update_information

_2017.02.21  GALLERYを更新しました(シオン1枚)
_2016.11.11  GALLERYを更新しました(綾2枚)
_2016.11.06  いただいたイラストを公開しました
_2016.10.03  新作の短編を公開しました

準備すべて終わりました。
初参加のため準備期間や参加方法など勝手がわからず至らない点も多いかと思いますが、新刊が用意できました。
興味のある方はどうぞよろしくお願いいたします。

_日時
 2016年12月31日(3日目)

_スペース
 東ホール タ56b

_新刊タイトル
【Mezzanine】

_内容
 B5サイズ フルカラー28ページ(文章部分9ページおよび奥付1ページはモノクロ)
 イラストは7シーン差分含め13枚(綾3シーン、美樹2シーン、シオン2シーン)
 キャラ紹介1枚(カラー)

_配布価格
 1,000円

お品書き

_イベント
 コミックマーケット91

_日時
 2016年12月31日(3日目)

_場所
 東京ビックサイト 東ホール タ56b

_新刊タイトル
【Mezzanine】

_内容
 B5サイズ フルカラー28ページ(文章部分9ページおよび奥付1ページはモノクロ)
 イラストは7シーン差分含め13枚(綾3シーン、美樹2シーン、シオン2シーン)
 キャラ紹介1枚(カラー)

_配布価格
 1,000円前後を予定

_注意
 今回の新刊はリョナはほとんど無く、当サークルのオリジナルキャラクターを使った二次創作的な内容になりますので、当サークルのキャラクターやストーリーと直接的な関係はありません。
 また、ストレートな性描写が苦手な方はご注意ください。
※名義も二次創作用の「basement」を使用しております。


_サンプル(美樹)

 プールに併設された男子更衣室の中央には五人ほどが座れる大きさの長椅子が置かれているのだが、それはもっぱら荷物置きとして使われている。プロスポーツ選手が使う様なパーソナルスペースが確保された広いロッカールームならばさておき、一般的な更衣室というのは換気も悪く、こもった湿度やカビの臭いで一秒でも早く出たいと全員が思っているからだ。
 だから今日の様に練習を終えた後の水泳部員が三人、濡れた水着を着たまま長椅子に横並びで座っていること自体とても珍しいことだった。
「……どうする?」
「どうするって言われても……なぁ?」
「……チャンス」
「え?」
「チャンスだろこれ? お前らも、いつかヤリてぇって言っていたじゃねぇか。いつも澄まし顔の堅物のくせに身体はよ……クソッ! いつかヒィヒィ言わせてやりぇと思っていたんだ」
「……落ち着けって。とりあえず、一回聞いてみるってのは?」
「なんて聞くんだよ? こんな格好して何してたんですかって聞くのか? 今まで黙っていたけれど実は私コスプレが趣味なのとでも答えられたら、ああそうですかって言って写真返すのかよ?」
 部員の一人が興奮した様子で封筒の中から写真を取り出すと、指に挟んでひらひらと振った。三人の視線がその写真に集まる。
 三人が練習を終えて更衣室に入ると、室内には不思議な甘い匂いが漂っていた。頭がくらくらして、動悸が早くなりそうな匂いだった。そして長椅子の上には数枚の写真が入った封筒が置かれていた。練習前にはたしか無かったはずなのに……。
 写真にはこの学院の水泳部部長、鷹宮美樹が写っていた。
 美樹は水泳をはじめとした運動全般が得意で、おまけに成績も上位だ。実家は神社で、早朝や休日には巫女の仕事もしている。部長としての仕事や指示も的確で、悩んでいると向こうから声をかけてくれるなど面倒見も良い。
 唯一の欠点は、硬いこと。
 笑顔を見たことが無いと言われるほど笑わず、冗談も全く言わない。

 だから、写真に写っている美樹の姿は驚くべきものだった。

 写真の中の美樹は緋色の丈の短いプリーツスカートを履き、ノースリーブで胸元のみを隠すような白衣を着ていた。腹部や肩のあたりからは黒地のインナーが覗き、右手には鈍く光る手甲を嵌めている。まるで巫女を模したアニメのキャラクターのような格好だった。撮影場所は深夜のどこかの路地裏のようだ。写真の中の美樹はナイフを持った相手に表情一つ変えず、斬撃を手甲で受け流しながら一撃で相手を昏倒させていた。
 写真を見ているうちに、部員達の頭の中がチリチリと痛み出した。甘い匂いも強くなっている気がする。
「趣味なのか理由があるのかは知らねぇけどよ、まともじゃねぇだろ? こんな格ゲーのキャラみたいな格好してチンピラ相手に大立ち回りしているなんて……それに」男子部員が封筒を見る。定規で引かれた様な文字で<秘密>と書かれている。「これを送りつけた奴は、部長の秘密だって言ってるぜ。俺たちにチャンスをくれたんだ。何回あの身体で抜いたと思ってんだよ……俺は独りでもやるぜ。来たけりゃお前らも来いよ」
 男子生徒の一人が立ち上がる。腰に掛けていたバスタオルが落ちると、水着を押し上げるようにして彼の股間が大きく隆起しているのがわかった。残りの二人も顔を見合わせると、互いに頷いた。
「確かに、一度思い知らせてやった方が部長のためかもな……あの硬い性格のままだったら将来苦労するだろうし、女らしい振る舞い方を教えてやるか」
「俺もそう思うわ。それに最近忙しくて抜いてないから溜まってるしな……」
 唾液の分泌が多くなり、心臓の鼓動が早くなる。
 甘い匂いは増々強くなっていた。

「鷹宮部長……ちょっといいすか?」
 独りで居残り練習をしていた美樹は男子部員の声に振り返った。美樹をよく知らない者が見れば怒っている様な表情に見えるが、付き合いの長い部員たちはそれが何の感情の揺らぎも無いごく普通の表情であることを理解していた。
「……どうした?」
 表情を変えずに美樹が聞く。
 おそらく何かの間違いで、神様が美樹を創る時に最高のパーツだけを使ったのだろうと部員たちは思った。たまに見かける生徒会長も大概だが、美樹も負けず劣らず近寄りがたいような美しさだ。美樹の細い顎から水滴が滴り、競泳用の水着を押し上げている胸に垂れる。男子部員の一人がそれを見てゴクリと唾を飲み込んだ。
「お前達ももう少し練習するのか? 何ならフォームくらい見るが」
「いや、フォームよりも見てもらいたいものがあるんすよ。コレなんですけど……」
 写真を見た瞬間、切れ長の美樹の目が微かに大きく開いた。明らかに動揺している。
「あれ? どうしたんすか? 部長、驚いた表情できるんですね」
「……どこでこれを?」美樹の目が鋭く光る。弓矢で射抜かれるような視線に、男子部員達は微かに怯んだ。「お前達には関係の無いことだ。忘れろ。関わるとロクなことが無いぞ」
「そ、そんなこと言っていいのか?」後ろに控えていた男子部員の一人が微かに声を震わせながら言った。「前からその命令口調が気に入らなかったんだ……事情は知らないけれど、バレたらマズいんじゃないか? 何ならここにいない奴がデータ持っているから、ネットにバラ撒いたっていいんでだぜ?」
 ハッタリだった。写真だってついさっき手に入れたものだし、送り主もわからない。もちろんデータもどこにあるかわからない。だが、美樹は確かに動揺したようだ。
「それは……やめた方がいい」
「だったらタダって訳にはいかねぇな……向こうで落ち着いて話しようぜ? こんな開けた場所じゃあいつ人が来るかわからないしな。ちょうど男子用のシャワー室が空いてるんで……」

「そんなに怖い顔すんなよ……楽しもうぜ?」
「そうだよ。別に痛い目に遭わせたり金取ろうって訳じゃあないんだからさ……」
「ただ、ちょっとコレを気持ち良くして欲しいだけですから」
 美樹が体を捩ると、鉄パイプとゴムホースが擦れて軋んだ音を立てた。男子生徒達はシャワー室に入ると、すぐさま美樹の両手首を頭の後ろに回した状態でシャワーの配管に拘束した。強引に胸を突き出すような姿勢をとらされ、青色の競泳水着が美樹の濡れた身体のラインを浮かび上がらせた。男子生徒達は誰ともなく水着を脱ぎ、腹に付きそうなほど反り返った男性器を見せつけるようにして美樹を取り囲んだ。
「くっ……」美樹が悔しそうな声を漏らしながら歯を食いしばる。必死に自分を取り囲む男性器から顔を背けようとするが、それでも自由度はたかが知れている。「止めろ……こんなことをしても、何もならんぞ……ッ」
「大丈夫だよ。少なくとも俺達は気持ち良くなるから……」部員の一人が美樹の腋に亀頭を擦り付けながら言った。「へへへ……部長の腋、気持ち良いなぁ。スベスベで……」
「じゃあ……俺はこっちで」もう一人が鳩尾のあたりの布を摘むと、美樹の皮膚を傷つけないように気をつけながらハサミで切り取った。下乳のあたりに丸く穴が開き、化学繊維が胸の張力に引っ張られて大きく広がる。男子生徒がそこに男性器を突っ込むと、仰け反って声を漏らした。「おぉ……部長の胸やべぇ……。スベスベの風船にチンポが包まれてるみたいで……あぁ……」
「お、お前達、変な気を起こすな……今止めるのなら、このことは忘れてやるから……」
 美樹の言葉に、部員三人が舌打ちをする。
「あのさぁ……部長のそういう態度が前から気に入らなかったんすよね」
「そうそう、黙ってりゃあ美人なのに、そういう上から目線なところがな」
「マジでムカついたわ。このまま腋に出して勘弁してやろうかと思ったけれど、自分の立場を教えてやった方が良さそうだな」
 左右から美樹の両腋を嬲っていた男子部員達が、男性器を美樹の顔に向けてしごきだした。胸に男性器を埋めている男子部員も腰の動きが早くなる。
「な……何を……する気だ?」
「なにカマトトぶってんだよ? 男がこの後どうなるかなんて知ってるだろ? 何日も溜めた濃い精液をたっぷり顔にぶっかけてやるよ」
「へへ……綺麗な顔がベトベトに汚れると、ものすごく興奮するよな……。その性格ならどうせ精液の味も知らないんだろ? たっぷり味わえよ」
「胸の中でも盛大にブチ撒けてやるよ……やべ、腰止まらねぇ……」
「なッ……や……やめろ……ッ」
 男性器は猛烈な悪意を持って美樹の顔に銃口を向けている。美樹は歯を食いしばって必死に顔を背けようとするが、拘束がきつくほとんど身動きが取れない上、その様子は男子部員達の嗜虐心を更に昂らせた。部員たちは美樹の腕や腋、胸に男性器を押し付けながら、射精に向けて興奮度を加速させる。男性器をしごく手はどんどん早くなり、パンパンと小気味良い破裂音を立てながら美樹の胸に腰を打ちつけている男子生徒は歯を食いしばって一秒でもその快感を長く味わおうと耐えている。
「……お前達……恥ずかしくないのか? こんなことをして……」
「うるせぇな。誰のせいでこんなにガチガチになったと思ってんだよ。責任取れよ?」
「まぁ一発出してやったらしおらしくなるだろ。女として自覚を持ってもらわねぇとな」
「ほぉら……もう直ぐ出るよ……その綺麗な顔にたっぷり……」
「くっ……貴様ら……」
「部長の胸マンコやべぇ……チンポ溶ける……おぉ……うおッ!?」
 胸を犯していた男子部員の腰が震えると、男性器が爆発したかと思うほど激しく脈打った。同時に、胸の間にドロリとした熱い粘液が吐き出され、柔肉に染み込む様に広がってゆく。
「んあぁッ?! む……胸が……あぁ……」
「俺も出る……こっち向けよ……うッ!」
「ああッ……出るッ……部長の顔に出すよッ……あああッ! 」
 美樹の顔を狙っていた男性器もほぼ同時に爆発し、何の躊躇いも無く美樹の顔に精液を浴びせた。若い身体から放たれた精液は勢いと量が物凄く、強烈な臭気と共に美樹の身体に纏わり付いた。

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※文章、画像は全て縮小、切り取り処理をしております。また、修正は意図的に大きくしています。

_イベント
 コミックマーケット91

_日時
 2016年12月31日(3日目)

_場所
 東京ビックサイト 東ホール タ56b

_新刊タイトル
【Mezzanine】

_内容
 B5サイズ フルカラー28ページ(文章部分9ページおよび奥付1ページはモノクロ)
 イラストは7シーン差分含め13枚(綾3シーン、美樹2シーン、シオン2シーン)
 キャラ紹介1枚(カラー)

_配布価格
 1,000円前後を予定

_注意
 今回の新刊はリョナはほとんど無く、当サークルのオリジナルキャラクターを使った二次創作的な内容になりますので、当サークルのキャラクターやストーリーと直接的な関係はありません。
 また、ストレートな性描写が苦手な方はご注意ください。
※名義も二次創作用の「basement」を使用しております。

_サンプル(シオン)


「へぇ……いい家具揃ってんな」
「そうだな。初めて入ったけれど、もっと無機質な部屋だと思ったぜ」
 三人の男子生徒達は生徒会長室の中を物珍しそうに見回しながら、口々に感想を言い合った。部屋の隅にはメイド服に似た戦闘服を着たシオンが俯きながら、落ち着かない様子で指を組んだり解いたりしている。
 男子生徒達はひとしきり会長室の中を物色すると、誰ともなく全員が服を脱ぎ始めた。複数の全裸の男と際どいメイド服を着た女が一つの部屋にいる。落ち着いたカフェの様な会長室は、異様な雰囲気に包まれた。
「あの……」シオンが俯きなが言った。「本当に、これで皆さんが助かるんですよね……?」
 先日、男子生徒達に奉仕を強要させられ、なんとかその場は収まった。しかし翌日シオンが登校すると、靴箱に新たな封筒が入れられていた。中には昨日シオンが男子生徒達に奉仕している時の写真と、一週間以内に犯人を見つけられなかった場合は再び男子生徒達に奉仕をすること、奉仕しなかった場合は男子生徒達を手にかけるといった内容の手紙が入っていた。そしてシオンの調査にも関わらず男子生徒達を拘束した犯人は見つけることができず、被害者である男子生徒達も調査に非協力的……むしろ妨害するような素振りであったため、あえなく今日の期限を迎えてしまった。
 男子生徒達は下卑た笑いを浮かべながら残念だと言い合い、シオンに先日の戦闘服を着たまま生徒会長室で待機するように命令した。
「俺達も殺されたくないんだ、助けてくれよ会長」男子生徒の一人が会長室のソファに座りながら言った。足を開くと、既に勃起した男根が天井に向けて垂直に立ち上がる。「んじゃ、頼むぜ?」
 シオンは下唇を噛みながら男子生徒の足の間にひざまづくと、男根を両手で恐る恐る上下にしごいた。シルクの白手袋と包皮が擦れ会い、しゃりしゃりと音を立てる。
「うおっ……!? やべぇ……力加減が絶妙で……」
 ソファに座る男が仰け反ると、他の男達も息を荒げながらシオンを取り囲んだ。無理もない。金髪の美少女メイドが床にひざまづいて、ソファに踏ん反り返る男の肉棒に奉仕しているというシチュエーションだけで興奮するのだ。そしてそのメイドが自分達の憧れの生徒会長だとしたら、正気を保つ方が難しい。
「口も使えよ……頭良くても、こっちの覚えは悪いのか?」


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※文章、画像は全て縮小、切り取り処理をしております。また、修正は意図的に大きくしています。

冬コミを目指して制作していた本が、無事に印刷できる状態になりました。
何かトラブルが起きなければ当日に新刊が出せますので、興味がありましたらよろしくお願いいたします。

_イベント
 コミックマーケット91

_日時
 2016年12月31日(3日目)

_場所
 東京ビックサイト 東ホール タ56b

_新刊タイトル
【Mezzanine】

_内容
 B5サイズ フルカラー28ページ(文章部分9ページおよび奥付1ページはモノクロ)
 イラストは7シーン差分含め13枚(綾3シーン、美樹2シーン、シオン2シーン)
 キャラ紹介1枚(カラー)

_配布価格
 1,000円前後を予定

_注意
 今回の新刊はリョナはほとんど無く、当サークルのオリジナルキャラクターを使った二次創作的な内容になりますので、当サークルのキャラクターやストーリーと直接的な関係はありません
 また、ストレートな性描写が苦手な方はご注意ください。
※名義も二次創作用の「basement」を使用しております。

_サンプル(表紙)
サンプル2


_サンプル(綾)

 神崎綾はふらふらと階段を登ると、屋上に通じるドアのある踊り場に腰を降ろした。太ももに片肘をついて手の平に額を乗せると、肩に触れるか触れないか程度の長さの明るめの茶髪が重力で垂れて手の甲に触れる。
 ドアの前には使われなくなった机や椅子がバリケードの様に乱雑に置かれている。
 屋上は立ち入り禁止のため、わざとそうしているのだろう。
 人が来ることはほとんど無いから、綾は悩み事がある時は決まってここを訪れた。
 はぁ……と綾は長い溜息を吐いた。
 濃紺のダブルのブレザーに包まれた背中が微かに震えている。
「なんで……」綾が自分にしか聞こえない声量で呟いた声は、遠くから流れる部活動の声にすぐにかき消された。自分の髪から微かに香るシャンプーの香り。綾は顔を上げて右手に握りしめている写真を見ると、震える様なため息を吐いた。「……どうしよう」
 今朝、自分の靴箱の中で写真の入った茶封筒を見つけた。茶封筒は所々がヨレて古ぼけており、差出人も宛名も書かれていない。
 中に入っていた数枚の写真には、埠頭の倉庫群に佇む自分の姿が写っていた。
 覚えている。
 四日前の深夜に任務をこなした時のものだ。もちろん写真の中の自分は、いま身につけている母校の制服とは違う、組織から支給された戦闘服を着ている。戦闘服と言ってもショート丈になったセーラー服の様なもので、様々な機能はあるが一見して普通の服に見える。デザインも自由で、セーラー服を着たことが無い自分の憧れもあってこのデザインをリクエストしたものだ。写真は時系列になっていて、自分が大柄な男数人と対峙し、男の攻撃を難なく躱しながら打撃数発で全員をノックアウトする一部始終がはっきりと映っていた。

(明日の二十二時。この格好をして一人で体育倉庫に来い。来なければこの写真を個人情報付きでネットに流す)

 写真の裏には汚い字でそう書かれていた。
 ぐしゃり……と綾は写真を握る。歯を食いしばりすぎて折れそうだ。これは組織の存在が明るみに出る危機だと綾は思った。綾の所属する組織は人類を養分とする生物、「人妖」の発見と処分を目的としている。人妖は見た目は人と全く変わらないため、すでに多くが社会に紛れていると考えられている。一般に知れ渡ったらパニックが避けられないため、人妖や組織の存在は徹底した秘密主義が取られているのだ。もし自分の写真がきっかけで組織の存在が明るみになればと考えるとゾッとする。
「行くしか……ないよね」
 綾は頭を振りながら呟いた。組織の存在を知られるわけにはいかない。おそらく相手は一般人だ。隙を見て対処するしかない……。

 体育館の中は真っ暗だったが、よく見ると壁から一筋の光が漏れていた。壁に埋め込まれるように設計された体育倉庫の灯りが点いている。
 ごくり……と綾の喉が鳴る。
 母校の制服とは違う、短く茶色いプリーツスカートの裾を握ると、革の手袋が泣く様な音を立てて軋んだ。
 時刻は二十二時ちょうど。
 綾がなるべく音を立てないようにノックをすると、中からくぐもった声で「おう、入れ」という声が帰ってきた。思いつめた気持ちで鉄製の重い扉を開ける。
「おぉ……誰にも見られていないだろうなぁ?」
 積み上げられた白いマットの上には、灰色のツナギを着た男が座っていた。胸元に紺色の糸で「野崎」と刺繍されている。歳は四十代そこそこに見えるが、でっぷりと突き出た腹が怠惰な生活を思い起こさせた。
「……野崎……さん」
「まさか本当にその格好で来るとはな……。よくわからんが、止むに止まれぬ事情があるんだろう? それにしても、実際に見ると本当にエロい格好だなぁ」
 語尾を伸ばすしまりの無い声で野崎が言った。よりによってこの男か……と思い、綾は下唇を噛んだ。野崎はこの学校に体育教師として籍を置いているが、素行が悪く現在は授業や担当を受け持ってはいない。たまに用務員の様な雑用をしているところは目にするが、ほとんどは巡回と称して学園内を徘徊しているだけだ。盗撮用のカメラを仕掛けているとか、女子の持ち物を盗んでいるとか、悪い噂には事欠かない。
「いやぁ驚いたぜ神崎……最初は変な趣味でもあるのかと思ったぞ?」野崎が嫌らしい笑みを浮かべたままのっそりと立ち上がると、綾の背後に回り込む様にゆっくりと近づく。耳元に顔を近づけて、匂いを嗅ぐように鼻をすんすんと鳴らした。「まさか神崎がコスプレみてぇなセーラー服着て、ゴロツキ相手に大立ち回りとはな……度肝を抜かれたぜ」
「……写真」
「あぁ?」
「写真……返してくれませんか?」
 綾が背後の野崎を振り返り、出来るだけ低い声で言った。部屋の中を沈黙が包み、耳の奥がきぃんと鳴る。気圧されながらも至近距離で綾の整った顔を見た野崎は泣き笑いの様な曖昧な表情を浮かべていた。ヤニで汚れた歯と黄色い斑点のある白目が目に入り、綾は本能的に顔を逸らした。
「へへ、なんだよずいぶん思いつめてんな……ただならぬ事情ってやつか? 正体がバレるとまずい正義の味方でもしてんのかよ?」
「……言う必要は無いです」
「ふん……ま、俺は別に神崎が何をしていようが興味は無いんだがなぁ……」いきなり野崎の両手が背後から綾の胸を鷲掴みにした。ぐにゅぐにゅと捏ねる様に動かすと、張りのある肌と弾力が野崎の芋虫の様な指を押し返す。「この身体には滅茶苦茶興味があるんだよなぁ。それにこのエロいセーラー服……前から目をつけていたが、この写真を手に入れてからは何回も抜かせてもらったぜ」
「いッ?! や……このッ!」
「暴れんじゃねぇ! 自分の立場わかってんのかぁ? 変な気起こしてみろ。もうクリック一つで拡散する準備は出来てるんだぜ? 何なら今すぐやってやるぞ」
 野崎が画面の割れたスマートフォンを取り出す。どこかのSNSの画面が見えた。
「ぐっ……や、やめ……」
「やめてほしいんだろ? だったらそれなりの態度をしろや……」
「くっ……」
 野崎に背中から抱きかかえられる様な体勢で抵抗していた綾の動きが弱まる。振り返る様にして憎々しげに野崎を睨みつけるが、野崎は意に介さずにべとつく様な笑みを浮かべている。
「へへ……そういや何回もズリネタにはさせてもらったが、お前と実際に話すのはこれが初めてだなぁ。まずは挨拶代わりにキスでもしようや」
 綾の顎に手を当てて顔を動かせないように強引に固定すると、野崎は蛇が獲物に噛み付く様な素早さで綾の唇を吸った。
「んぅっ?! んんんッ!」
「んふふふ……ぢゅる……」
 野崎は左手で綾の胸をこね回しながら、右手で抱え込む様に綾の顔を押さえて唇と舌をねぶる。キスとはとても呼べない様な暴力に綾の目からは自然に涙が溢れた。粘度の高い体液にまみれたナメクジの様な舌の蹂躙は数分間続き、ようやく野崎は何本も糸を引きながら綾の唇を解放した。
「ぶはぁっ……へへ、どうだ? 気持ち良かっただろ?」
「うぁッ……はぁ……はぁ……」
「……何を泣いてるんだ? まさか初めてだったのかぁ? ひひ……気に入ったぜ。抵抗したらわかってるな?」
 ぶちゅっ……と音を立てて、再び野崎が綾の唇を吸う。放心状態で半開きだった口に強引に舌をねじ込まれ、綾は大きく目を見開いた。唇を奪われたと同時に錠剤の様なものが綾の口内に放り込まれたらしく、野崎の舌によって奥まで押し込まれた。一瞬のことに綾は考える間も無く反射的にそれを嚥下する。
「ぷはっ……はぁ……な、何……?」
「へへ……まったく至れり尽くせりだぜ。写真に加えて即効性の催淫剤まで用意してくれるなんてなぁ……今夜は楽しもうや」
「さ、催……淫……? う、うそ……んあぁッ?!」
 野崎が胸を揉みながら綾の首筋に舌を這わせ、右手をスカートの中に入れる。舌が首筋に触れた瞬間、綾の体がビクッと跳ねた。
「ん? なんだブラつけてねぇのか? へへ、満更でもねぇじゃねぇか……高校生だったら、これから自分が何をされるかわかるだろ? なぁ、神崎?」
 下水が泡立つような声で野崎が言った。ぞくりと綾の背中に鳥肌が立つ。だが、同時に血液が沸騰する様なゾクゾクとした感覚が太ももの辺りから湧き上がってきた。先ほど飲まされた催淫剤がもう効いてきたのだろうか。嫌だ。こんな男に体を触られて、反応するわけにはいかない。綾は必死に歯を食いしばって湧き上がる感覚に耐えた。
「や……やだ……お願い……」
「へへ……ま、初日だからな。今日は軽めのやつで勘弁してやるよ。そうだな……フェラチオで勘弁してやる。フェラは知ってるか? お前が俺のチンポを舐めたり、しゃぶったりして俺を気持ちよくさせるんだ。俺が満足できたら、今日だけは写真をばら撒くのを勘弁してやるよ」
「そ、そんなこと……できるわけ……」
「俺は別にどっちでもいいんだぜ? どうしてもってお願いするんなら、考えてやるって話だ……」
 野崎はスカートに手を入れて、焦らすように綾の太ももの内側を撫でさすりながら耳元で囁く。綾はふるふると首をふると、俯きながら目をぎゅっと閉じた。下腹部から湧き上がる感覚は既にドクドクと脈打つようになっており、全身が汗ばんでくる。まりの屈辱感に涙が溢れ、綾の視界がぼやける。おそらく野崎は勝ち誇った様な笑みを浮かべているだろう。
「う……す、すればいいんでしょ……この変態……」
「ひひ……なんとでも言えよ。俺も教師だからな、俺好みに奉仕できるように指導してやる」
 野崎はすごい勢いでツナギと下着を脱ぐと、弛みきった身体を晒してマットに仰向けに寝転んだ。綾は喉の奥でぐっと悲鳴を飲み込む。想像していたよりもかなり太い男根が、野崎の股間から天井に向かって隆起している。先端から溢れた先走りが蛍光灯の光を反射してぬらぬらと光り、まるで別の生物が野崎の股間を食い破って出てきた様に思えた。経験が無い自分にこんなものを挿れられたらと考えると、背中に冷たい汗が流れた。なんとか口だけで満足してもらわなければ……最悪の事態だけは避けなければならない。
「うぷっ……はぁ……んっ……んぐっ……んっ……」
「へへ……おっ……おおっ、神崎が……俺のを……ッ!」
 綾は憎々しげに野崎を睨みつけると、野崎の足の間に跪く様にして股間に顔を埋めた。嗅いだことの無いような臭いにむせそうになりながら、野崎の男根を咥える。強がってはみたもののどうしていいのかわからず、男根の先端を舌でちろちろとくすぐった。予想外の動きだったのか、野崎の身体がびくりと跳ねた。
「ぐうっ?! へへ……いきなり尿道責めとはな、お前才能あるぜ? よし、まずは舌で円を描く様に舐めまわしてみろ。ひひ……太くて大変だとは思うがな」
「んぐっ……ん……んぅっ……んっ……んふっ……」綾は難儀しながら舌を動かし、ゆっくりと舌を動かして言われた通り亀頭を舐め回した。指示通りに出来ているのかのかわからず、綾は上目遣いで野崎を見る。野崎もこちらを凝視しており、目が合った。位置的に野崎に見下されているようで情けない気持ちになったが、少なくとも痛がっている様子は無い。不本意だが早めに満足させて、一刻も早くこの行為を終わらせたかった。
「ぐぅっ……おおぉ……いいぜ。口の中に唾が溜まってるだろ? 俺に聞こえるように音を立てて飲み込め」
「ん……ごきゅ……ごくっ……ん、んふぅっ」
 男根の臭いが鼻に抜け、綾は溜息を漏らした。催淫剤の効果なのか、嫌悪感が徐々に薄れてくる。頭に霧がかかるようにぼうっとしてきた。まるで男根の熱が口内を通じて、脳を徐々に溶かしているみたいだ。
「いいぜ……次は上下運動だ。唇を窄めて、竿全体をしごく様に動いてみろ」
「んぅっ……んっ……んっ……んぐっ……」
「もっと唇を締めろ。さっきみたいにこっちを見ながらしゃぶれ。上目遣いでな」
「んふぅっ……んぅっ……んっ……」
「もっと奥まで咥えろ。チッ、仕方ねぇ……手伝ってやるよ」
 不意に綾の頭を撫でる様に野崎の手が添えられる。綾が不思議に思って野崎をちらりと見た瞬間、強引に頭を野崎の体に引き寄せられた。喉奥まで男根を突き込まれ、予想外の出来事に綾の目が大きく見開かれる。
「ぐぼぉッ?! ごっ! ぐぅッ! おおッ!」
「へへへ……これがイラマチオってやつだ。男が主導権を握って、女の口をオナホールにするやり方さ。お前をズリネタにする時は毎回させてもらったぜ……」野崎は綾の頭を両手で押さえたまま、自分の腹に綾の鼻を打ち付けるようにして揺り動かした。綾は呼吸もままならず、必死に野崎の太ももの付け根を押さえて少しでも抽送が浅くなるように抵抗する。涙を流しながら苦しそうな表情を浮かべる綾を見下すと、ゾクゾクとした征服感が野崎の背中を駆け上がった。「おおぉ……へへ、オナニーの鉄板ネタだからな……もう出ちまいそうだ。男がこの後どうなるか知ってんだろ? じっくり味わってから飲めよ?」
「んぅ? ん、んうぅッ?! んんんッ!」
 一瞬遅れて野崎の言葉の意味を理解し、綾が必死に首をふる。男の性的快感が高まると射精することは知識として知ってはいたが、まさかこのまま自分の口の中に出されるなんて聞いていない。精液自体もどんなものかよく分からないのに、ましてや「味わってから飲む」なんて出来るわけがない。百歩譲って将来できるかもしれない恋人の出したものならともかく、相手は嫌悪感すら抱いている野崎だ。その野崎の精液を……。
 綾は野崎の腹を押して必死に男根を引き抜こうとするが、体制的に頭をがっしりと押さえられて抜くことが出来ず、むしろそれが上下運動となって野崎の射精感を高める助けになっていた。野崎の腰がビクビクと痙攣し始める。
「うおぉぉッ! 出るッ! 神崎に……おほッ!? おおおッ!」
「んぅッ! んんんッ! んぅっ……ゔッ?! んぶぅッ?! んんんんんッ!!」
 男根がブルッと震えると、口の中で水道の蛇口を開けられた様に、野崎の男根から大量の粘液が綾の口内にぶちまけられた。射精の勢いと熱さに驚いて綾は大きく目を見開く。綾がパニックになって思考が飛んでいる間にも、ゴムのポンプから断続的に押し出される様に射精は続き、口の端からドボドボと溢れた。
「飲め! こぼしてんじゃねぇぞ。お前が出させたんだからな……責任持ってありがたく受け止めろ」
「んっ……んあぁ……うぅぅッ」
 ここまでしたのに、満足してもらえずに写真をばら撒かれたらたまらない。あまりのことに綾は涙を流しながら、しがみ付く様にして必死に野崎の男根を咥え続けた。まさか射精がこんなにも暴力的なものだったなんて……そしてその射精自体が自分のフェラチオによってもたらされた結果だなんてと考えると、無性に切なさと虚しさが湧き上がってきた。だが、同時に下腹部のあたりが熱を持っているのも感じる。女性としての本能が催淫剤で増幅させられっているのかもしれない。精液の熱が。脳に。
「ぐぅぅっ……よし……そのまま口の中に溜めてろ」ちゅぽん……と音を立てて野崎の男根が綾の口から抜かれる。綾は鈍った思考のまま、風船のように膨らんだ頬に精液を溜めて涙目で野崎を見た。「へへ……エロいな。そのままじっくり味わえ。舌で転がすようにして味わったら、口をゆすぐみてぇにグチュグチュしてみろ」
「んうっ……んっ……んっ……うぷっ……んぐっ」
「ひひひ……すげぇ征服感だぜ。どうだ? わざわざお前のために出してやった精液の味は?」
「うぷっ……んぶぅっ」
 綾が泣きそうな顔をして首を横に振る。
「へへ……そうか、そんなに美味いか。そろそろ飲んでもいいぞ」
「んっ……ごきゅッ……ごくッ……ごく……ぷはぁッ! はぁ……おぇっ……はぁ……はぁ……」
 仰向けに寝そべった野崎に土下座をする様な体勢で、綾はマットに両手を着いたまま肩で息をした。嘔吐感を必死に堪えているのだろう、額には脂汗で前髪が貼り付き、思いつめた様な表情をしている。射精したばかりの野崎は、一度引きかけた情欲が睾丸のあたりから再び湧き上がってくるのを感じた。


サンプル1


※文章、画像は全て縮小、切り取り処理をしております。また、修正は意図的に大きくしています。

冬コミに当選しました。
今まで依頼を受けたサークルさんの手伝い等で参加したことはあるのですが、自サークルでは初となります。
コミケ独自のスケジュールでいつも以上に〆切が恐ろしいですが、なんとか落とさないように鋭意製作中です。
内容は相変わらずオリキャラ中心ですが、今回はリョナや腹パンシーンがほとんど無い18禁描写が中心のため、直接的な表現が苦手の方はご注意ください。
※内容的にもセルフ二次創作のような扱いになります。オリジナルのストーリーとは関係ありません。

今回は簡単なご連絡のみとなりますが、詳細やサンプルが出来次第こちらで告知しますので、よろしくお願い致します。

日時:12月31日(3日目)
場所:東京ビックサイト 東ホール タ56b

10

ありがたいことに、最近多くの方がご好意でウチのキャラクターを描いて下さいまして……。
どれも素晴らしいイラストのため、掲載の許可をいただいて紹介させていただきます。

※リョナや腹パンチとは別ジャンルで活躍されている方が多いため、無理なリクエストや依頼等はご遠慮ください

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LOLICEPT

イケメン!
微かに憂いを帯びた凛とした表情に筋肉質な身体。
髪の毛や身体のラインも本当に綺麗で見た瞬間叫びました(笑
それにしても良いおっぱい。。。
後ろから抱きついて殴られたいですね(笑
この方の雰囲気のある背景や、独特でトロリとした色使いが本当に好きです。




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サントス

腹パンされまくってグロッキーになっている綾ちゃんです。
限界で落ちる寸前の表情なのに、両腕を拘束されているので倒れるに倒れられないという絶妙な瞬間を切り取っています。
普段は女子格闘やボクシングを多く描かれている方です。筋肉質で格好良い女性のイラストはぜひTwitterで。




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オリゼー

ご奉仕強要させらている美樹ちゃん。
最初の強気な表情から、ズゴッと突っ込まれて涙目になっている表情が最高です!
絵も描けて文章も書けるというマルチプレーヤーのオリゼーさんは憧れです。女子プロや女子格闘のジャンルで長く活躍されているので、詳しくはTwitterをご覧ください。




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yoru

シオンさんリンチ!
シオンさんは本当に複数から不条理な目に遭うのが似合いますね(笑
衝撃で浮き上がる髪や肌や胸が衝撃の強さを物語っています……。
このジャンルでyoruさんを知らない人はいないのではないでしょうか? 本当に長く活躍されているのに尽きない創作意欲。見習いたいです。

りょなけっとスタッフでありプライベートでもお世話になっているあおさんが、シオンさんの二次創作を書いて下さいました!
パンやワインといったアイテムや感情描写を効果的に使われ、重苦しい雰囲気や宗教的なテーマを見事に描ききっておられますので、ぜひご覧ください。

↓こちらからどうぞ
Atonement

こんばんは。
今回はリクエスト消化になりますので、本編との時系列などは考えずにお楽しみいただければと思います。

リクエスト:シオンと子助(一撃さんのオリジナルキャラクター)のバトル


「厳しいね……これは」ハーフ丈のカーゴパンツに野球帽を目深に被った男の子が、数枚の写真とコピー用紙をテーブルの上に投げながら言った。その声は年相応にやや高く、薄暗いバーのボックス席にはとても不釣り合いに響いた。「軽く調べたけどさ、住んでいるマンションや通ってる学校のセキュリティがものすごく厳重。移動はほぼ送迎かタクシーで公共の交通機関はほとんど使っていないし、家にいる時以外は常に周りに人がいるし、おまけに何日かおきに数時間くらい忽然と消える。かなり難しいと思うよ?」
「そこをなんとか頼みますよ……子助(ねすけ)さん」対面に座る肥満体の男が手を擦り合わせながら言った。緊張しているのか、寒いくらいの室温にも関わらず大量の汗をかいている。黒縁メガネのレンズが曇り、ブランド物らしいブルーのシャツの襟の色が変わっていた。「こっちとしても、もう後には引けないんですよ……時間も限られているし……。なぁ、そうだろ?」
 黒縁メガネが、隣に座るスキンヘッドの男の顔を助けを請うように覗き込んだ。
「我々は期待されているんだ……」スキンヘッドが腕組みをしながら言った。「我々のクライアントは、氷河期の真っ只中に不幸にも足を骨折してしまったライオンの様に飢えた連中さ。みんな目を血走らせて、我々が獲物が持って来るのを待っているんだ。今更獲物を捕まえることが出来ませんでした、そのまま飢えて死んで下さいとは言えないんだよ」
「だったら自分達でやればいいじゃないか?」
 子助が両手を広げながら言うと、黒縁メガネが身を乗り出した。
「自分達で出来ないからこうして頼んでいるんですよ!」汗の飛沫が飛び、子助は本能的に体を引く。「この筋じゃあ有名な『何でも屋』でしょう!? 噂だと、特殊な訓練を積んでいるらしいじゃないですか? 自分に出来ないことを、出来る人に頼むことは何ら悪いことじゃない! むしろそれがビジネスの基本であり根本だ。もちろんそれなりの対価は支払う。あなた以外に頼める人がいないんだ。どうかお願いしますよ……」
「我々のような稼業にとって、技術や経験よりも大切なものは信頼だ。あなたもよく知っているように、依頼を受けてからの失敗は絶対に許されない。一度でも失敗したら、たちまち路頭に迷ってしまう。恥を忍んで外注に出したとしても、失敗するよりはマシだ」
「そうねぇ……」
 子助が写真とコピー用紙を手に取って眺めた。口の端を歪めて笑う。男達からは書類の陰に隠れて、子助の表情は見えない。男達の必死な様相を見るに、まだ依頼料を上乗せできそうだ。
「攫(さら)い屋」だと、目の前の男達は自己紹介した。
 恨みを買いすぎたり、莫大な借金をこさえて失踪したりした人間を見つけ出し、攫い、す巻にしてクライアントに届ける。依頼の動機や攫った人間がその後どうなるかは興味がないと男達は言った。そんなくだらない仕事をわざわざ専門に扱うなど、とんだ小物もいたものだと子助は思う。それに、一度の失敗ごときで失う信頼など、初めから無いに等しい。後処理が無く、依頼主に受け渡すだけの誘拐はむしろ手間がかからず楽な部類だ。それを専門に扱うと吹聴することは、自分たちは無能ですと宣伝して回っているようなものだ。
 子助は視線をコピー用紙と写真に戻した。
 コピー用紙にはターゲットの簡単なプロフィールが書かれていた。ロシア連邦サンクトペテルブルク出身。十八歳。近しい家族はロシアで暮らす母親と妹が一人。父親とは幼少の頃に死別。実家は有数の資産家。単身来日した後、現在は都内の名門校、アナスタシア聖書学院に首席、特待生として在籍中。
 写真には長いブロンドの髪に緑の目をした女が写っていた。どこかの病院の入り口で、タクシーから降りているところを遠目から望遠レンズを使って盗撮したものらしい。連続写真のため、コマ送りのように女の挙動が切り取られている。女は作り物のような見た目に反して愛想が良いらしく、運転手に対して笑顔で精算を済ませ、車から降りるとわざわざ振り向いて手まで振っている。ぽかんとした運転手の顔が間抜けで面白い。そして病院の入り口に向かって数歩歩いた後、女は突然足を止めて真っ直ぐにカメラを覗き込んだ。自分が撮影されていることに気がついたのかもしれない。カメラマンもファインダー越しに目が合ったのだろう。驚いて退散したのか、その後の写真は無い。
 簡単な仕事だと、子助は思った。
 いくらセキュリティが厳重とはいえ、人間が作ったものである限り壊すことは可能だ。裸にしてしまえば、残るのは箱入りのお嬢様一人。必ず一人になる時間があるはずだから、そこを突けばあとは目を瞑っていてもできるだろう。
「ま、やってみるよ」
 子助が紙ナプキンに数字を書いて男達に渡した。男達はそれを見ると顔を見合わせる。スキンヘッドが肩を落とした。
「……わかった。この金額でいい」
「まいどあり」
「……とんだ赤字だ」黒縁メガネが歯を食いしばりながら、小切手にナプキンに書かれた数字を書き移す。「……本当に大丈夫なんでしょうな?」
「まぁね。幸いこの『なり』だから怪しまれることは少ないんだ。『変な小学生がいる』って少し噂になるかもしれないけど」

 カチリと時計の音が鳴り、彼女はハッとして顔を上げた。
 部屋の照明は点いておらず、マッキントッシュのディスプレイだけが部屋に青白い光を放っていた。机の上にはコピー用紙に印刷されたドイツ語の論文と独英辞書、カップに残った冷え切った紅茶と、皿に盛られたイチジクのジャムあった。青白い光に照らされると、彼女の長い金髪はほとんど真っ白に見える。
 窓の外は真っ暗だ。反対側の建物の窓越しに、非常ベルの赤いランプがぽつりぽつりと灯っていた。
 はぁ……と溜息を吐いて、シオンは椅子の背もたれに体重を預けた。
 目頭を揉みながら、薄く横目を開けて壁にかかった時計を見る。二十一時。作業に集中しすぎて、いつの間にか眠ってしまったのだろう。最後に時間を認識していた時は、時刻は夕方だったはずだ。
「やだ……電気も点けずに……」
 シオンは身体を伸ばすと、立ち上がって部屋の照明を点けた。
 同時に、部屋のドアが遠慮がちにノックされた。返事をする。桃色の髪をショートカットにした女子生徒が緊張した面持ちで入ってきた。
「あ、あのっ! 私……水橋久留美って言います……今日はその……ご報告したいことがありまして……。あ、遅くにすみません!」
「いえいえ、大丈夫ですよ。すぐにお茶を淹れますので、少し座って待っていただけますか?」
 もしかしたら冷たく退室を促されるのではないかと考えていた久留美に対し、シオンはにっこりと笑いながら入り口から遠いソファを勧めた。予想外のふんわりした対応に給湯室に入っていくシオンの背中を見送りながら、久留美は「……あれ?」とつぶやいた。
 久留美が言われた通りモケット生地のソファに座ると、部屋の奥からマスカットの様な爽やかな香りが漂ってくる。今まで嗅いだことが無いような紅茶の香りだ。シオンが銀のトレーを持って部屋に戻ると、青い花の描かれた品の良いカップと紅茶の入ったポット、イチジクのジャムをテーブルの上に並べた。
「すみません……お仕事中に……」
「とんでもないです。この書類は趣味みたいなものですし、実は居眠りをしていたんですよ。ふふ……起こしていただいて、逆に助かりました」
「趣味ってその、コピー用紙の山がですか?」
「ええ、論文や小説の翻訳を引き受けているんです。半分趣味とはいえお給料もいただいているので、ちゃんと学校に許可ももらっているんですよ。本当は帰宅してから作業しなければいけないのですが、家だとつい他のことに気が向いてしまうので……内緒にして下さいね」
 シオンが唇に人差し指を当てて片目を閉じる。
 久留美は「はぁ……」と言いながらぼうっとシオンを眺めた。見とれた、という方が近いかもしれない。シオンの学院内での評判は、決して良いものばかりではない。外国の良家のお嬢様で、語学や勉学が堪能。仕事もそつなくこなし、全く隙が無いというのが一般的な評判だが、中には完璧過ぎて気持ち悪い。人形の様で現実感が無く、何を考えているのかわからないという印象を抱く者もいる。こうして近くで見ると、確かに怖いくらい整っている。だが、意外なほど柔らかい態度は演技らしいところは無く、むしろもっと会話をしたいという親しみさえ覚える。悪く言う生徒は、おそらく彼女と一度も会話をしたことが無いのだろう。
「仕上がりはいかがですか? タイムが順調に縮まっているとうかがっているのですが」
「……え? 私ですか?」
「はい。遅くまでお疲れさまです」
 シオンが自分の膝を覗き込むように丁寧に頭を下げた。つられて久留美も軽く頭を下げる。
「あの……私が水泳部だって言いましたっけ?」
「いいえ。美樹さんがいつも楽しそうに話をしているものですから。記憶違いでなければいいのですが……」
 シオンは少し申し訳なさそうな顔をしながらカップに口を付けた。久留美は間違っていない旨を伝えると、溜め息をつきながら教えられた通りジャムを口に含み、紅茶を飲んだ。生徒全員の顔を記憶しているのだろうか。
「それで……今日はどうなさったのですか?」シオンがカップを持ったまま視線を合わせると、久留美は本能的に目を伏せた。「何かお困りごとでも?」
「いえ、それが……変な小学生がいるって噂になっていまして……」
「声をかけたら忽然と消えるという噂の……ですか?」
「そ、そうです! やっぱり、噂になっているんですね」
「私の所へ『変な小学生』の件で相談に来たのは、久留美さんで四人目です。先生方と警備会社へ報告をして対応を協議していただいておりますが、警察への通報はまだだそうです。久留美さんで何か気がついたことはありますか?」
「いえ、特には……。身長は私よりも少し低いくらいなんですけど、顔は帽子に隠れてよくわからなくて……」
「ふぅん……」シオンが顎に指を添えて宙を見上げた。「美樹さんには相談されたのでしょうか? 何かおっしゃっていましたか?」
「今日の練習中に相談したのですが、気をつけてと……。あと、如月会長にも後日相談すると言っていました」
「なるほど……お茶のおかわりをお持ちしますね」
 シオンはしばらく目を閉じて考えるとゆっくりとソファから立ち上がり、久留美の脇を抜けて給湯室に入っていった。三分ほど経過すると、久留美の鼻腔にふわりと柔らかく甘い香りが流れ込んだ。

 紅茶の香りではなかった。

「久留美さん……なぜ嘘を吐くんです?」
 不意に耳元でシオンの柔らかい声がした。
 ソファの背もたれ越しに、久留美の右肩に手を置く。
 シオンは久留美の左の首筋を舐めるように顔を近付けると、すうっと長く息を吸い込んでから耳元で囁いた。
「塩素の香りがしませんね……今日はプールに入っていないのでしょう?」
 ぞくり。
 久留美の背中に冷たい汗が流れた。
「なぜ練習してきたなどと、嘘を吐かれたのですか?」
 久留美が油の切れたゼンマイの様にゆっくりと振り返る。人形の様に整った顔がすぐ近くにあった。
 優しく笑うように細くなった瞼には、長い金色の睫毛が揺れている。
「なんですか……その格好……?」
 久留美が聞いた。
「仕立てていただきました……。動きやすくて可愛いので、とても気に入っているんですよ」
 シオンはいつの間にか、制服から黒地に白いフリルが控えめにあしらわれたゴシック調の衣装に着替えていた。肩や胸元や腹部が大胆に露出している。短いスカートにはフリルのついたエプロンが付いており、ストレートだった長い金髪もツインテールにまとめている。シオンの表情は穏やかだが、緑色の瞳は一ミリたりとも久留美の目から逸れない。
「失礼ですが、あなたは水橋久留美さんではありませんね? どのような仕掛けかはわかりませんが……お名前を伺ってもよろしいですか?」
 久留美の身体が、どろりと溶ける様にソファに沈んだ。
 ソファの上には深紅のブレザーと深緑スカートの抜け殻が、まるで子供がろくろで作った歪な花瓶の様に崩れていた。
 とん、という軽い着地音。
「なるほど……変な小学生、ですか」
 シオンが首をかしげる。十代前半に見える男の子が執務机の上に片膝をついていた。活発そうな子供だ。Tシャツにショートパンツという格好に野球帽を目深にかぶり、いたずらっぽく片目を閉じている。
「すごいね。いつから気付いていたの?」
「ほぼ最初から……でしょうか。生徒の皆さんが私に抱いている第一印象は知っていますが、それでも必要以上に目を合わせてくれませんでしたし……その割には緊張している様な喋り方が妙に演技じみていましたし。決め手は塩素の香りと、美樹さんがこの時間に久留美さんを独りで帰すはずがありませんので……」
「なるほどね……。久留美って子は俺と背格好が似ているから目をつけていたんだけど、なかなか一人にならなくてね。今日ももう少しで襲えそうだったんだけど、美樹って子がバイクに乗せて一緒に帰っちゃったよ」
「こうして見事に変装できているのですから、なにも久留美さんを襲うことはなかったのでは?」
「オリジナルが別行動していると、とても面倒臭いんだ。罪をかぶせることが出来なくなっちゃうからね。計画通りなら久留美って子を襲って、あんたを誘拐したら、久留美って子は死体が出ないように処理するつもりだった。あんたの失踪事件は犯人も失踪したまま迷宮入りさ」
「……最低ですね」
「よく言われるよ」
 風を切る音がして、少年の身体が消える。
「ばぁ!」
 目の前。
 鼻と鼻が触れ合いそうな距離に、舌を出した少年の顔が飛び出してきた。
 長い八重歯。
 鳩尾に向かう少年の膝。
 ゴツリ。
「へぇ……やるじゃん?」
 シオンはとっさに両腕を構えて膝蹴りを防ぐ。
 少年は頭をがくんと下げると、口から霧状のものを吐き出した。
 紅茶だ。いつの間に口に含んだのだろう。
「なっ?! んぐッ!」予想外の攻撃にシオンが一瞬怯む。少年は隙を逃さず拳を突き上げた。ずぷん……とシオンの鳩尾に埋まる。その拳は小さいが石の様に硬い。少年はどうすれば相手が苦しむのか熟知しているのか、鳩尾に深くめり込んだままの拳を九十度捻った。「えっ……?! うぐッ?! ぐあぁぁッ!?」
 自分自身を抱くようにシオンの身体が折れる。そしてそのままぐるりと少年に背中を向けるように反転した。
 シオンは歯を食いしばった必死の形相で、少年に対して後ろ蹴りを放つ。
「は? おごぉッ?!」
「くはッ……! はぁ……はぁ……」
 少年は背中を壁に強打し、シオンは止めていた息を吐き出した。腹部に手を当てたまま、ソファの背もたれに手をついて身体を支える。
「痛ってぇ……なんだよその動き? ただのお嬢様じゃないのかよ?」
「うくっ……貴方こそ……何者なんですか……? その身のこなしは?」
「……似たようなもんだろ? 俺もあんたも、仕事が少し特殊なだけさ」子助は足元に落ちた帽子を拾い上げて、目深に被り直した。「名乗り忘れたけど、俺は子助っていうんだ。子供を助けるって書いて子助。いい名前だろ?」
「ええ……とても。漢字を説明する際の言い方は再考の余地があると思いますが」
「あんたが勝ったら、一緒に考えてくれよ」
 子助が地を這うようにしてシオンと一気に距離を詰める。低い。そして速い。顎が床に着きそうな姿勢で、なぜあのような速さが出るのか。子助がシオンの足の間から上目遣いで見上げる。
「おっ……白だ」
「……くッ」
 バックステップで距離を取るが、子助はすぐさま距離を詰める。子助が飛び、独楽のように回転。そのままシオンの右頬を狙った後ろ回し蹴りを放つ。シオンが足を開いて上体を落とし、蹴りを躱す。子助の身体は空中で止まったままだ。
「やべ……」
 子助の口がかすかに動く。
 伏せた体勢のシオンがバネのように起き上がり、空中の子助の背中に右手を回り込ませる。子助の身体を引き寄せると同時に起き上がる勢いを利用して、子助の鳩尾を左膝で正確に射抜いた──つもりだった。
「……え?」
 シオンの瞳が大きく見開かれる。
 自分の右手が感じたのは、自分の左膝の感触。それと、子助が着ていたTシャツだけ。久留美の変装を解いた時と同じ、変わり身……。
「変わり身を実戦で使うなんて……」シオンが視線を下に落とすと、上半身裸の子助がゴムの様に腰を捻りながら、ギリギリと拳を引き絞っていた。「何年振りだろうなッ!」
 捩れたゴムが戻る様に、残像を残しながら子助の身体が回る。同時に、拳が、前に。
 ずぐん……!
「ゔぐッ?! んぐあぁぁッ!?」
 鳩尾に小さな拳を深く突き込まれ、シオンの身体が感電した様に跳ねる。
 拳骨の先で、子助はシオンの心臓の鼓動を感じた。
 子助が力任せに奥深くめり込んだままの拳を捻ると、シオンは白目を剥いたまま声にならない悲鳴をあげながら大きく仰け反った。
「…………ッッ?!」
「……しぶてぇなッ!」
 どんッ……という、まるで交通事故の様な音が室内に響いた。
 子助は歯を食いしばりながら、渾身の一撃をシオンの臍の位置にぶち込む。横隔膜を揺さぶるため一瞬で拳を抜くと、腹部の中央は子助の拳の形そそのまま残したクレーターが出来た。
「おゔぅッ!? くッ……! ぐ……ぅ……」
 膝から崩れ落ちるように、シオンの身体が前のめりに倒れた。失神する瞬間まで、シオンの目は子助を見続けていた。もしかしたら失神したことにすら気付いていないのかもしれない。
「……ぷはッ! はぁ……はぁ……何者だよこいつ? この俺が一撃で仕留められないなんて」
 子助は膝に手を着きながら息を整えるが、ふらついて厚手の絨毯に尻餅をついた。落ちていた自分のTシャツで汗を拭う。喉がひゅうひゅうと鳴り、咳き込む。気道の粘膜が貼り着きそうだ。何か水分は……。探すと、テーブルの上に飲み残しの紅茶を見つけた。ポットの蓋を開け、口の端から零しながらもそのまま飲む。冷え切っていたが、鼻を抜ける香りが清々しく、涙が出そうなほど美味い。
「はぁ……はぁ……あいつらには、もったいないな」子助がうつぶせに倒れているシオンを見ながら言った。携帯電話を取り出し、電話をかける。「もしもし? ああ、例の依頼の件、失敗しちゃった。小切手は返すよ…………え? 知らないよ。あとはそっちでどうにかしてよ。とにかくもう諦めて欲しいな…………あのさぁ、もう少し考えて喋ったほうがいいよ。ターゲットを君達二人に変えてもいいんだから……うん。そうそう。じゃあ、もう会うこともないと思うけど」
 シオンはまだ動かないが、一定のリズムで背中が上下している。手加減はほとんどできなかったが、無事のようだ。子助は倒れているシオンを見ながら、窓の桟に腰をかける。背後の景色は真っ暗だ。
「そういや白鬼衆にくノ一は居なかったな。いつかスカウトしてみるか。メイドでくノ一ってのもなかなか……」
 ぐらり……と子助の身体が後方に倒れた。
 建物の五階の窓から、子助の身体は闇に溶けるように消えた。

9月25日(日)に開催される「りょなけっと6」について、本日無事に配布物が揃いました。

当日はどうぞよろしくお願いいたします。


◆イベント概要
 日時:2016/09/25(日) 11:30〜15:00(終了後アフターイベント有り)
 会場:東京卸商センター3F展示場
    ※詳細や注意事項等はイベント公式HPをご参照下さい。

◆登録サークル名
 Яoom ИumbeR_55


◆スペースナンバー
 地5

◆配布物
 新刊:[ ANOTHER ONE ]
 ページ数:6枚(モノクロ3枚、フルカラー3枚)
 イラスト:フルカラー腹パンチイラスト2枚、モノクロ腹パンチ下描き2枚、導入部1枚
 印刷:印刷会社によるオンデマンド印刷
 内容:次回以降配布する冊子に掲載予定のイラスト集(一部下描きあり)とプロローグ
    オリジナルキャラクターのシオンの腹責めがメイン
    ※直接的な性表現、失禁などの描写はありません
 価格:300円(6枚セット価格)

※今回イラストに添える文章は数パターン作成したのですが、未熟ゆえにどうしてもバランスをとることが出来ず、文章は導入部分のみとなります。文章サークルを名乗っておきながらとても情けない思いですが、どうぞご了承ください。
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サンプル1

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サンプル4

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また、同スペースにて普段仲良くしていただいているすがれや商店様の委託配布を請け負っております。
当日はスガレオンさんご本人もスペースにおりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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