなかったら、押し潰されていたかもしれない。ふご、ふごと興奮した熱い息が不知火の耳にかかる。視界の隅で元上官が部屋を出て行くのが見えた。
「ぐっ……うッ!? はあぁん! んッ……んあッ!? ひ、ひあぁぁぁぁぁああ!!」
 ネバネバとした唾液を絡ませた豚の舌が、不知火の体を舐め回す。猛烈な嫌悪感と同時に、改造によって感度を高められた快楽神経が一斉に歓喜の雄叫びをあげた。不知火は強制的に絶頂させられ、背後からのしかかる豚に身体を預ける様に仰け反った。
(う……嘘……でしょ? 胸……舐められただけで……)
 自分の感覚の変化に戸惑っているうちにも豚の舌はデタラメに不知火の肌を這い回り、短い周期で絶頂を繰り返した。
 情けなく喘いでいるうちに、時折不知火の視界の隅に赤黒いものがよぎることに気が付いた。明滅する視界を奮い立たせて目をこらす。自分の足の間から、赤黒い鞭の様なものが螺旋状に渦を巻きながら、臍の上あたりまで伸びていた。
 豚のペニスだと理解するまで、しばらく時間がかかった。
「ひ……ひッ?! な、なに……これ……?」
 豚はもどかしそうに腰をくねらせながら、不知火の入り口を探しているらしい。しかし不知火の身体にとってそれはあまりにも長過ぎ、熱い先端が腹の辺りをただ撫でるだけだった。しかし、何回も人間の女と交わったと言う話は本当なのだろう。しばらくすると豚はぐいと腰を引き、ようやくペニスの先端を不知火の膣の入り口にあてがうことに成功した。
(や……やだ……こ、こんなの入ったら……)
 あまりの恐怖に、不知火の目からは大粒の涙が溢れた。豚は体液なら何でもいいとばかりに熱心にそれを舐めとると、ゆっくりと腰を前に突き出した。
「う……嘘……い……いや……い…………ぎッ?! は……入って……?! あ……ああッ!? あ……あああああぁぁぁぁああ!!」
 ぶちぶち……と音を立てて、先細った豚のペニスが何の躊躇いもなく不知火の処女膜を突き破った。豚に処女を奪われるという、女性にとってこれ以上無い程の屈辱が現実のものとなり、不知火はあまりの痛みと嫌悪感で叫んだ。しかし、豚が腰を振りはじめると、途端に痛みと嫌悪感は快楽に上塗りされ、こんこんと溢れる愛液によりスムーズになった膣内は不知火の意思に反して豚のペニスがもたらす快楽を貪り始めた。
「うッ! ぐッ! や……やだ……んぐッ! あッ! ああッ! んッ! あはぁッ! ああぁぁん!!」
 豚はまるで不知火の反応を楽しんでいるかの様に、リズミカルにピストン運動を繰り返した。突かれる度に不知火は甘い声を出し、豚の荒い息と混ざって淫らな合唱を地下牢内に響かせている。ぐっちゅぐっちゅと結合部から音を立てながら、豚はさらにペニスを不知火の奥に突き込み始めた。ペニスの先端からはローションの様な液体が分泌され、普段絶対に入ることのない子宮口に到達すると、強引にそれをこじ開けて子宮内に侵入した。
「んぎぃッ?! お……おごおぉぉぉぉぉおお!!」
 陽炎や黒潮の様な親しい姉妹でも見たことが無い様な表情で、不知火が叫んだ。目を見開き、大口を開けて叫ぶその姿に豚は更に興奮したのか、長いペニスを不知火の膣から子宮内に擦り付ける様に前後させ続ける。
「は……はぇ……あ……はへぁぁ……」
 不知火はしばらくは強い快感とショックの洪水から失神しないように奥歯をガチガチと鳴らして耐えている。短期間で繰り返す絶頂に耐えきれずに涙と涎と鼻水に顔をぐちゃぐちゃにしながら、だらしない表情を晒していた。豚も限界が近いのか息遣いがかなり荒くなっており、不知火に密着するように背中に伸し掛かる。
 その瞬間は、急に訪れた。
 豚が身体をぶるっと震えさせると、ぶぎぃ……という金属質な鳴き声を発した。同時に、不知火の子宮内に挿入されたペニスの先端から、想像も出来ない量の精液が吐き出された。
「は……はへ……はへぇ……ぉ? ん……んぐッ?! うぶッ!? う……うごぉぉぉぉぉおお!?」
 まるで子宮内で水道の蛇口をひねられた様に、考えられないほどの量の精液が不知火の子宮内に吐き出された。普段の不知火からは想像もつかない、獣の様な悲鳴が地下牢の中に木霊する。どぷん……どぷん……という異様な吐精は止まる気配が全く無く、不知火は口から精液が逆流する様な錯覚を覚え、豚の射精が止まる前に失神した。
 不知火が失神して数分後、ようやく射精を終えた豚は不知火の膣からペニスを引き抜いた。
 不知火の腹が外から見ても分かる程に膨らんでいる。
 豚はしばらく糸の切れた人形の様に項垂れている不知火の身体を舐めると、再び背後から不知火に覆いかぶさる様に伸し掛かった。

 あわよくば学生服か体操服の一着でも手に入れられるのではないかと思い、俺は都内の誠心学院に忍び込んだ。
 大量に湿気をはらんだ夏の生ぬるい空気は夜十一時を回っても体にまとわりつくようにぬめっており、俺は時折ハンドタオルで額の汗を拭きながら暗い廊下を音を立てないように進んだ。不法侵入も慣れたものだと、自嘲気味に思う。女子学生が身につけている物への執着を自覚してから、もう何十年経つだろうか。今まで学舎に忍び込んだ回数は三桁を超えているだろう。自分でも病気の域に達しているとは思うが、人間の欲望を止めることは難しい。ましてやそれが三大欲求の一つであるで性欲であれば尚更だ。
 今、俺が忍び込んでいる誠心学院は、都内でも人気の私立学校だ。ガチガチの進学校というわけではないが、それなりに入試難易度や有名大学への進学率も高く、校風も自由で明るい。制服も私立らしく凝ったものであり、俺のような制服マニアの間での評判もかなり良い。そして何より、通っている女子生徒の容姿レベルがかなり高いのだ。マニア達が集まるインターネット上の掲示板に、時折隠し取りされた誠心学院の女子生徒の写真が貼り出される。投稿者は「神」として崇められ、俺達閲覧者は貼り出された女子生徒のレベルの高さに驚き、生唾を飲むのだ。
 だから、忍び込んだ。
 居ても立ってもいられなかったのだ。
 正面玄関の鍵が開いていたのは僥倖だった。守衛か、当番の教員が閉め忘れたのかはわからないが、運が良い。きっと今日は大物が得られるに違いないと思い、自然に口角が上がるのがわかった。
 だが、甘かった。教室や特別教室のドアは全てが施錠されていた。一応ピッキングの道具も持ってきたが、公立学校とは違い特殊な鍵を使っているため役に立たなかった。ドアを壊すわけにもいかない俺は数メートル先の教室内、ロッカーの中にしまってあるジャージや体操服を歯噛みしながら睨んだ。あきらめた俺はせめて体育倉庫で自慰でもしようかと思い、仕方なく体育館へと向かうことにした。体育館で着替える生徒などいるはずがないから、獲物が落ちている確率は限りなくゼロに近い。広い校舎内を迷いながら進み、なんとか体育館までたどり着いた俺は入口の前で足を止めた。
 体育館の一角の灯りが点いているのだ。
 一瞬、心が躍った。あわよくばカップルの生徒が一戦交えているかもと期待したからだ。俺は息を弾ませたまま、はやる気持ちを抑えてゆっくりと入口から中を覗き込んだ。そして、その信じられない光景を目にした。

 体育館の壁に設置してある肋木(ろくぼく)に、女子生徒が縛り付けられていた。その周囲には男が二、三人、女子生徒を取り囲む様にして立っている。一人はスーツを着ていて、残る二人は何も着ていないように見えた。女子生徒は悔しそうに歯を食いしばりながら、体をよじって両手足に巻かれた布を外そうとしている。その布は女子生徒の左右の手首と足首を肋木に固定し、女子生徒を直立させた状態で拘束していた。
「くくく……いい顔ですね……綾?」とスーツを着た男が言った。男の言葉に、綾と呼ばれた女子生徒を取り囲んでいる裸の男たちも低く笑っている。
 俺は目の前の光景が理解できず、しばし思考が止まっていた。
 綾と呼ばれた女子生徒は誠心学院の制服によく似たセーラー服を身につけていたが、上着の裾が大胆にカットされており、下腹部からヘソの上あたりまでが大きく露出していた。両手には革製のグローブのようなものを嵌めているし、ローファーもよく見れば底が厚く、ブーツとの中間の様な靴を履いていた。
 一瞬、アダルトビデオの撮影か集団レイプの現場に居合わせてしまったのだろうかと考えた。だが、綾と呼ばれた生徒は大げさに泣き叫んだり喚いたりすることなく、怯えと悔しさが入り混じった様な表情でスーツの男を睨み付けている。そこには何か使命感の様なものを感じ取ることができた。
「素直になった方が、身のためだとは思いますが」スーツの男はそう言うと、綾の露出した腹部を手のひらで撫でた。「の」の字を描く様にゆっくりと焦らす様に撫でさすっている。
「くっ……この、変態……!」
 芯のしっかりした声で、綾が抗議した。見ると、横に立っていた裸の男も綾の太ももの辺りを揉みしだいている。短めのスカートが僅かに捲れ上がり、白い下着がちらりと見えた。肉付きの良さそうな綾の太ももに男が指を立てると、弾力のある肌が男の指を押し返した。スーツの男が、綾の腹を撫で回している手をゆっくりと上へと移動させた。その手はセーラー服の上着の中に入り、綾の大きめな右胸を鷲掴みにする様にこね回している。綾は「んっ」と軽く声を発した後、下唇を噛んでスーツの男を睨んだ。男の手の動きはセーラー服の布地越しでもはっきりとわかった。やや乱暴に胸をこね回していたと思ったら、親指と人差し指の腹で乳首をしごきあげる様な動きに変わる。
「んっ……ふッ……こ……この……ッ!」
 綾は羞恥のためか頬を染め、目に涙を溜めながら身体をくねらせてわずかな抵抗を続けている。だが、手足の拘束は解ける気配を見せなかった。俺はあまりの状況に驚きながらも、ドアの陰に隠れながら硬くなった逸物を取り出してしごいていた。この状況がどのようなものなのか……例えばある種のプレイなのか、本当にレイプされかけているのかはどうでもよかった。なぜなら目の前にいる綾と呼ばれた女子生徒は、髪は茶髪で顔つきも活発そうに見えるが遊んでいる雰囲気ではないし、体つきはむちむちした胸や太ももにきゅっと締まった腰周りなど、同年代の女子生徒に比べかなりそそるものがある。要するに、とびきりの上モノだ。その上モノが、器具に拘束された状態で男達に囲まれ、身体を好き勝手に弄ばれている。俺はカメラを持ってきていないことを心底後悔しながら、次の展開を固唾を飲んで見守った……。

 男達は二十分ほど挑発するように綾の胸や太ももを撫で回した。スーツの男は顎をしゃくり、裸の男二人をやや遠巻きに下がらせる。スーツの男がどうやらリーダー格らしい。裸の男達の顔は暗くてよく見えないが、体つきは三人とも同じように見えた。
「さて……どうしたものか……?」スーツの男が綾の顎を撫でながら言った。「あまり手荒な真似はしたくないんですよ……効率の悪いことは嫌いでして……素直になっていただけるのなら、すぐにでも解放するのですが」
「ふ……ふざけないでよ。何をされたって、私は絶対に言いなりになんてならないから……」
「ほぉ……何をされても……ですか?」
「あ、当たり前でしょ? 女の子一人相手に複数で……それも拘束しないと強気に出られないなんて、そんな情けない弱虫に屈するわけないじゃない!」
「……なるほど」スーツの男は綾の顎ををさすっていた手をゆっくりと降ろし、指先で綾のむき出しの腹部を撫でた。「ではその情けない弱虫としては、貴女の身体にお願いしてみるしかなさそうですね……顔に傷が付くと後々楽しめなくなりますから……このお腹に……」
 俺はよく目を凝らして綾の表情を見た。強気に振舞っているが、よく見れば目にはうっすらと涙が溜まっており、歯は小刻みに震えているように見える。
 これはガチだな……と俺は思った。
 経緯は分からないが、これは何かの撮影やプレイなんかじゃなく、本当に綾という女子生徒が男達に尋問か、それに近いことをされているのだろう。綾の怯え方からも、それが演技ではないことが理解できた。
「……す、好きにすればいいでしょ! 何をしても無駄だってこと、わからせてあげるか……ぐあぁッ?!」
 どぎゅっ……という音が俺の耳に届いた。見ると、スーツの男の拳が、綾の腹部に埋まっている。
「んぐッ……ゲホッ! ケホッ……」綾は咳き込みながらスーツの男を睨み付けた。口の端から唾液が一筋、胸に向かって垂れている。

「ゔあっ! うぐッ! ぐぶッ! んあぁッ!」
 ずぐん……ずぐん……という肉を打つ音が体育館に反響している。男が綾の腹に拳を打ち込むたびに、綾の身体は大きく跳ねた。
「……どうでしょう? かなり手加減していますが、少しは協力していただける気持ちになりましたか?」
「うぐ……ッ……ゲホッ……あ……はぁ……な、何言ってるの? こんなことしても無駄だって言ったでしょ…………ゔあぁッ?!」
 ずぶり……と嫌な音がした。今までヘソのあたりを殴っていた男の拳が、綾の鳩尾に深々とめり込んでいる。俺は喉の奥が締まってくるような息苦しさを感じた。鳩尾は自分で軽く押しただけでも心臓を掴まれる様な感覚がするというのに、あそこまで深く拳を打ち込まれたらどれだけの苦痛だろうか……。
「ぐあッ!? んぎぃッ!? あああッ!!」
「少しは自分の立場を理解したほうがいい……。無防備に女性の弱点である腹を晒した状態で、防御もできない体勢で拘束されているという事実を」
 男は容赦なく綾の鳩尾に連続して拳を埋めた。綾の悲鳴の質も苦しげなものから、断末魔の様な危機感のあるものへ変化している。綾に余裕がなくなってきているのが手に取るようにわかった。綾の着ているセーラー服は腹部や脚が大きく露出しているから、綾の身体つきは初めて見た俺にもよくわかった。綾は出ているところは出ているが、身体自体は決して大きくはない。腰回りや脚はそれなりに鍛えているらしいが、それでも平均を超えてはおらず、まだまだスポーツ少女という範疇だ。要するに、年相応の女の子なのだ。男の酷い殴打に耐えられるようには出来ていない。
「んぐあぁッ! おゔッ!? ゔうぅッ! があぁッ!」
 男は鳩尾一点への攻撃を止め、鳩尾やヘソの周辺、そして子宮のある下腹部のあたりと、一発ごとに位置を変えながら綾の細い腹を責めた。そのたびに綾の身体は電気で打たれたように跳ね上がったり、身体を丸めるように縮こまったりと様々な反応を見せる。むき出しの腹を執拗に責められ、その肌にはうっすらと痣が浮かんでいた。
 綾の上体が力が抜けて前かがみになるたびに、横に控えている裸の男がセーラー服の襟を掴んで上体を起こした。無防備な綾の白い腹部がスーツの男に晒される。
 ずぷり……と低い音がした。男は綾の下腹部に拳を埋めたまま、抜かずにぐりぐりと掻き回している。
「おゔッ!? あ……だ……だめ…………そこ……は……」
「子宮だ……女性のみの急所なので、私にはその痛みがどの程度か想像ができませんが、かなり効いているみたいですね」
 綾は苦しそうな金魚のように口をぱくぱくと動かしながら、自分に突きこまれている拳を見つめた。男はまるで女性器を愛撫するかのように、綾の腹に埋めた拳を抜き差ししたり前後にピストンのように動かしたりして綾の反応を楽しんでいた。拳が奥に付き込まれるたびに綾は悲鳴を上げ、身体を仰け反らせて苦痛に耐えている。
 男はひとしきり綾の子宮を責めると、思い切り拳を脇に引き絞り、今まで以上の強さで綾の腹部を殴った。どずん……という、重い砂袋が地面に落ちたような音がした。綾の腹部は男の拳が手首まで隠れてしまうほど深く陥没している。
「ひゅぐぅッ!?」綾は舌を限界まで突き出し、瞳孔が収縮した目を泳がせながら小刻みに痙攣している。苦痛が限界を超えたのか、膝が笑ってまともに立つこともできない様子だが、手首を固定されているため倒れこむこともできない。「あ……うぶッ……ぅぁ……」
「おっと……かなり効いてしまったみたいですね」男は拳を綾の腹にめり込ませたまま、綾の耳元で囁くように言った。綾は……おそらく聞こえてはいないだろう。「これと同じ力で鳩尾を抉られたら、どうなってしまうのか……」
 綾の身体がぴくりと反応した。小さい動作で首を振る。綾が初めて見せた、完全に怯えた表情だった。男がギリギリと音がしそうなほど拳を引き絞る。綾は歯を食いしばって顔を逸らすように恐怖に耐えているようだった。
 どぼぉっ……という、とても人体が発した音とは思えない音が響いた。
 綾の鳩尾は、目を逸らしたくなるほど悲劇的な深さで、男の拳が痛々しく埋まっていた。
 綾はほんのコンマ数秒、自分に突き込まれた男の拳を信じられないという表情で見つめた後、電気椅子にかけられた死刑囚の様に身体を跳ねさせた。
「ふぅッ?! う……うぐあぁぁぁッ!!」耳を塞ぎたくなる様な悲鳴が体育館内に反響する。綾はしばらくびくびくと断続的に身体を痙攣させた後、糸の切れた人形の様に完全に脱力した。男は綾の髪の毛を掴んで顔を持ち上げる。軽く目が閉じられ、涙や汗や唾液が体育館の灯りに反射してテラテラと光っていた。
 俺はかつてないほどの量を射精していた。俺はてっきりあのまま綾が輪姦されるものと期待していたが、まさか執拗に腹を殴る拷問が始まるとは……完全に予想外だった。しかも、その様子はかなり股間にきた。殴られるたびに跳ねる身体や、苦痛に耐えたり舌を出して弛緩している表情は、俺に激しく絶頂する女を思い起こさせた。もっと殴ってくれ……と念じながら、俺は次の展開を待った。
「さて、これからどうするか……朝まで犯し続けるのもいいが」スーツの男は失神した綾の右胸の柔らかさを堪能しながら、考えを巡らせている。「まずは、邪魔者の始末からですね……」
 かすかに、背後から物音がした。振り返る。先ほどまでスーツの男のそばに立っていた裸の男が、俺の背後に立っていた。

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