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_2017.02.21  GALLERYを更新しました(シオン1枚)
_2016.11.11  GALLERYを更新しました(綾2枚)
_2016.11.06  いただいたイラストを公開しました
_2016.10.03  新作の短編を公開しました

2010年12月

13)










綾の腹パンチシーンラフを2枚いただきました。

表情といいアングルといい、素晴らしいとしか言い様の無い……。

製作については正直難航中ですが、幸い帰省中に同人誌製作経験のある友人が相談に乗ってくれるそうです。色々分からないことを聞いて来ます。

「Macで小説」というハンデ、オフセットへの未練、費用など問題はまだまだ多いですが、解決策はきっとあるはずです。このイラストを皆さんに届けるために、もうしばらくお付き合いください。

 嗅ぎ慣れた潮の香に混じって、脂っこい豚肉の焼ける匂いと、甘ったるい下等のラム酒の香りが同時にリィナの鼻を突いた。
 大海原の真ん中で、屈強な男達が互いの入墨を自慢し合うかのように上半身裸になり、両手にラム酒や串に刺さった肉を食いながら、大声で笑い合っている。
 リィナが船の上で火を起こす光景を見たのは初めてであったが、この男達は慣れているのか、粗末な鉄板を甲板に敷いただけで延焼の可能性を全く考えずに次々に薪を放り込んでいる、その火の上で一匹の大きな豚が丸焼きになり、男達は思い思いに肉に串を突き立て、ナイフでそぎ落としては大きな音を立てて咀嚼していた。

 暗い夜にオレンジ色の日が、男達の汗ばんだ身体を生々しく浮かび上がらせている。

「へへへへっ…お前も食うか?」

 脂ぎった太った男が所々歯の欠けた口でへらへら笑いながら、自分の歯形の突いた豚の脂身をリィナに差し出してくる。
 何日風呂に入っていないのだろうか?もの凄い匂いがする。リィナは無言で顔を逸らした。

「おいおい…腹減ってんだろぉ?旨いぞぉ!貴族達の食卓に出る肉だからなぁ」

 いつの間にか周りの男達もリィナの近くに集まり、それぞれが下品な笑みを浮かべながらリィナを凝視している。 リィナは身体の奥から沸々と怒りが込み上げてくるのを必死に押さえた。今はよけいなことでエネルギーを使っても無駄だ。

「……いらないわよ。アンタ達みたいな下衆に施しを受けるくらいなら、飢え死にした方がマシだわ…」

「……プッ!ガハハハハハ!!おいおい聞いたかぁ!?こいつまだ自分の立場をわかってねぇ!」

笑い声はすぐさま伝染し、周囲の男達まで一斉に笑い出した。ヒュゥと口笛を吹く男まで居る。自分が完全に玩具にされていることを感じ、リィナは奥歯をギリリと噛み締めた。

これも、あんなことが無ければ…。

 2年前に国家は、強奪や虐殺の原因である海賊の数を少しでも減らそうと、騎士の称号を持つ家系から腕の立つ者を選抜し、各々をリーダーとして組織した騎士団を作り、海賊達から一般市民を守る命を与えた。
 リィナもその中の1人で、今年18歳という若さでありながら男勝りな性格と剣術、武術の腕前で数々の武勲を上げ、今では自ら海に出て海賊を討伐し、上陸を未然に防ぐリィナ海騎士団のリーダーになった。
 リィナとその海騎士団の活躍により、一時は周辺海域の海賊達は減少したのだが、今日近海の海賊を討伐した後、帰港中に突如として現れた見たことも無い海賊と鉢合わせになった。
 先の海戦での疲労のためか、いつもは統制の取れている海騎士団が思うようにまとまらず、次々と新手の海賊達に倒されて行った。
 最後まで孤軍奮闘していたリィナも、最後には敵船のリーダーである熊の様な大男から腹に一撃を食らい、失神した所を敵船へ運ばれ今に至っている。

(騎士団の皆は大丈夫かしら…?なんとかしてこの拘束を解いて脱出して、このことを本部に報告しないと…。浮き袋1つでも奪えれば、後は海に飛び込んで…)

「おい!何ぼんやりしてやがる!」

 考えを巡らせていた所で突然、奥の上座に座っていたこの船のリーダーが近づいてくる。
 頭のはげ上がった髭面の大男で、ゴツい指でリィナの顎をくいと持ち上げる。酒臭い息が顔にかかって酷く不快だった。

「こっちはわざわざオメェを生かしてやってるんだぜ!?本当ならすぐにでもバラして鮫の餌にしてやる所をよぉ…。何で生かされてるか…わかるだろ…?」

 リーダーがニヤリと笑う、歯茎まで露出したいやらしい笑いだ。タバコのヤニで歯は本来どのような色だったか分からない位汚れている。
 リィナの背中にぞわりと寒気が走ったが、こんな下衆な男共に弱気な所を見せるのは死んでも嫌だった。リィナはつり目気味な目をさらにつり上げ、まるで犬の死体にたかる蠅を見る様な目で男に言い放つ。

「さぁね?アンタ達の低能な頭の中なんて想像したくもないわ。そんなことより、歯磨きしてから話しかけてくれる? アンタの口からまるで生ゴミみたいな匂いが漂って気持ち悪いのよ」

「ひひひひひ…言ってくれるじゃねぇか…わからねぇなら教えてやるよ。お前は今、薄い水着ひとつしか身につけてねぇんだよ。いつも頭を守っている兜も、その華奢でくびれた腹を守っている甲冑も今頃海の底で魚の寝床になってるさ…。しかもお前は両手足をマストに縛られてて身動きが取れねぇ…。ひひひひ…この後何されるか、わかるな?」

 男の言わんとしていることはもちろん想像がつく。屈強な男達が船の上で何ヶ月も生活して女日照りが続いている中に、自分がこんな状態で佇んでいることは、飢えたライオンの檻の中に手足を縛った子鹿を放り込む様なものだ。
 自分は「殺されなかった」のではなく「楽しんでから殺される」だけなのだ。しかし、リィナは強気な態度を崩さず、男を馬鹿にした様な笑みまで浮かべて言い放った。

「だからアンタ達の下衆な考えなんてわかりたくもないって言ってるでしょ?言わせてもらうけど、下品なことしか考えてないから頭がそんな風に禿げちゃうのよ。それに食べることしか考えてないから髭ばっかり伸びちゃって…ふふっ、可笑しい…。少しは頭を使うことを考え……ぐぶぅあぁぁぁぁぁ!!?」

 グジュリという水っぽい音と共に、男の骨張った石の様な拳がリィナのむき出しの腹部に深々と突き刺さっていた。リーダーは怒りでブルブルと震えながら、リィナに向けて荒い息を吐いている。

「このクソアマがぁ…!頭のことを言いやがって、ただじゃすまさねぇ!! 普通に犯すだけにしてやろうかと思ったが、たっぷり痛ぶってからにしてやるぜ!」

「あ…ぶぐっ…!?ごふっ……」

 リィナは突如身体を駆け抜けた激痛に、一瞬目の前が暗くなった。腹に突き刺さったままのリーダーの拳が、怒りでブルブルと震えている。

「おい…あのアマ、お頭に頭のこと言っちまったぜ…」

「やべぇよな…お楽しみの前に殺さなきゃいいが…」

 いつの間にか、わらわらとリィナの周りには男達が集まっていた。不安そうな顔をしているものもるが、ほとんどはニヤニヤと下品な笑みを浮かべ、リィナからでも股間が大きく隆起しているのが見えた。

「おらぁ…泣き叫ぶまで止めねぇぞ…。顔をやっちまうと後で萎えるからな…ここだ!!」

ドグッ!グジュツ!ズブッ!ボグゥッ!!

「ごぶっ!?ぐぶぅぅっ!!がふっ!!ああぐっ!!……う…うぐ……うぐえぇぁぁぁ………」

 連続して丸太の様な腕がリィナの腹に突き刺さり、やわらかな内蔵が無惨に押しつぶされる。リィナの喉からごぼっと音が鳴ると共に、黄色い胃液をびちゃびちゃと吐き出された。
 人前で嘔吐するなど、貴族としては最大限の屈辱と恥であったが、背中に当たっているマストから時折ミシッと音が聞こえるほどの拳の衝撃は、リィナの腹筋や内蔵を貫通し、背骨にまで達していた。

「へへへへ…俺としたことが、すこぉし力が入っちまった…。だらしなく舌なんか垂らしやがって、せっかくの可愛い顔が台無しだぜ…」

「ごっ…ごぶっ!うぇぇっ…!こ…こんな…下衆な男に……私が……」

「ほぉ…まだ頑張るか?ならこれはどうだ?」

 リーダーはリィナの子宮目掛けて拳を放つと、埋まった拳をそのまま強引に鳩尾まで引き上げた。内蔵全体がかき回され、リィナの身体が悲鳴を上げる。

ズブッ!!……グッ……グリィィィィッ!!!

「ぎゅぶあぁぁぁぁっ!!!あ……あがあぁぁぁぁぁぁ!!!?」

内蔵全体を一気に胸の辺りまで突き上げられた凄まじい衝撃に、リィナはたまらずこの世のものとは思えない悲鳴を上げる。白目を剥き、口から垂れ下がった舌を伝って唾液や胃液が混ざったものが垂れ流しになり、貴族として本土で生活してる家族が見たら失神しそうなほどの姿になる。
 その姿を見たリーダーは膨れ上がった自らの分身を取り出すと、それを下腹部を覆っている布越しにリィナの亀裂をめくり開くように擦り付けた。

「うぐぅぅぅぅっ……!!久しぶりの女だから興奮しちまったぜ!!おら!気持ち良いか!? 俺ももうすぐイクぜぇ…!?」

 リィナは苦痛の最高潮を漂っている最中、熱く熱せられた鈍器の様な男性器を自分の敏感な亀裂に擦り付けられ、苦痛と快楽の渦に飲み込まれて行った。

「うぐっ!?あ…あへぁぁ!?な…なにこれぇ…!?」

「おおおっ…!久しぶりだなこの感触は…」

 薄い布を隔てて、くちゅくちゅと淫らな水音が響く。それはリーダーの先走りの音だけではないことは確かだった。初めて感じる性的な快楽にリィナは混乱しながらも、凄まじい苦痛に鈍化した意識は少しでも身体の苦痛を和らげようと貪るように快楽を求め続けた。

「あっ……あぁふ……な…何この…感じ…?わ…私……へ……変になってる…」

「へへへ…感じてるみてぇだな?だんだんお前のも固くなってきたぜ…。ぐぅぅっ!? と…とりあえず1発出してやる!!」

 リーダーが限界を感じ叫ぶと同時にペニスが爆ぜ、ダークグリーンの三角の布を真っ白に染めて行った。

「あ…ああぁ…き…気持ちいぃ……あ……あ…熱っ!!?…やぁぁ!…ぬ…布に染みて……熱いのが……入ってくる…!?」

 数十秒にも渡る長い射精が終わり、リーダーが肩で息をしながらリィナから離れると、すぐさま他の子分達がリィナを取り囲んだ。全員服の上からでも分かるほど勃起している。
 苦痛と快楽の入り交じった混濁した意識の中、リィナの霞む目に映ったものは手下が放ったパンチが自分の腹に吸い込まれて行く瞬間だった。

修正をお願いしていたcase:AYAの別シーンのラフをいただきました。

こちらも大変素晴らしいものになり、ラフの段階で素晴らしいものになることが予想されます。


また、ブログを無料プランから有料プランの「PRO」に変更しました。あと数時間後には記事の下の広告が消えているはずですので、少しは見やすくなるかも。

また、意味があるかわかりませんが、同人誌製作にあたり独自ドメインの取得を考えています。デザイナーをしている友人にそれとなく相談した所

「自前のHPで無い限り、ドメイン取得は正直言ってあまり意味が無い。しかし、何かをやろうとしているのなら、その本気度は伝わる」

とのこと。

「ところで何を始める気だ?」

と聞かれたので、とりあえず自主制作の本を作ると答えておきました。

アドレスが「http://number_55.com 」になったら「こいつは本気だ!」と思って下さい(笑)

もっとも、今でも本気ですが。

明日明後日は休みが取れたので、作業がはかどりそうです。

色々調べ、考えた挙句、オフセット本の作成は問題点が多すぎるため(後ほどまとめて書くかも)、コピー本での作成にほぼ決定しそうです。

 

コピー本と決めたからにはオフセット本で出来ないこともどんどん取り入れて行こうと思います。

 

とりあえず表紙案をいくつか作成。

 

26)


 








Maison Martin Margielaをイメージしたシンプルなタイプライター風の表紙。

 

 

手作り感と大文字の力強さを強調したつもりです。

 

そして「オフセット本では出来ないこと」の1つ。

 

右下にシリアルナンバー

 

 とりあえず初回30部(多過ぎ?)作るとして、001~030まで番号を振ります。先着順で発送し、届いた時に「自分だけのもの」な感じが少しでも伝われば嬉しいです。

色々検討した結果、コピー本での作成が有力になってきました。

インクジェットプリンタでの印刷になるため、イラスト印刷の弱さや劣化等が懸念されますが、少数生産のために通常のオフセット本では出来ないことをを盛り込むことができます。


以下、まとめ


1:Macで「小説メインの」同人誌を製作している(オフセット本の場合)


・Pages(Mac標準のWordソフト)の原稿用紙非対応

・Pagesの縦書き非対応

・Pagesでのデータ入稿不可能


◆対処法

・原稿用紙対応のソフト導入

・Office for Macの導入

・縦書きフリーソフト導入後、オフセット本作成を諦めコピー本に切り替え ← 有力候補


2:オフセット本について

◆利点

・とにかく綺麗

・プロの印刷のため、滲みや劣化が少ない

◆問題点

・細かい指定が難しい(イラストのみカラー指定等)

・MacのWordソフトとの相性が最悪



3:コピー本について


◆利点

・細かい指定が可能

・受注生産が可能

・オフセット本では対応不可能なサービスが可能(シリアルナンバー等)


◆問題点

・インクジェットプリンタしか無く、カラーイラスト印刷が若干不利

・印刷物が劣化しやすい

・作成に時間と手間がかかる

・コストが割高(売れるほど赤字?)




まとめ


コピー本での作成が有力。

オフセット本の場合イラストをモノクロにしなければならないなど制限が多いが、コピー本なら細かい対応が可能。

少数生産のため、シリアルナンバーを入れることが可能。コピー本の手作り感に加え自分だけのもの少数生産のため、少しでも


このブログを始めたときから漠然と思っていたこと

 

「同人誌を作りたい…」

 

とうとう実現に向けて動き出しました。

 

まずはcase:AYAとcase:TWINSを一冊の本にまとめようと思います。


同人誌製作は初めてなので、全くの手探りからの作業。現在印刷業者を調べて廻っていますが、最悪コピー本になるかもしれないですし、1冊も売れないかもしれないですが、とりあえず自分がここまでやってきたという何か証を残したいということで着手しました。
 

素晴らしい協力者も見つかり、現在イラストも鋭意製作中です。
 

まずは次回作と平行しながらcase:AYAとcase:TWINSに大幅加筆修正を加えます。特にcase:AYAに関しては勢いで書いたため自分でもかなり粗が目立つので、現状より結構長くなるかもです。
 

製作状況等は追って報告しますので、よろしくお願いします。





シーン4 イメージ2
 








綾のラフイメージ、これだけでも可愛いですね。 

最後の救急車を見送り、シオンはようやく肺に溜まった息を深く吐き出した。冷子の手にかかった男子生徒は驚くほど手際の良い作業で数台の救急車に乗せられ、総合病院へ搬送された。付近住民(といっても大抵はアナスタシアの関係者だが)は「毒ガスが発生した」「細菌が漏れた」などと一時騒然となったが、救急車が行ってしまうと次第に落ち着きを取り戻し、散り散りに解散して行った。その後はアナスタシアとアンチレジストの手によって情報規制がなされ、当時現場に居合わせた野次馬以外にこのことが知られることは無かった。鑑は落ち着いてオペレーターのリーダーに今回の件を報告しており、その背後では綾が仲間のオペレーターからこっぴどく叱られていた。

夜になり、若干涼しさをはらんだ8月の風がシオンの髪をなびかせる。右のツインテールを押さえた時、背後から綾が声をかけた。

 

「はぁ…やっとお説教が終わった…。なんだか戦闘よりもどっと疲れたわ…」

 

「あら?意外と早かったですね?」

 

「いろいろ報告があるから続きは後でゆっくりだって…それと当分は勝手な行動は慎む様にだってさ、はぁ…」

 

「ふふ…それだけ心配されるほど大切に思ってもらってるんですから、感謝しないとダメですよ?」

 

「まぁそうね。今回ここまで乗り込めたのもあの人たちのおかげだし。なんだかんだで振り回しちゃったからね」

 

綾が背後のオペレーターを振り返りながら呟く。先ほどまで綾を叱っていた仲間は今では携帯電話であちこちに電話をかけていた。

 

「なんか実感湧かないけど、終わったんだね…。とりあえず今回の件は…」

 

「そうですね…。私も現実感が無くて…。でも、正直今回は自分の未熟さを思い知らされました。綾ちゃんが来てくれなかったら私は今頃どうなっていたか…」

 

「まぁそれは私も同じことだしさ…単身乗り込んでシオンさんがいなかったら…。それにしても、あいつら一体なんだったんだろう?涼の身体を持って行った奴ら…」

 

シオンが涼にトドメを刺し、その場にいた全員が完全に力つきている時、突如3人の人間が部屋に入ってきた。 パニック映画の中に出てきそうな冗談みたいな格好の奴らだった。それぞれ真っ黒い服を着て、フルフェイスになったガスマスクの様なものをすっぽりと被っていたので、正体は全く分からない。3人は迷うこと無く涼の動かなくなった身体を運び出し、何事も無かったかの様に消えて行った。わずか15秒ほどの出来事。その場にいたシオン、綾、鑑の3人はあまりの手際の良さに声も発することが出来ず、ただ呆然と成り行きを見守るしか無かった。

 

「涼さんも最後に計画がどうとか言ってましたよね…。おそらく、私達の知らない所で何か大きな動きがあるのはほぼ間違いないでしょう。正直、アンチレジストという存在自体、見直した方がいいかもしれません」

 

「アンチレジストを…?」

 

「はい。自分で所属しておきながら、この組織はあまりにも謎が多過ぎます。マスメディアや警察を押さえ込む影響力や、あそこまで充実した施設や人員の維持…一個人や企業が取り仕切るには並大抵のことではありません。それこそ国家レベルでもない限り…。私なりに、少し調べてみます」

 

「確かに…。それが組織の方針だと勝手に思い込んできたけど…。私にも手伝わせて!もちろん人妖討伐も続けながらね!」

 

「もちろんです。これからもよろしくお願いしますね。綾ちゃん!」

 

「ええ、シオンさんもね!」

 

シオンと綾は満面の笑みが浮かべながら、パシンと小気味いい音を立ててお互いの手を握り合った。普通に生活していれば出会うことすらなかったであろう2人が、しかも組織の中のトップクラスの実力を持つ2人がお互いをパートナーとして認め合ったことは、横のつながりの殆ど無いアンチレジストという組織にしてはかなりの異例だった。

 

「あー、盛り上がっている所申し訳ないですが…」

 

2人がびくりとして振り返ると、報告を終えた鑑が眼鏡を直しながら立っていた。

 

「か、鑑君!?報告はもう終わったの?」

 

「いえ、まだ途中ですが、概要だけ話してひとまず病院へ向かうみたいです。ある意味病み上がりみたいなものですし、念のため僕を含め3人とも病院で検査入院する様にと」

 

「はぁぁ…」

 

綾がひときわ大きなため息をついた。やれやれ、また入院か。退屈な上に訓練が出来ない病院の中に居ることは綾に取って苦痛でしかなかった。

 

「その前に一度シャワー浴びたいですね…。結構汗かきましたし、それ以外にも色々浴びましたし…」

 

シオンが何の気なしに呟くと、普段は冷静な鑑が珍しく真っ赤になって下を向いた。自分も「それ以外」をシオンに浴びせた1人だし、その記憶は今でも鮮明に覚えている。そのことを思い出すと自然と健康な男子の反応が起こり、それを悟られない様に思わず腰を引く。

 

「と…とにかく!双子の捜索も含めて後処理は彼らに任せて、我々は少しでも休養を取るべきです。この隙をついて人妖が攻めて来たら、当然2人にも出動していただくのですから」

 

「あ…双子ってあの…」

 

「由里ちゃんと由羅ちゃんだっけ…。モニタールームで見たときは一方的にやられてたけど、あの後人妖の仲間になったってこと?」

 

「それは今から調べるそうです。組織もあまりの事態に混乱しています。このままこちらの内部情報が2人を通じて人妖側に流れる危険性も…いえ、既に流れているかもしれませんが…。どういう経緯で今回の様になったかは分かりませんが、このまま我々も活動を続けていれば、いずれ2人には再び会う時が来るでしょう…」

 

鑑が話し終わると、その場に居る3人は声を発することが出来なくなった。無言。ひとときの静寂が、残暑の残る空気を少しだけ冷やした。正門からはアンチレジストの黒塗りの車が一台、3人に向かって石畳を踏みしめながら走ってきた。

 

 

 

 

緑の縁取りの中でセイレーンが微笑んでいるカフェの奥の席で、金髪と茶髪の美少女2人と眼鏡をかけた整った顔立ちの男子生徒がテーブルを囲んでいた。テレビや雑誌に出てきそうな美男美女が3人揃い、ましてやシオンはかなり目立つ風貌をしていたため時々チラチラと伺う客も居たが、次第に飽きて自分たちの世界に戻って行った。シオンと綾、鑑は久しぶりの再開に楽しげに談笑していたが、店内の喧騒のために何を喋っているかは隣の席でも聞き取るのは難しかった。


「うわぁ、シオンさん髪おろしたんだ!?すっごい綺麗…さわらせて!」

 

「ええ、いいですよ~」

 

綾が手をわきわきと動かしながら問いかけ、シオンがいつも通りのんびりと答える。綾がシオンの髪に触り、おお~、とか、うわぁ~とか感嘆の声を上げているのを見て、鑑がため息をつきながら眼鏡を直した。

精密検査として入院したものの、それは半ば取り調べみたいなもので、アンチレジストの上層部と名乗る人間が(といっても厳重に顔を隠していたが)ひっきりなしに病室を訪れアレコレと質問をしては帰って行った。しかも3人の口裏合わせを防ぐかの様に入院中は別々の個室に移され、1週間後の退院の時までお互いの顔を見ることすら出来なかった。

厳しい戦闘の後であったため、退院後、それぞれ普段の生活のペースに戻るのに更に半月ほどかかり、ようやく落ち着いて3人が顔を合わせることとなった。

 

「いやぁやっぱり綺麗だね~。これだけ長いのに枝毛一本も無いし…」

 

「ありがとうございます。鑑君がおろした方が威厳が出るとか落ち着いて見えるとか言うので、試しにやってみたんですよ」

 

「えっ!?ま…まさか2人って付き合うことにしたの!?」

 

「ぶっ!違いますよ!」

 

鑑が飲んでいたカフェラテを吐き出し、珍しく大きな声を出した。普段は落ち着いているが、色恋の話は苦手らしい。

 

「だって、普通女性の髪型に意見するのってそういう関係になってからじゃない?しかも鑑君のリクエストにシオンさんも合わせてるんでしょ?」

 

「会長とはそう言う関係ではありません!人間としては尊敬できますが……」

 

「女性としては尊敬できないの?はぅぅ…」

 

「い…いえ、そう言う訳では……。と、とにかく会長、休んでいた間に溜まった業務があるんですから、当面はアンチレジストのことは置いといて、生徒会長のシオン・ イワーノヴナ・如月さんとして生活して下さいよ。間違ってもこの前のメイド服で登校なんてしないで下さいね」

 

「わ、わかってますよ!あれはあくまでも個人的に好きな格好なだけで、公的な場には持ち込みませんから!」

 

「あーあ、とうとうコスプレ好きを認めちゃったよこのお姉さんは…」

 

「だって好きなんだから仕方ないじゃないですかぁ…」

シオンが下を向きながら真っ赤になって呟くと。綾と鑑が同時に笑い出し、つられてシオンも笑った。一時の平和を3人の笑い声が包んでいた。

「ぐっ…ぐむっ……んむぅ………ガリッ!」

 

「!!?ぐっ…!?ぐぉぉ!?」

 

突如自分の急所を襲った苦痛に涼がくぐもった声を上げ、シオンの口から男根を引き抜く。涼の男根にはうっすらとシオンの並びのいい歯形が残っていた。

 

「はぁっ…はぁっ…うぐっ…」

 

シオンは弱々しく座り込みながらも、輝きを失っていない目で涼を睨みつけていた。痛みと剣幕に思わず後ずさりすると、ゆっくりとシオンが立ち上がる。

 

「……もうこれ以上、あなたの好きにはさせません!」

 

「馬鹿な…あれだけのチャームを飲まされておいて…多少吐き出したくらいでは効果が薄れることは無いはずだ…!?犯されたくてたまらないはずだぞ!?何が起きた!?」

 

シオンは確かに、先ほど綾と共に涼に奉仕している最中は身体の火照りを押さえられなかったし、綾に対してもある種同性愛的な感情すら抱いていた。しかし、今は徐々に霧が晴れるように身体の火照りやぼうっとした思考が薄れ、正常に戻って行くのを感じていた。体中を取り巻く倦怠感は相変わらずだったが、思考さえ戻れば何とかなるかもしれない。

 

「………どちらにしろ、お前らはもう終わりなんだよ!」

 

涼がシオンに突進しながら拳を振るうが、シオンは転がるようにしてそれを避ける。攻撃は出来ないものの、もともと大振りの涼の攻撃は掴まれでもしない限り避けることなら何とか可能だった。

 

「ちょこまかと…」

 

しかし、時間が経つにつれ徐々にシオンの動きも鈍くなってくる。シオンがバックステップを踏んだ際、背中がパソコンを置いているデスクに当たり、一瞬動きが止まった。その隙をつかれ、胸の辺りの布を掴まれると一気に引っ張られ、同時に拳が鳩尾に埋まった。

 

ズギュゥッ!!

 

「うぐあっ!?あ……あ………」

 

「ははははっ!やっと捕まえたぞ!!さぁ、お楽しみだ!」

 

ボグッ!!ズムッ!!ゴギュッ!!ズブゥッ!!!

 

「あぐっ!?うぐぅっ!!ぶふっ!!ぐふぅぅっ!!」

 

嵐の様な拳が、シオンの下腹部、臍、鳩尾とランダムに責め立てるが、そのいずれもピンポイントで急所を突いていた。拳が埋まるたびにシオンの巨乳が大きく揺れ、口から溢れた唾液がぽたぽたとその上に落ちた。徐々にシオンの意識が遠のいて行く。

「ほらほらどうした!!このまま死ぬか!?内蔵をぐちゃぐちゃにして………ぐっ!?なっ!?」

 

突然、涼の首に誰かの腕が巻き付き、ギリギリと締め上げている。 不意をつかれ涼の顔が一瞬でこわばり、攻撃が止まる。シオンは何が起きたか分からなかったが、考えるよりも先に身体が動いた。普段の半分ほどの力だったが、今出せる力のすべてを使い、渾身の回し蹴りを放つ。爪先が涼の顎先にヒットする会心の当たりだった。少ない威力でも、てこの原理で涼の顔が勢いよくぐりんと90度傾き、頭蓋の中で脳が揺さぶられる。さらに前屈みに倒れかかった涼の顎を膝で蹴り上げた。

シオンにしてはえげつない攻撃だったが、この間彼女はほとんど無意識で呼吸すらしていなかった。涼の首は自分の体重に逆らって顎を跳ね上げられ、一瞬後頭部と背中が付くのではないかというほど反り返った後、ガクリと顔面から地面に着地した。シオンは今の蹴りで体力のほとんどを使い果たし、ガクリと膝をつく。

 

「ぷはっ……はぁ…はぁ…な…何…?何が起きたの…?」

 

倒れた涼の背後に立っていたシルエットが徐々に鮮明になる。見ると、先ほどまで涼に身体を乗っ取られていた鑑が立っており、呆然と涼を見下ろしている。

 

「うぐっ……けほっ…か…鑑君!?だ…大丈夫なの?」

 

「やっと…自由に身体が動かせるようになりました…。 こいつに乗っ取られている間も、僕の意識はずっと覚醒していました…。すみません、会長に酷いことを…」

 

「鑑君……」

 

シオンは白い手袋をはめた両手を口元に当て、瞳からは涙がこぼれている。驚愕と、安堵が入り交じった表情だ。

 

「感傷に浸るのは後です、今はこいつを倒さなければ…。生憎、武器と呼べそうなものはこれくらいしか無いですが」

 

鑑は後ろのポケットから先ほど涼が叩き割った瓶の口の部分を取り出した。破片はナイフの様に鋭く尖がり、先端には4cm四方の小さな布が刺さっていた。鑑もかなり体力を消耗しているようだったが、気合いとともに飛び上がると、迷うこと無く涼の背中、過去に友香が刺した場所と同じ箇所に破片を突き刺した。ビクリと涼の身体が跳ね、鑑を跳ね飛ばす様な勢いで立ち上がる。

 

「があぁぁ…!な……きさ……貴様……!?」

 

涼は肩で息をしながら自分の背中を伝う血を指で拭い、信じられないという表情で鑑を見つめる。瓶の口を掴んで抜こうと試みるが、思った以上に深く突き刺さっており抜くことが出来ない。

 

「馬鹿な…俺に乗っ取られたんだぞ…?脳が耐えられず自我が崩壊してもおかしくはないはずだ…そうでなくとも、一生植物状態に…」

 

「おそらく僕が意識を失ったら、もう目を覚ますことは無かったでしょう。まるで暗い部屋に閉じ込められた様になりながら、自分の身体を使った貴方の行為を見ているだけの時間は本当に辛かった。いったい何人、知っている顔が目の前で犯されたか…」

 

「貴様……」

 

「ですが、おかげで色んなことも分かりましたよ。篠崎先生のこととか、チャームのこととかね。おそらく会長への貴方のチャームの効き目が弱かったのも、会長は過去に篠崎先生の作った濃縮合成したチャームを打たれていたからです。人間には『耐性』という能力がありますから、一度強い薬を使うと、それよりも同じ効果のある弱い薬は効き目が出難くなるんです。篠崎先生にチャームの強化版を作らせたのは失敗でしたね。それに、アンチレジストのオペレーターとして、初めて戦闘で役に立てました」

 

そう言うと鑑はあまり見せない笑顔をシオンに向けた。シオンの顔に驚愕の色が浮かぶ。

 

「オペレーター…?ま…まさか鑑君……?」

 

「僕もびっくりですよ。如月なんていう珍しい名前の人が上級戦闘員にいることは知っていましたが、まさか会長だったなんて。普段のおっとりしているイメージからは想像がつきませんからね。まぁ、その服が会長の趣味なのは分かりますが…少々やり過ぎですよ?」

 

「あっ…これはその……支給されて……いや…趣味ではあるんだけど……」

 

2人が会話している最中、涼はじりじりと後ずさりをしながら距離を取る。弱っているとはいえ、アンチレジストが3人もいる現状に加え自らも深手を負ってしまった。綾と一緒に来たオペレーターもいつ応援を呼んで来るか分からない。ここは一旦退いた方が得策だ。

 

「くくく…とことん運のいい奴らだ…。だが、お前らももうまともに動ける体力は残っていないだろう?ここは一旦退いてやるが、いずれ……むっ!?」

 

足下を見ると、綾の手が涼の足首を掴んでいた。後ずさりしながら、綾の倒れている近くまで来てしまったらしい。

 

「久しぶりね……。生憎まだ腕を伸ばすくらいの力は残ってるのよ…。あと…さっきアンタに言った言葉は取り消し。アンタなんかに初めてはあげられないわ!」

 

「なっ…貴さ……うぉあ!?」

 

綾は掴んだ足首を強引に捻った。涼がバランスを崩してたたらを踏んだ所に、床一面に広がった自ら放出したのチャームの水たまりがあった。粘度の強い液体に足を滑らせ、背中から倒れ込む。背中に突き刺さったままの瓶の破片が自らの体重と床の固さに挟まれ、いとも簡単に涼の体内に飲み込まれて行った。

 

「ぐぶっ…!?が…がぁ……」

 

一度強くビクリと身体を跳ねさせると、しばらく細かい痙攣が続く。その後、ごぼっという音と共に口からは血の泡が吹き上がった。内蔵のどこかにダメージを負った証拠だ。

 

「シオンさん!」

 

「会長!」

 

綾と鑑が同時に叫ぶ。シオンは力強く頷くと、何とか手近なパソコンの置かれたテーブルの上によじ上ると、涼に向けて膝から落下した。

 

「もう…攻撃をする力は無いですが、あなたに『落ちて行く』ことくらいは出来ます!これで終わりです!」

 

ずぶりとシオンの膝が、涼の鳩尾に落下する。シオンは膝の先に何か硬い感触を感じた。先ほどの瓶の破片が皮一枚隔ててシオンの膝に触れる。破片が完全に涼の心臓を貫通した証拠だった。涼の身体が大きく跳ねる。

 

「がああああっ!?ごぶっ……お……お前ら……これで……終わりだと…思うなよ…。まだ……計画は……始まった……ばか………り…………」

 

そこまで言うと、涼の口の中にごぼりと大量の血液が溢れ、自ら後に溺れるようにごぼごぼと咽せた。目を覆いたくなる様な光景だったが、シオンは呆然と一部始終を見届けた。涼は目を見開き、ばたばたと痙攣しながら自分の爪で喉をかきむしっていたが、突然ぱたりと全ての動きが止まった。目はシオンを凝視していたが、もはやその画像が涼の脳に映像として届けられることは無かった。

「あっ…あぁ…こ、こんなにたくさん濃いのが……す……すごいぃ……」

 

綾は顔中に粘液をぶちまけられながらも恍惚とした表情を浮かべ、ドロドロに白く染められた舌を出したまま、うっとりと涼を見上げていた。涼は綾の胸ぐらを掴んで無理矢理立たせると、顔を覗き込むようにしながらこの上ない征服感に満足げな笑みを浮かべた。

 

「くくくく…とうとうお前も堕ちたな…。さて…どうしてほしいんだ?」

 

涼は容赦無く綾のスカートの中に手を入れ、薄い布地越しにクレヴァスをなぞった。くちゅりという淫靡な音と共に、涼の中指が綾の固くなった突起に触れ、綾の身体がビクリと跳ねる。

 

「あうっ!?あ…あはぁん!?や…そこおっ!?」

 

「んん?なんだこのくちゅくちゅいってる音は?それにこんなにクリトリスを腫らせて…。まさか、敵である俺のチンポをしゃぶって興奮したのか?」

 

涼は悪戯っぽい笑みを浮かべながら綾の顔を覗き込む。チャームで快感神経を過敏にされ、初めて男性に触れられる敏感な箇所から送られる快楽を必死に否定しながらも、崩れ落ちそうな身体を涼の腕を掴んで必死に支える。

 

「くくくく…敵だろうが何だろうが、チンポなら誰のでもいいんだなお前は?正義感ぶっていても、正体はとんだ淫乱娘だ。何なら、ぶち込んでやってもいいんだぞ?」

 

「あ…あぁ…うう……くうぅっ……」

 

綾は涙を浮かべ、必死に歯を食いしばって耐えたが、涼の言葉を否定する言葉はとうとう出て来なかった。強烈すぎるチャームの効果は、たとえ綾であろうとその身体と精神を蝕んで行った。

 

「どうした?普段なら『冗談じゃない』とか言うだろう?もしかして、本当に俺に犯されたいのか?」

 

「うぅっ……くっ……す……するなら……好きにしなさいよ……」

 

顔を真っ赤にしながら、消え入る様な声で綾は呟いた。その言葉に肯定の意味が含まれていることは誰が聞いても明らかだった。しかし、涼はニヤリと笑うと、掴んでいたセーラー服の襟元を捻って綾の首を絞めた。一瞬で綾の表情が変わると、空いている右手で大量のチャームを飲まされ、少しだけ普段より膨らんでいる綾の下腹に拳を埋めた。

 

「ぐっ!?あ……けほっ……く…くる……し………」

 

グジュウッ!!

 

「!!?……ぐぶっ!?うぐあぁぁぁ!!!」

 

膨らんだ胃を押しつぶすように深々と突き刺さった拳を、柔らかな肉が包んでいた。涼はすぐさま拳を引き抜くと、2発目、3発目と打撃を加え続け、綾を責め立てる。拳によって綾の胃は何回も無惨に変形させられ、大量のチャームが胃の中で暴れながらすぐに喉元までせり上がって行ったが、首を制服で締め上げられているため吐き出すことが出来ない。

 

「ぐぶっ!?ごぶぅっ!!ぐぅぅっ!?うげっ…!あぐぉぉっ!!」

 

「ははははっ!あれだけの攻撃で俺が満足したとでも思ったのか!?たっぷり時間をかけて嬲り殺すと言っただろう?予定は変わるが、最期にはちゃんと犯してやるから安心しろ!」

 

「や…やめ!やめて下さい!」

 

シオンが涼の足にすがりつくが、拳は綾の腹部に突き刺さり続け、その度にむき出しの柔肌は痛々しく陥没した。綾の顔からは血の気が失せ、目は空ろに泳ぎ、悲鳴も徐々に小さくなって行った。

 

「あぐっ…ぐぶぅっ!うげっ……ごぶぅっ!!う……うぐっ!?」

 

「ほらほら?早く吐かないと胃が破裂するぞ……?何なら、手伝ってやろう」

 

涼は綾の首を解放すると、渾身の力を込めて拳を綾の胃に捻り込んだ。解放された喉元を一気にチャームが駆け上がった。

 

ズギュリィィィッ!!

 

「ぎゅぶぅっ!!?が……ごぼっ……うげぇぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

綾の口から大量の白濁が滝のようにこぼれ落ちた。長時間にわたる嘔吐で、びちゃびちゃと足下に白濁の水たまりが出来る。
涼が制服を掴んでいる腕を解放すると、綾は糸の切れた人形のようにその場にうつ伏せに崩れ落ちた。目は完全に白目を剥き、口からはひゅうひゅうと通常ではない呼吸音が漏れる。シオンは力の入らない身体で必死に抗議していたが、綾が倒れるとすぐさま近づき、呼吸を楽にするように仰向けに寝かせた。

 

「あ……綾ちゃん……嘘……こんなの……」

 

綾は失神したままだったが、呼吸はいくらか楽になったようだ。その様子にほっとしていると、すぐに後ろから涼が近づき、シオンの頭を掴むと無理矢理肉棒を口にねじ込んだ。

 

「あ…ああっ…!?むぐぅっ!?んむぅ…」

 

「はははっ、次はお前だ。完全にチャームの虜になって、綾のを見て我慢が出来なくなっただろう?安心しろ、お前も綾の次に犯してやる。そのエロい身体を1回も使わずに殺すのはさすがに勿体ないからな」

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