update_information

_2017.02.21  GALLERYを更新しました(シオン1枚)
_2016.11.11  GALLERYを更新しました(綾2枚)
_2016.11.06  いただいたイラストを公開しました
_2016.10.03  新作の短編を公開しました

2016年12月

準備すべて終わりました。
初参加のため準備期間や参加方法など勝手がわからず至らない点も多いかと思いますが、新刊が用意できました。
興味のある方はどうぞよろしくお願いいたします。

_日時
 2016年12月31日(3日目)

_スペース
 東ホール タ56b

_新刊タイトル
【Mezzanine】

_内容
 B5サイズ フルカラー28ページ(文章部分9ページおよび奥付1ページはモノクロ)
 イラストは7シーン差分含め13枚(綾3シーン、美樹2シーン、シオン2シーン)
 キャラ紹介1枚(カラー)

_配布価格
 1,000円

お品書き

_イベント
 コミックマーケット91

_日時
 2016年12月31日(3日目)

_場所
 東京ビックサイト 東ホール タ56b

_新刊タイトル
【Mezzanine】

_内容
 B5サイズ フルカラー28ページ(文章部分9ページおよび奥付1ページはモノクロ)
 イラストは7シーン差分含め13枚(綾3シーン、美樹2シーン、シオン2シーン)
 キャラ紹介1枚(カラー)

_配布価格
 1,000円前後を予定

_注意
 今回の新刊はリョナはほとんど無く、当サークルのオリジナルキャラクターを使った二次創作的な内容になりますので、当サークルのキャラクターやストーリーと直接的な関係はありません。
 また、ストレートな性描写が苦手な方はご注意ください。
※名義も二次創作用の「basement」を使用しております。


_サンプル(美樹)

 プールに併設された男子更衣室の中央には五人ほどが座れる大きさの長椅子が置かれているのだが、それはもっぱら荷物置きとして使われている。プロスポーツ選手が使う様なパーソナルスペースが確保された広いロッカールームならばさておき、一般的な更衣室というのは換気も悪く、こもった湿度やカビの臭いで一秒でも早く出たいと全員が思っているからだ。
 だから今日の様に練習を終えた後の水泳部員が三人、濡れた水着を着たまま長椅子に横並びで座っていること自体とても珍しいことだった。
「……どうする?」
「どうするって言われても……なぁ?」
「……チャンス」
「え?」
「チャンスだろこれ? お前らも、いつかヤリてぇって言っていたじゃねぇか。いつも澄まし顔の堅物のくせに身体はよ……クソッ! いつかヒィヒィ言わせてやりぇと思っていたんだ」
「……落ち着けって。とりあえず、一回聞いてみるってのは?」
「なんて聞くんだよ? こんな格好して何してたんですかって聞くのか? 今まで黙っていたけれど実は私コスプレが趣味なのとでも答えられたら、ああそうですかって言って写真返すのかよ?」
 部員の一人が興奮した様子で封筒の中から写真を取り出すと、指に挟んでひらひらと振った。三人の視線がその写真に集まる。
 三人が練習を終えて更衣室に入ると、室内には不思議な甘い匂いが漂っていた。頭がくらくらして、動悸が早くなりそうな匂いだった。そして長椅子の上には数枚の写真が入った封筒が置かれていた。練習前にはたしか無かったはずなのに……。
 写真にはこの学院の水泳部部長、鷹宮美樹が写っていた。
 美樹は水泳をはじめとした運動全般が得意で、おまけに成績も上位だ。実家は神社で、早朝や休日には巫女の仕事もしている。部長としての仕事や指示も的確で、悩んでいると向こうから声をかけてくれるなど面倒見も良い。
 唯一の欠点は、硬いこと。
 笑顔を見たことが無いと言われるほど笑わず、冗談も全く言わない。

 だから、写真に写っている美樹の姿は驚くべきものだった。

 写真の中の美樹は緋色の丈の短いプリーツスカートを履き、ノースリーブで胸元のみを隠すような白衣を着ていた。腹部や肩のあたりからは黒地のインナーが覗き、右手には鈍く光る手甲を嵌めている。まるで巫女を模したアニメのキャラクターのような格好だった。撮影場所は深夜のどこかの路地裏のようだ。写真の中の美樹はナイフを持った相手に表情一つ変えず、斬撃を手甲で受け流しながら一撃で相手を昏倒させていた。
 写真を見ているうちに、部員達の頭の中がチリチリと痛み出した。甘い匂いも強くなっている気がする。
「趣味なのか理由があるのかは知らねぇけどよ、まともじゃねぇだろ? こんな格ゲーのキャラみたいな格好してチンピラ相手に大立ち回りしているなんて……それに」男子部員が封筒を見る。定規で引かれた様な文字で<秘密>と書かれている。「これを送りつけた奴は、部長の秘密だって言ってるぜ。俺たちにチャンスをくれたんだ。何回あの身体で抜いたと思ってんだよ……俺は独りでもやるぜ。来たけりゃお前らも来いよ」
 男子生徒の一人が立ち上がる。腰に掛けていたバスタオルが落ちると、水着を押し上げるようにして彼の股間が大きく隆起しているのがわかった。残りの二人も顔を見合わせると、互いに頷いた。
「確かに、一度思い知らせてやった方が部長のためかもな……あの硬い性格のままだったら将来苦労するだろうし、女らしい振る舞い方を教えてやるか」
「俺もそう思うわ。それに最近忙しくて抜いてないから溜まってるしな……」
 唾液の分泌が多くなり、心臓の鼓動が早くなる。
 甘い匂いは増々強くなっていた。

「鷹宮部長……ちょっといいすか?」
 独りで居残り練習をしていた美樹は男子部員の声に振り返った。美樹をよく知らない者が見れば怒っている様な表情に見えるが、付き合いの長い部員たちはそれが何の感情の揺らぎも無いごく普通の表情であることを理解していた。
「……どうした?」
 表情を変えずに美樹が聞く。
 おそらく何かの間違いで、神様が美樹を創る時に最高のパーツだけを使ったのだろうと部員たちは思った。たまに見かける生徒会長も大概だが、美樹も負けず劣らず近寄りがたいような美しさだ。美樹の細い顎から水滴が滴り、競泳用の水着を押し上げている胸に垂れる。男子部員の一人がそれを見てゴクリと唾を飲み込んだ。
「お前達ももう少し練習するのか? 何ならフォームくらい見るが」
「いや、フォームよりも見てもらいたいものがあるんすよ。コレなんですけど……」
 写真を見た瞬間、切れ長の美樹の目が微かに大きく開いた。明らかに動揺している。
「あれ? どうしたんすか? 部長、驚いた表情できるんですね」
「……どこでこれを?」美樹の目が鋭く光る。弓矢で射抜かれるような視線に、男子部員達は微かに怯んだ。「お前達には関係の無いことだ。忘れろ。関わるとロクなことが無いぞ」
「そ、そんなこと言っていいのか?」後ろに控えていた男子部員の一人が微かに声を震わせながら言った。「前からその命令口調が気に入らなかったんだ……事情は知らないけれど、バレたらマズいんじゃないか? 何ならここにいない奴がデータ持っているから、ネットにバラ撒いたっていいんでだぜ?」
 ハッタリだった。写真だってついさっき手に入れたものだし、送り主もわからない。もちろんデータもどこにあるかわからない。だが、美樹は確かに動揺したようだ。
「それは……やめた方がいい」
「だったらタダって訳にはいかねぇな……向こうで落ち着いて話しようぜ? こんな開けた場所じゃあいつ人が来るかわからないしな。ちょうど男子用のシャワー室が空いてるんで……」

「そんなに怖い顔すんなよ……楽しもうぜ?」
「そうだよ。別に痛い目に遭わせたり金取ろうって訳じゃあないんだからさ……」
「ただ、ちょっとコレを気持ち良くして欲しいだけですから」
 美樹が体を捩ると、鉄パイプとゴムホースが擦れて軋んだ音を立てた。男子生徒達はシャワー室に入ると、すぐさま美樹の両手首を頭の後ろに回した状態でシャワーの配管に拘束した。強引に胸を突き出すような姿勢をとらされ、青色の競泳水着が美樹の濡れた身体のラインを浮かび上がらせた。男子生徒達は誰ともなく水着を脱ぎ、腹に付きそうなほど反り返った男性器を見せつけるようにして美樹を取り囲んだ。
「くっ……」美樹が悔しそうな声を漏らしながら歯を食いしばる。必死に自分を取り囲む男性器から顔を背けようとするが、それでも自由度はたかが知れている。「止めろ……こんなことをしても、何もならんぞ……ッ」
「大丈夫だよ。少なくとも俺達は気持ち良くなるから……」部員の一人が美樹の腋に亀頭を擦り付けながら言った。「へへへ……部長の腋、気持ち良いなぁ。スベスベで……」
「じゃあ……俺はこっちで」もう一人が鳩尾のあたりの布を摘むと、美樹の皮膚を傷つけないように気をつけながらハサミで切り取った。下乳のあたりに丸く穴が開き、化学繊維が胸の張力に引っ張られて大きく広がる。男子生徒がそこに男性器を突っ込むと、仰け反って声を漏らした。「おぉ……部長の胸やべぇ……。スベスベの風船にチンポが包まれてるみたいで……あぁ……」
「お、お前達、変な気を起こすな……今止めるのなら、このことは忘れてやるから……」
 美樹の言葉に、部員三人が舌打ちをする。
「あのさぁ……部長のそういう態度が前から気に入らなかったんすよね」
「そうそう、黙ってりゃあ美人なのに、そういう上から目線なところがな」
「マジでムカついたわ。このまま腋に出して勘弁してやろうかと思ったけれど、自分の立場を教えてやった方が良さそうだな」
 左右から美樹の両腋を嬲っていた男子部員達が、男性器を美樹の顔に向けてしごきだした。胸に男性器を埋めている男子部員も腰の動きが早くなる。
「な……何を……する気だ?」
「なにカマトトぶってんだよ? 男がこの後どうなるかなんて知ってるだろ? 何日も溜めた濃い精液をたっぷり顔にぶっかけてやるよ」
「へへ……綺麗な顔がベトベトに汚れると、ものすごく興奮するよな……。その性格ならどうせ精液の味も知らないんだろ? たっぷり味わえよ」
「胸の中でも盛大にブチ撒けてやるよ……やべ、腰止まらねぇ……」
「なッ……や……やめろ……ッ」
 男性器は猛烈な悪意を持って美樹の顔に銃口を向けている。美樹は歯を食いしばって必死に顔を背けようとするが、拘束がきつくほとんど身動きが取れない上、その様子は男子部員達の嗜虐心を更に昂らせた。部員たちは美樹の腕や腋、胸に男性器を押し付けながら、射精に向けて興奮度を加速させる。男性器をしごく手はどんどん早くなり、パンパンと小気味良い破裂音を立てながら美樹の胸に腰を打ちつけている男子生徒は歯を食いしばって一秒でもその快感を長く味わおうと耐えている。
「……お前達……恥ずかしくないのか? こんなことをして……」
「うるせぇな。誰のせいでこんなにガチガチになったと思ってんだよ。責任取れよ?」
「まぁ一発出してやったらしおらしくなるだろ。女として自覚を持ってもらわねぇとな」
「ほぉら……もう直ぐ出るよ……その綺麗な顔にたっぷり……」
「くっ……貴様ら……」
「部長の胸マンコやべぇ……チンポ溶ける……おぉ……うおッ!?」
 胸を犯していた男子部員の腰が震えると、男性器が爆発したかと思うほど激しく脈打った。同時に、胸の間にドロリとした熱い粘液が吐き出され、柔肉に染み込む様に広がってゆく。
「んあぁッ?! む……胸が……あぁ……」
「俺も出る……こっち向けよ……うッ!」
「ああッ……出るッ……部長の顔に出すよッ……あああッ! 」
 美樹の顔を狙っていた男性器もほぼ同時に爆発し、何の躊躇いも無く美樹の顔に精液を浴びせた。若い身体から放たれた精液は勢いと量が物凄く、強烈な臭気と共に美樹の身体に纏わり付いた。

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※文章、画像は全て縮小、切り取り処理をしております。また、修正は意図的に大きくしています。

_イベント
 コミックマーケット91

_日時
 2016年12月31日(3日目)

_場所
 東京ビックサイト 東ホール タ56b

_新刊タイトル
【Mezzanine】

_内容
 B5サイズ フルカラー28ページ(文章部分9ページおよび奥付1ページはモノクロ)
 イラストは7シーン差分含め13枚(綾3シーン、美樹2シーン、シオン2シーン)
 キャラ紹介1枚(カラー)

_配布価格
 1,000円前後を予定

_注意
 今回の新刊はリョナはほとんど無く、当サークルのオリジナルキャラクターを使った二次創作的な内容になりますので、当サークルのキャラクターやストーリーと直接的な関係はありません。
 また、ストレートな性描写が苦手な方はご注意ください。
※名義も二次創作用の「basement」を使用しております。

_サンプル(シオン)


「へぇ……いい家具揃ってんな」
「そうだな。初めて入ったけれど、もっと無機質な部屋だと思ったぜ」
 三人の男子生徒達は生徒会長室の中を物珍しそうに見回しながら、口々に感想を言い合った。部屋の隅にはメイド服に似た戦闘服を着たシオンが俯きながら、落ち着かない様子で指を組んだり解いたりしている。
 男子生徒達はひとしきり会長室の中を物色すると、誰ともなく全員が服を脱ぎ始めた。複数の全裸の男と際どいメイド服を着た女が一つの部屋にいる。落ち着いたカフェの様な会長室は、異様な雰囲気に包まれた。
「あの……」シオンが俯きなが言った。「本当に、これで皆さんが助かるんですよね……?」
 先日、男子生徒達に奉仕を強要させられ、なんとかその場は収まった。しかし翌日シオンが登校すると、靴箱に新たな封筒が入れられていた。中には昨日シオンが男子生徒達に奉仕している時の写真と、一週間以内に犯人を見つけられなかった場合は再び男子生徒達に奉仕をすること、奉仕しなかった場合は男子生徒達を手にかけるといった内容の手紙が入っていた。そしてシオンの調査にも関わらず男子生徒達を拘束した犯人は見つけることができず、被害者である男子生徒達も調査に非協力的……むしろ妨害するような素振りであったため、あえなく今日の期限を迎えてしまった。
 男子生徒達は下卑た笑いを浮かべながら残念だと言い合い、シオンに先日の戦闘服を着たまま生徒会長室で待機するように命令した。
「俺達も殺されたくないんだ、助けてくれよ会長」男子生徒の一人が会長室のソファに座りながら言った。足を開くと、既に勃起した男根が天井に向けて垂直に立ち上がる。「んじゃ、頼むぜ?」
 シオンは下唇を噛みながら男子生徒の足の間にひざまづくと、男根を両手で恐る恐る上下にしごいた。シルクの白手袋と包皮が擦れ会い、しゃりしゃりと音を立てる。
「うおっ……!? やべぇ……力加減が絶妙で……」
 ソファに座る男が仰け反ると、他の男達も息を荒げながらシオンを取り囲んだ。無理もない。金髪の美少女メイドが床にひざまづいて、ソファに踏ん反り返る男の肉棒に奉仕しているというシチュエーションだけで興奮するのだ。そしてそのメイドが自分達の憧れの生徒会長だとしたら、正気を保つ方が難しい。
「口も使えよ……頭良くても、こっちの覚えは悪いのか?」


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※文章、画像は全て縮小、切り取り処理をしております。また、修正は意図的に大きくしています。

冬コミを目指して制作していた本が、無事に印刷できる状態になりました。
何かトラブルが起きなければ当日に新刊が出せますので、興味がありましたらよろしくお願いいたします。

_イベント
 コミックマーケット91

_日時
 2016年12月31日(3日目)

_場所
 東京ビックサイト 東ホール タ56b

_新刊タイトル
【Mezzanine】

_内容
 B5サイズ フルカラー28ページ(文章部分9ページおよび奥付1ページはモノクロ)
 イラストは7シーン差分含め13枚(綾3シーン、美樹2シーン、シオン2シーン)
 キャラ紹介1枚(カラー)

_配布価格
 1,000円前後を予定

_注意
 今回の新刊はリョナはほとんど無く、当サークルのオリジナルキャラクターを使った二次創作的な内容になりますので、当サークルのキャラクターやストーリーと直接的な関係はありません
 また、ストレートな性描写が苦手な方はご注意ください。
※名義も二次創作用の「basement」を使用しております。

_サンプル(表紙)
サンプル2


_サンプル(綾)

 神崎綾はふらふらと階段を登ると、屋上に通じるドアのある踊り場に腰を降ろした。太ももに片肘をついて手の平に額を乗せると、肩に触れるか触れないか程度の長さの明るめの茶髪が重力で垂れて手の甲に触れる。
 ドアの前には使われなくなった机や椅子がバリケードの様に乱雑に置かれている。
 屋上は立ち入り禁止のため、わざとそうしているのだろう。
 人が来ることはほとんど無いから、綾は悩み事がある時は決まってここを訪れた。
 はぁ……と綾は長い溜息を吐いた。
 濃紺のダブルのブレザーに包まれた背中が微かに震えている。
「なんで……」綾が自分にしか聞こえない声量で呟いた声は、遠くから流れる部活動の声にすぐにかき消された。自分の髪から微かに香るシャンプーの香り。綾は顔を上げて右手に握りしめている写真を見ると、震える様なため息を吐いた。「……どうしよう」
 今朝、自分の靴箱の中で写真の入った茶封筒を見つけた。茶封筒は所々がヨレて古ぼけており、差出人も宛名も書かれていない。
 中に入っていた数枚の写真には、埠頭の倉庫群に佇む自分の姿が写っていた。
 覚えている。
 四日前の深夜に任務をこなした時のものだ。もちろん写真の中の自分は、いま身につけている母校の制服とは違う、組織から支給された戦闘服を着ている。戦闘服と言ってもショート丈になったセーラー服の様なもので、様々な機能はあるが一見して普通の服に見える。デザインも自由で、セーラー服を着たことが無い自分の憧れもあってこのデザインをリクエストしたものだ。写真は時系列になっていて、自分が大柄な男数人と対峙し、男の攻撃を難なく躱しながら打撃数発で全員をノックアウトする一部始終がはっきりと映っていた。

(明日の二十二時。この格好をして一人で体育倉庫に来い。来なければこの写真を個人情報付きでネットに流す)

 写真の裏には汚い字でそう書かれていた。
 ぐしゃり……と綾は写真を握る。歯を食いしばりすぎて折れそうだ。これは組織の存在が明るみに出る危機だと綾は思った。綾の所属する組織は人類を養分とする生物、「人妖」の発見と処分を目的としている。人妖は見た目は人と全く変わらないため、すでに多くが社会に紛れていると考えられている。一般に知れ渡ったらパニックが避けられないため、人妖や組織の存在は徹底した秘密主義が取られているのだ。もし自分の写真がきっかけで組織の存在が明るみになればと考えるとゾッとする。
「行くしか……ないよね」
 綾は頭を振りながら呟いた。組織の存在を知られるわけにはいかない。おそらく相手は一般人だ。隙を見て対処するしかない……。

 体育館の中は真っ暗だったが、よく見ると壁から一筋の光が漏れていた。壁に埋め込まれるように設計された体育倉庫の灯りが点いている。
 ごくり……と綾の喉が鳴る。
 母校の制服とは違う、短く茶色いプリーツスカートの裾を握ると、革の手袋が泣く様な音を立てて軋んだ。
 時刻は二十二時ちょうど。
 綾がなるべく音を立てないようにノックをすると、中からくぐもった声で「おう、入れ」という声が帰ってきた。思いつめた気持ちで鉄製の重い扉を開ける。
「おぉ……誰にも見られていないだろうなぁ?」
 積み上げられた白いマットの上には、灰色のツナギを着た男が座っていた。胸元に紺色の糸で「野崎」と刺繍されている。歳は四十代そこそこに見えるが、でっぷりと突き出た腹が怠惰な生活を思い起こさせた。
「……野崎……さん」
「まさか本当にその格好で来るとはな……。よくわからんが、止むに止まれぬ事情があるんだろう? それにしても、実際に見ると本当にエロい格好だなぁ」
 語尾を伸ばすしまりの無い声で野崎が言った。よりによってこの男か……と思い、綾は下唇を噛んだ。野崎はこの学校に体育教師として籍を置いているが、素行が悪く現在は授業や担当を受け持ってはいない。たまに用務員の様な雑用をしているところは目にするが、ほとんどは巡回と称して学園内を徘徊しているだけだ。盗撮用のカメラを仕掛けているとか、女子の持ち物を盗んでいるとか、悪い噂には事欠かない。
「いやぁ驚いたぜ神崎……最初は変な趣味でもあるのかと思ったぞ?」野崎が嫌らしい笑みを浮かべたままのっそりと立ち上がると、綾の背後に回り込む様にゆっくりと近づく。耳元に顔を近づけて、匂いを嗅ぐように鼻をすんすんと鳴らした。「まさか神崎がコスプレみてぇなセーラー服着て、ゴロツキ相手に大立ち回りとはな……度肝を抜かれたぜ」
「……写真」
「あぁ?」
「写真……返してくれませんか?」
 綾が背後の野崎を振り返り、出来るだけ低い声で言った。部屋の中を沈黙が包み、耳の奥がきぃんと鳴る。気圧されながらも至近距離で綾の整った顔を見た野崎は泣き笑いの様な曖昧な表情を浮かべていた。ヤニで汚れた歯と黄色い斑点のある白目が目に入り、綾は本能的に顔を逸らした。
「へへ、なんだよずいぶん思いつめてんな……ただならぬ事情ってやつか? 正体がバレるとまずい正義の味方でもしてんのかよ?」
「……言う必要は無いです」
「ふん……ま、俺は別に神崎が何をしていようが興味は無いんだがなぁ……」いきなり野崎の両手が背後から綾の胸を鷲掴みにした。ぐにゅぐにゅと捏ねる様に動かすと、張りのある肌と弾力が野崎の芋虫の様な指を押し返す。「この身体には滅茶苦茶興味があるんだよなぁ。それにこのエロいセーラー服……前から目をつけていたが、この写真を手に入れてからは何回も抜かせてもらったぜ」
「いッ?! や……このッ!」
「暴れんじゃねぇ! 自分の立場わかってんのかぁ? 変な気起こしてみろ。もうクリック一つで拡散する準備は出来てるんだぜ? 何なら今すぐやってやるぞ」
 野崎が画面の割れたスマートフォンを取り出す。どこかのSNSの画面が見えた。
「ぐっ……や、やめ……」
「やめてほしいんだろ? だったらそれなりの態度をしろや……」
「くっ……」
 野崎に背中から抱きかかえられる様な体勢で抵抗していた綾の動きが弱まる。振り返る様にして憎々しげに野崎を睨みつけるが、野崎は意に介さずにべとつく様な笑みを浮かべている。
「へへ……そういや何回もズリネタにはさせてもらったが、お前と実際に話すのはこれが初めてだなぁ。まずは挨拶代わりにキスでもしようや」
 綾の顎に手を当てて顔を動かせないように強引に固定すると、野崎は蛇が獲物に噛み付く様な素早さで綾の唇を吸った。
「んぅっ?! んんんッ!」
「んふふふ……ぢゅる……」
 野崎は左手で綾の胸をこね回しながら、右手で抱え込む様に綾の顔を押さえて唇と舌をねぶる。キスとはとても呼べない様な暴力に綾の目からは自然に涙が溢れた。粘度の高い体液にまみれたナメクジの様な舌の蹂躙は数分間続き、ようやく野崎は何本も糸を引きながら綾の唇を解放した。
「ぶはぁっ……へへ、どうだ? 気持ち良かっただろ?」
「うぁッ……はぁ……はぁ……」
「……何を泣いてるんだ? まさか初めてだったのかぁ? ひひ……気に入ったぜ。抵抗したらわかってるな?」
 ぶちゅっ……と音を立てて、再び野崎が綾の唇を吸う。放心状態で半開きだった口に強引に舌をねじ込まれ、綾は大きく目を見開いた。唇を奪われたと同時に錠剤の様なものが綾の口内に放り込まれたらしく、野崎の舌によって奥まで押し込まれた。一瞬のことに綾は考える間も無く反射的にそれを嚥下する。
「ぷはっ……はぁ……な、何……?」
「へへ……まったく至れり尽くせりだぜ。写真に加えて即効性の催淫剤まで用意してくれるなんてなぁ……今夜は楽しもうや」
「さ、催……淫……? う、うそ……んあぁッ?!」
 野崎が胸を揉みながら綾の首筋に舌を這わせ、右手をスカートの中に入れる。舌が首筋に触れた瞬間、綾の体がビクッと跳ねた。
「ん? なんだブラつけてねぇのか? へへ、満更でもねぇじゃねぇか……高校生だったら、これから自分が何をされるかわかるだろ? なぁ、神崎?」
 下水が泡立つような声で野崎が言った。ぞくりと綾の背中に鳥肌が立つ。だが、同時に血液が沸騰する様なゾクゾクとした感覚が太ももの辺りから湧き上がってきた。先ほど飲まされた催淫剤がもう効いてきたのだろうか。嫌だ。こんな男に体を触られて、反応するわけにはいかない。綾は必死に歯を食いしばって湧き上がる感覚に耐えた。
「や……やだ……お願い……」
「へへ……ま、初日だからな。今日は軽めのやつで勘弁してやるよ。そうだな……フェラチオで勘弁してやる。フェラは知ってるか? お前が俺のチンポを舐めたり、しゃぶったりして俺を気持ちよくさせるんだ。俺が満足できたら、今日だけは写真をばら撒くのを勘弁してやるよ」
「そ、そんなこと……できるわけ……」
「俺は別にどっちでもいいんだぜ? どうしてもってお願いするんなら、考えてやるって話だ……」
 野崎はスカートに手を入れて、焦らすように綾の太ももの内側を撫でさすりながら耳元で囁く。綾はふるふると首をふると、俯きながら目をぎゅっと閉じた。下腹部から湧き上がる感覚は既にドクドクと脈打つようになっており、全身が汗ばんでくる。まりの屈辱感に涙が溢れ、綾の視界がぼやける。おそらく野崎は勝ち誇った様な笑みを浮かべているだろう。
「う……す、すればいいんでしょ……この変態……」
「ひひ……なんとでも言えよ。俺も教師だからな、俺好みに奉仕できるように指導してやる」
 野崎はすごい勢いでツナギと下着を脱ぐと、弛みきった身体を晒してマットに仰向けに寝転んだ。綾は喉の奥でぐっと悲鳴を飲み込む。想像していたよりもかなり太い男根が、野崎の股間から天井に向かって隆起している。先端から溢れた先走りが蛍光灯の光を反射してぬらぬらと光り、まるで別の生物が野崎の股間を食い破って出てきた様に思えた。経験が無い自分にこんなものを挿れられたらと考えると、背中に冷たい汗が流れた。なんとか口だけで満足してもらわなければ……最悪の事態だけは避けなければならない。
「うぷっ……はぁ……んっ……んぐっ……んっ……」
「へへ……おっ……おおっ、神崎が……俺のを……ッ!」
 綾は憎々しげに野崎を睨みつけると、野崎の足の間に跪く様にして股間に顔を埋めた。嗅いだことの無いような臭いにむせそうになりながら、野崎の男根を咥える。強がってはみたもののどうしていいのかわからず、男根の先端を舌でちろちろとくすぐった。予想外の動きだったのか、野崎の身体がびくりと跳ねた。
「ぐうっ?! へへ……いきなり尿道責めとはな、お前才能あるぜ? よし、まずは舌で円を描く様に舐めまわしてみろ。ひひ……太くて大変だとは思うがな」
「んぐっ……ん……んぅっ……んっ……んふっ……」綾は難儀しながら舌を動かし、ゆっくりと舌を動かして言われた通り亀頭を舐め回した。指示通りに出来ているのかのかわからず、綾は上目遣いで野崎を見る。野崎もこちらを凝視しており、目が合った。位置的に野崎に見下されているようで情けない気持ちになったが、少なくとも痛がっている様子は無い。不本意だが早めに満足させて、一刻も早くこの行為を終わらせたかった。
「ぐぅっ……おおぉ……いいぜ。口の中に唾が溜まってるだろ? 俺に聞こえるように音を立てて飲み込め」
「ん……ごきゅ……ごくっ……ん、んふぅっ」
 男根の臭いが鼻に抜け、綾は溜息を漏らした。催淫剤の効果なのか、嫌悪感が徐々に薄れてくる。頭に霧がかかるようにぼうっとしてきた。まるで男根の熱が口内を通じて、脳を徐々に溶かしているみたいだ。
「いいぜ……次は上下運動だ。唇を窄めて、竿全体をしごく様に動いてみろ」
「んぅっ……んっ……んっ……んぐっ……」
「もっと唇を締めろ。さっきみたいにこっちを見ながらしゃぶれ。上目遣いでな」
「んふぅっ……んぅっ……んっ……」
「もっと奥まで咥えろ。チッ、仕方ねぇ……手伝ってやるよ」
 不意に綾の頭を撫でる様に野崎の手が添えられる。綾が不思議に思って野崎をちらりと見た瞬間、強引に頭を野崎の体に引き寄せられた。喉奥まで男根を突き込まれ、予想外の出来事に綾の目が大きく見開かれる。
「ぐぼぉッ?! ごっ! ぐぅッ! おおッ!」
「へへへ……これがイラマチオってやつだ。男が主導権を握って、女の口をオナホールにするやり方さ。お前をズリネタにする時は毎回させてもらったぜ……」野崎は綾の頭を両手で押さえたまま、自分の腹に綾の鼻を打ち付けるようにして揺り動かした。綾は呼吸もままならず、必死に野崎の太ももの付け根を押さえて少しでも抽送が浅くなるように抵抗する。涙を流しながら苦しそうな表情を浮かべる綾を見下すと、ゾクゾクとした征服感が野崎の背中を駆け上がった。「おおぉ……へへ、オナニーの鉄板ネタだからな……もう出ちまいそうだ。男がこの後どうなるか知ってんだろ? じっくり味わってから飲めよ?」
「んぅ? ん、んうぅッ?! んんんッ!」
 一瞬遅れて野崎の言葉の意味を理解し、綾が必死に首をふる。男の性的快感が高まると射精することは知識として知ってはいたが、まさかこのまま自分の口の中に出されるなんて聞いていない。精液自体もどんなものかよく分からないのに、ましてや「味わってから飲む」なんて出来るわけがない。百歩譲って将来できるかもしれない恋人の出したものならともかく、相手は嫌悪感すら抱いている野崎だ。その野崎の精液を……。
 綾は野崎の腹を押して必死に男根を引き抜こうとするが、体制的に頭をがっしりと押さえられて抜くことが出来ず、むしろそれが上下運動となって野崎の射精感を高める助けになっていた。野崎の腰がビクビクと痙攣し始める。
「うおぉぉッ! 出るッ! 神崎に……おほッ!? おおおッ!」
「んぅッ! んんんッ! んぅっ……ゔッ?! んぶぅッ?! んんんんんッ!!」
 男根がブルッと震えると、口の中で水道の蛇口を開けられた様に、野崎の男根から大量の粘液が綾の口内にぶちまけられた。射精の勢いと熱さに驚いて綾は大きく目を見開く。綾がパニックになって思考が飛んでいる間にも、ゴムのポンプから断続的に押し出される様に射精は続き、口の端からドボドボと溢れた。
「飲め! こぼしてんじゃねぇぞ。お前が出させたんだからな……責任持ってありがたく受け止めろ」
「んっ……んあぁ……うぅぅッ」
 ここまでしたのに、満足してもらえずに写真をばら撒かれたらたまらない。あまりのことに綾は涙を流しながら、しがみ付く様にして必死に野崎の男根を咥え続けた。まさか射精がこんなにも暴力的なものだったなんて……そしてその射精自体が自分のフェラチオによってもたらされた結果だなんてと考えると、無性に切なさと虚しさが湧き上がってきた。だが、同時に下腹部のあたりが熱を持っているのも感じる。女性としての本能が催淫剤で増幅させられっているのかもしれない。精液の熱が。脳に。
「ぐぅぅっ……よし……そのまま口の中に溜めてろ」ちゅぽん……と音を立てて野崎の男根が綾の口から抜かれる。綾は鈍った思考のまま、風船のように膨らんだ頬に精液を溜めて涙目で野崎を見た。「へへ……エロいな。そのままじっくり味わえ。舌で転がすようにして味わったら、口をゆすぐみてぇにグチュグチュしてみろ」
「んうっ……んっ……んっ……うぷっ……んぐっ」
「ひひひ……すげぇ征服感だぜ。どうだ? わざわざお前のために出してやった精液の味は?」
「うぷっ……んぶぅっ」
 綾が泣きそうな顔をして首を横に振る。
「へへ……そうか、そんなに美味いか。そろそろ飲んでもいいぞ」
「んっ……ごきゅッ……ごくッ……ごく……ぷはぁッ! はぁ……おぇっ……はぁ……はぁ……」
 仰向けに寝そべった野崎に土下座をする様な体勢で、綾はマットに両手を着いたまま肩で息をした。嘔吐感を必死に堪えているのだろう、額には脂汗で前髪が貼り付き、思いつめた様な表情をしている。射精したばかりの野崎は、一度引きかけた情欲が睾丸のあたりから再び湧き上がってくるのを感じた。


サンプル1


※文章、画像は全て縮小、切り取り処理をしております。また、修正は意図的に大きくしています。

冬コミに当選しました。
今まで依頼を受けたサークルさんの手伝い等で参加したことはあるのですが、自サークルでは初となります。
コミケ独自のスケジュールでいつも以上に〆切が恐ろしいですが、なんとか落とさないように鋭意製作中です。
内容は相変わらずオリキャラ中心ですが、今回はリョナや腹パンシーンがほとんど無い18禁描写が中心のため、直接的な表現が苦手の方はご注意ください。
※内容的にもセルフ二次創作のような扱いになります。オリジナルのストーリーとは関係ありません。

今回は簡単なご連絡のみとなりますが、詳細やサンプルが出来次第こちらで告知しますので、よろしくお願い致します。

日時:12月31日(3日目)
場所:東京ビックサイト 東ホール タ56b

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