夜の学校というものは、普段自分が通い慣れているものとは思えないほど雰囲気が変わるものだ。何か邪悪な瘴気のようなものが校舎中を取り巻き、ひとたび校舎内に足を踏み入れれば、どこか別の世界へ連れ去られてしまう錯覚にとらわれる。その雰囲気は、たとえアンチレジストの戦闘員である綾とはいえ、本能的に足をすくませるものがあった。

「オペレータへ、応答願います・・・・・・ん?」

 しかし、イヤホンから聞こえてきた音は、いつもの事務的なオペレーターの声ではなく、ホワイトノイズのみであった。綾はイヤホン式通信機を再起動させたり、果てはぶんぶん振ったりしたものの、一向にホワイトノイズは止まず、オペレーターの声が聞こえることはなかった。

「おっかしーなー。今まで故障なんてしたこと無いのに。そういえばグラウンドの中に入ったときから調子が悪くなったような・・・。どうやら人妖はこの中にいると思って間違いなさそうね」

 綾はふぅっと息を吐き出すと、イヤホン式通信機をセーラー服のポケットに突っ込み、代わりにキーピックでを取り出し正門の鍵を開け始める。ある程度の知識があれば、たいていのアナログの鍵は開けられる。しかも見た目が頑丈なほど簡単に。ものの3分もかからないうちに、ガチャリと音がして正門の鍵が外れた。
 人気の無い校舎の中は、青白い月明かりと頼りない非常灯がポツポツとついているだけだが、案外明るかった。

「これなら懐中電灯はいらないな。初めての実戦だけど、人妖だろうが何だろうが叩きのめしてやるわ!」

綾は革製の手袋を締めなおすと、体育館の方へ向かって走り出した。


・・・・・・・・・。


「んっ・・・んむっ・・・はぁ、すごい・・・こんなになってる・・・」

 ぴちゃぴちゃと淫らな音が部屋の中に響く。豪華な調度品に囲まれた革張りの椅子に座る男性と、その足の間に跪き一心不乱に男性の肉棒に奉仕を続けているセーラー服の女子学生。

「んっ、んっ、んっ、んっ、んっ・・・ごくっ・・・ごくっ・・・。んふぅう・・・」

口の中にたまった唾液を音を立てて飲み干し、上目使いで男性を見つめる。

「くっくっく・・・ずいぶん積極的になりましたね友香ちゃん。ろくに教えてもいないのにどんどんフェラチオが上手くなっていますよ」

男が頭を優しく撫でると、友香はうっとりと満足げな視線を向け、口を肉棒から外した。

「ぷはっ!・・・だ、だって、先生のこれ・・・素敵すぎて・・・逞しくて、放したくないんです・・・はぁぁ・・・」

熱に浮かされたように肉棒に頬ずりすると、それを再び深くくわえ込んだ。

「んむぅぅぅ・・・。んくっ、んくっ、んくぅぅぅ・・・」

頷くように頭を動かし、下あご全体で肉棒を擦る。一気に男性の顔から余裕が無くなり、サディスティックな表情が浮かぶ。

「くぅぅぅぅ!こ、これは・・・。ぐぅぅ・・・そこまでするのなら、遠慮無く一気にぶちまけてあげましょうか」

 男は友香の頭を左手でつかむと、喉までくわえ込まれていた肉棒を口元まで引き抜き、友香の舌先に肉棒の先端を付け一気に放出した。

「ほら、ご褒美に舌全体で私を味わわせてあげますよ!ぐっ!イくぞ!」

どびゅっ!!ぶびゅるるるるぅっ!!ぶしゅぅぅぅぅ!!

「んむうっ!?んんんんんんん!!!!」 

 突然の大量放出に友香は初めは本能的に抵抗するそぶりを見せたが、すぐに表情は恍惚としたものに変わり、愛おしそうに放出されたものを飲み下していった。

「ごきゅっ・・・ごきゅっ・・・んふぅぅぅ・・・・ごくっ・・・ごくっ・・・」

「はぁ・・・はぁ・・・アンチレジストの戦闘員ですらここまで堕とせるとは、人間全体を我らに魅入らせられるのも時間の問題かもしれませんね。さて、丁度あなたのお友達も来たようですし、遊んできましょうか・・・」

男性の液体を飲み干すことに夢中な友香には、男の声は届いていなかった。